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ワリエワのコーチは本当に“悪”なのか

神奈川県大和市の看護助手が次男を殺害したとして逮捕されました。
この家ではこれまでに3人(次男を入れれば4人)の子が
不審死をしているそうで、その関連も捜査されるでしょう。
このニュースでは、なぜ、児童保護施設が保護出来なかったのか等々、
これまでにも何度もあった問題が焦点になっています。
あくまで児童相談所の“言い分”ですが、一時保護している時、
次男は「家に帰りたい」と何度も話してたそうです。
それに、いつも虐待があった訳ではなく、普段は「仲のいい家族」にも
周囲から映っており、その点も、今回の瑕疵に繋がった気がします。

子どもは、大抵の場合、親を擁護しようとします。
ママやパパは悪くない、言うことを聞かない僕が悪いんだ。
そして、最後の最後まで親のことを好きでいようとします。
心が塞がれる気分です。
僕は親には何らかの精神疾患や払拭できないトラウマ(己の虐待の記憶)が
あるからこそ、「負の連鎖」として、こういうことが起こるのだと
思ってますが、根底から解決する方法はないのでしょうか。

で、タイトルに戻りますが、フィギアロシア代表のワリエワ選手が
一部で鉄の女と表現されているエテリコーチに感謝を伝えるSNSを
発信したことで話題になっています。
いわく、これからもコーチの為にスケートをします。
ここで、上に書いた子が親を「恨まない」ことをどうしても
思い起こしてしまいます。
フィギア(に限らず)のコーチと選手の関係とは一体どんなものでしょう。
これが男のコーチであれば、僕など下品な人間はすぐに
性虐待などを想起してしまうし、これまでにも数多くあったことです。
例えば以下の記事などです。

これなど氷山の一角だと思います。
フィギアに限らず、体操やバレエ、その他多くの競技で同様の
ことが行われ、闇から闇に葬られています。
考えてもみてください。
カトリック教会でも、性虐待(特に男児に対し)は横行してるのです。
神の使いであるべき聖職者がこうなのだから、推して知るべしですよね。
で、そういう悪行の巣窟のトップにいるのが、バッハ会長であり、
そのバッハがエテリコーチの行いに対し、「一見すると、冷ややかな対応が
あった。彼女を慰めたり、助けようとする行動ではなく、冷ややかな雰囲気
を感じた。ボディーランゲージも彼女を拒絶するようだった。こんなにも
冷たい態度を取れるのかと考えた」と批判してるのだから噴飯ものです。

話に脈略がなくなりますが、ワリエワの演技後のエテリコーチの叱責
(「何で気を緩めちゃったの?何で戦うのをやめたの?説明して。アクセルの後くらいから全然集中できてなかった」)は
指導者として、僕は当然の叱責だろうと思います。
今回はドーピングの問題があったので、余計に悪くとられてますが、
特段に酷い対応とか暴言だとは思えません。

というのも、エテリコーチは女性なので、上記したような
“虐待”はないだろうという希望的観測の上での僕の擁護なのですが。

今回の五輪でも多くの感動をもらいました。
その感動の裏側で、実は魑魅魍魎たちが跋扈しているかと思うと
やるせない気がします。

今日の九州は冷たい風が吹いてます。
そんな中、午前の仕事を終え帰宅。
娘と“孫”が出迎えてくれました(・∀・)
あ〜幸せだなと思う一方で、最初に書いた次男さんのことや
虐待のことを考えると、またドーンと気分が沈んでくるのでした。

皆さん、今日もよい一日を。

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