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”受け入れる”と”受け流す”

カウンセラーとして、母親として

2016年にキャリアトランプの資格を取り、それから独学で心理学や傾聴スキルを学び、友人を含め時々カウンセリングをする中で、ずっと思っていたコトがあります。

「身内(自分の生活に直接関わって来る人)にカウンセリングをするのは、かなり難しい」

そりゃそうです。
カウンセリングは出来る限り相手に寄り添って、
「クライエントが、どう思っているのか。
今、何を感じているのか。
そして、どうしたいのか。」

を徹底的に聴いていきます。

自分(カウンセラー)の主観ではなく、クライエントが中心にならないといけません。
あくまで、主語は”クライエント”です。

ところが、クライエントが自分に近い存在であればある程、どうしても
『私(カウンセラー)の主観』
が、影響します。

それが親子や夫婦となると、相手が選択する道に自分自身も巻き込まれるコトになるのですから、まぁ当然と言えば当然です。

どうしても
「こうした方が良いよ」
「そっちには行かないで」

と、言いたくなってしまいますし、言わないように気を付けていても、無意識に誘導してしまうコトだってあります。

私がこの気持ちを特に強く意識しだしたのは、娘の不登校が悪化してからです。


『私(カウンセラー)の主観』(私は”邪念”と呼んでいます)
が影響する場合、自分でカウンセリングは行わず、別のカウンセラーさんへ託した方が良いコトは分かっています。

ですが、不登校の兆候が表れてから丸2年

当初は仕事も忙しく、ある程度割り切った親子関係だった私たちですが、この1年弱でその関係性はかなり変化しました。

仕事中心で、家事は”やるべきコト”を中心にこなす。
子ども達も自立して、ある程度”自分のコトは自分でしてもらう”関係性。

退職

娘の症状悪化

それを見て
「真剣に向き合おう」
と、決めてから現在。。。

今では”母親”であり、”カウンセラー”であり、パパと弟(私にとっては主人と息子)と娘の間に入って、”調整する役割”まで担っているような感じになっています。
娘は、今まで甘えられなかった分を取り戻すかのように、私を頼っているのが分かります。

つい先日(病院のカウンセリング帰り)に
「私のカウンセラーは、ママだけでいいわ」
と、言われました。

娘としては何気なく言った一言だと思いますが、私にとってはかなりパンチのある一言でした。

(娘の状態について書いている、【不登校について】マガジンは、コチラ↓)

私の向き合い方

「今の状況は、ちょっとマズいなぁ~」
と思いつつ、お互い依存関係にならないよう、それから私が自分自身への防御策として意識している態度が、タイトルにもなっている
『”受け入れる”と”受け流す”』

娘の
「○○したくない」
「○○したい」
etc.は、基本的に受け入れる

「あなたのしたいように、してみたらいいよ」
というスタンス。

一方
「ツライ」
「しんどい」
「死にたい」
や、自傷行為etc.は、受け流す

「そうだね、ツラいね」
「うんうん」
と、話を聴きながら客観視する。

また、イライラしていたり、言葉が攻撃的(暴力はありません)な時は、干渉せずにほおっておくといった感じです。

その時の私は、以前【ココロちゃんとシコウちゃん】という記事で書いた、『シコウちゃん』の立ち位置で見る感覚と、似ています。
(一般的には”メタ認知”と呼ばれている状態のようです。)

しっかり受け止めて共感するコトも大事ですが、こちらが取り乱したり動揺するコトのないように、ある程度受け流すくらいの器用さも必要だと感じる今日この頃。

この2つのバランスが、とても大事なんだと思います。

自分自身の立ち位置を、考えながら進む日々...
私もまだまだ、模索中です。


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