本日の読書と台風情報
「ハヤブサ消防団」池井戸潤
※未読の方は以下は読まないでください
書店で平積みされたものを発売当日に購入。
購入の際に「面白さが約束されている」みたいなことを投稿したのだが.....
いやぁ、池井戸さん、筆力が落ちましたかね。
最盛期の作品群の面白さが10だとすると、今作は5〜6程度に思えた。
東京暮らしのミステリー作家が、亡父の遺した中部地方の
山村地に越してきて、地元の消防団に誘われて入団。
次々と起こる放火と思われる火災、そしてソーラーパネルの
怪しい営業マンに、いわくつきの宗教団体。
こうして書き出してみると、面白い要素は詰まっているのだが、
中盤から中だるみするというか、とにかく長い。
そして、風呂敷を広げすぎな感があって、気軽に読めない。
結局、最後の最後になって、20頁を残し、読むのをやめた。
Amazonの評価は概ね良いので、僕の読解力とか、そっちに
問題があるのかもしれないが、購入後に何店舗かで見かけた
この本の在庫量に出版社の強気を感じ、昨今、出版不況のせいで
文庫本の帯などに大仰な宣伝文句を載せることも含め、
正直、文學界(とでも言えばいいのか)のレベルが落ちたなというのは
偽わざる思いだ。
台風が接近しており、九州各地からの書き込みをSNSや5chで見るが、
大分県西部の当地は今のところ、雨のみで、台風が接近してる
感じがない。
ただ、朝から体がだるく、結果、上記した読書を終えることが出来た訳で、
ダルさの原因は、やはり台風の接近なのかもしれない。
今の当地の気圧。
徐々に下がってきている。
とにかく、今夜から明日が「正念場」なので、油断せずに
過ごそうと思う。