そういうこともあるよね
想いを綴るということは、悲喜交々の人の世において、快不快のどちらの動機からもあり得ることである。俺はこの文章を日々の不快を解消せんとして綴っているのであるが、三大欲求が己の身を蝕み始めている今日この頃、三大欲求とは、人間が獣である証に他ならないと思い始めた。机に肘をつき、拳で重い頭を支えて、まるで理知的な人間かのように振る舞うものの、その実、欲望渦巻く脳漿に浸されたプールのような頭では、人間的な活動を営むこともままならない。
ふと、頭の中に景色が浮かび上がる。
そこは、皆が