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知らないとやばい!?これからの時代で代謝候補になる人の3つの特徴とは!?

ビジネスパーソンはアップデートできるのか!?

TVのCM、WEB広告、WEBアンケートなどで最近よくいろいろな転職サイトや人材紹介会社のものを目にすることが多くなってきた。

いい大学に入って、いい会社に入って、一生安泰という時代から、徐々に転職をする人が当たり前になり、今では新卒からの生え抜き組が33%前後であるのに対し、転職を経験している人が66%前後になっている。

3人1組になっていたら1人は生え抜き、2人は転職組ということになっている。

転職する年代によって全く意味合いが違うことについては、誰も教えてくれない。

キャリアについて、20代はバラエティーに富んだ経験をすること、30代になるとスペシャリティを身に着けて、40代になるとオリジナリティを出して、50代になるとパーソナリティを出して、キャリアを熟成するのが一般的になりつつある。

ジョブ型に移行をすることによって人材の流動化を促したいと考えている永田町の先生方ですが、ビジネスパーソンがアップデートできないと意味がないということに気づいていない。

環境を無理やり変えようとしても、変化が起こすまでには時間がかかり、大きなうねりになるまで、数年から数十年かかるということに気づいてほしい。

ましてや、急なルール変更をしようとしたところで、企業側が足並みをそろえることはもちろんですが、素のルールからはみ出してしまった人たちへのセーフティーネットも同時に作らないといけない。

敗戦後から高度経済成長期のように、民官が一緒になって大きな目標に一致団結をして進むことができれば、日本は復活ができるかもしれませんが、今のところはどんどん沈没をしていくことは間違いありません。

日本の転職市場の構造とは!?

人材ビジネスや企業人事として気づいたことは、転職回数が全くない人、転職回数が数回の人、転職回数が5回以上の人という3つの大枠がある。

この中で転職回数が数回の人が、幸福度が高くなっており、ビジネスパーソンは35歳で一度死ぬというのは、未だに残っている。

全く転職経験がなく、35歳以上になってしまうと採用リスクが高いと判断されて敬遠される存在になってしまう。

転職回数が20代で1回、35歳までに1回というのが理想的であり、1社3年以上の在籍が必要となり、仕事に対する幸福度が高くなっている傾向が強い。

転職回数が5回以上になると、定着することがない、堪え性がないと判断をされるケースも多く、敬遠される。

企業の考え方が時代によって変わってきて、転職回数は関係ないという人もいらっしゃいますが、未だに企業の採用時は実績より、転職回数が9割を占めているから不思議である。

また、年収についても35歳の壁が存在している。
35歳までの転職の場合は、転職前と転職後の年収はほぼ同数で年収が上がる人もいれば、年収が下がる人もいる。

これは外的要因とされる会社の規模や職種などによって、変わるものであり、基本的には低賃金で長時間労働ができる若手を採用して、全体の人件費を抑えたいという意向が見え隠れする。

35歳以上になると企業規模や成長産業など外的要因があるのに対して、採用に関してのハードルが専門性を求めるため、前職の年収を超えるケースが約40%ある。

約25%が前職年収割れとなり、残りの35%前後が前職と同じぐらいの水準であるというのが特徴である。

新規事業で増員をする会社が増えていることや役職者の退職に伴う補充のケースが多くあり、前職年収前後で着地をすることが多い。

日本の転職市場のイメージとしては、3段飛びのホップ、ステップ、ジャンプのイメージで、2回目の転職で高水準の企業へ転職をすることが目的となっている。

採用でよく使われる常套句である、「あなたのがんばり次第で年収も地位も得ることができる」といわれますが、新卒は年次縛りがあるといわれており、中途に対しては実力評価という2枚舌だったということになる。

20代はバラエティーにとんだ経験をする時期

大学を卒業して新卒入社をした会社に一生いるわけではない。
最近の新卒採用をしていると、経験を積んで違う会社で才能を咲かせたいと考えている学生が多い。

しかし、企業は新卒採用で補填をすることも多く、忠誠心を求める傾向があり、退職相談をした際に裏切り者という言葉がでてくる。

新卒ガチャという言葉がありますが、あなたは一生自分と気の合う人たちだけで仕事をしていくのでしょうか?という質問をしたくなる。

人はいろいろな人がいるわけですし、仕事をしていくうえで、自分の気の合う人たちとだけでできるとは限らないからです。

クライアント先、営業先で取引があったとしたら、自分と気が合わなかったとしても一緒に仕事をしなければならない。

意外と仕事をしてみると、色眼鏡で見ていたり、ちょっと違う角度で見ることができれば、すごくいい経験になっていく。

20代のうちはどんどん失敗しても、挽回するチャンスがあるから、どんどん挑戦して、いろいろな原体験を通して、30代以降のキャリアに活かしてほしい。

30代の安定志向が人材の流動化を防いでいる

30代になるとライフイベントが発生する確率が多く、安定志向に変化をしていくことが多い。

いろいろなスキルを身に着けて、会社に貢献していることがわかると管理職になる人もいれば、幹部候補になる人もいる。

日本の転職市場の傾向として、ビジネスパーソンは35歳で一度死ぬともいわれているように、転職市場の9割は35歳以下の転職者で占められている。

35歳以上になると管理職のポストが少ないことや、子会社、関連会社への出向などもあるので、限られた椅子を争う形になっていく。

団塊の世代が大量退職があり、不景気による採用停止などがあったため、現在では人手不足が続いている。

そのため、35歳以上での採用枠も増えてきてはいますが、ハードルが高いため、時間がかかる傾向があります。

30代になると知ったかぶりをする人、実績を盛る人などターゲットにならない人が多く、WEBレジュメや職務経歴書を見てもわかりません。

また、海千山千の歴戦の猛者どもが応募してくるので、人事、現場、役員の3次面接まで進むこともあり、カジュアル面談を含めても1か月から2カ月の長丁場になる。

同時に数人いらっしゃれば比較検討をすることができるのですが、比較検討ができないときは、さらに応募があるまで引っ張る可能性もあるので、長期化します。

選考途中にもかかわらず、予算がなくなってしまったり、要件定義が変わってしまったなどという理由をつけて断るケースも増えています。

多くのビジネスパーソンの頭の中には、35歳を過ぎたら転職をしづらい環境があるので、出世レースから除外されてもぶら下がる社員が増えているのかもしれません。

40代は一番危ない時期

45歳定年制が世間をざわつかせましたが、実はこのシステムについてはこれから導入される可能性が増えており、いきなり戦力外通告をされることもあるかもしれません。

20代では転職を繰り返しながら、給与のいい会社、ポジションを狙っていくのが主流になり、30代ではその会社に必要なスキルを身に着ける。
40代以降定年までは、リストラの対象にならないようにそこそこの力で会社にぶら下がる。

これからの景気次第で、早期退職制度を使う会社があったり、セカンドキャリア研修ということを隠れ蓑にして、リストラを行う会社が増えてくるでしょう。

山一証券や北海道拓殖銀行のように、倒産する可能性のない会社が一気に倒産していくことがあるかもしれません。

あなたの看板で仕事ができるように、会社をうまく利用する時代になっている。

一番危険なのが転職未経験者

バブル経済崩壊をしたときには、不良債権処理、余剰人員、余剰在庫の圧縮ということでリストラが行われました。
この時には50歳以上が対象になることが多く、定年退職を目前にした社員を早期退職制度を利用して、退職金を上乗せしてでも、追い出すことに必死だった。

リーマンショックのときには、不動産業界、金融業界、外資系企業など一部の業界を中心に、産業界、経済界全体に波及をしてきたことがある。

この2つのショックの際に、大手企業が紹介会社をつくり、アウトプレースメントとして、いろいろな人材会社へ紹介をしていた時代である。
輩出会社から、紹介先からの利益の総どりを狙っていたが、意外に収益率が低いことからすぐに撤退する企業が増えたのも事実である。

一番市場価値がないのは、35歳以上で転職未経験の方々である。
転職耐性があるのかどうか、職務能力があるのかどうか、キャリアアップの機会があるのかどうかという点で、なかなか転職先が決まらないことも多く、長期化してしまい、失業保険や貯金を切り崩しながら、転職活動を続けている人を多く見てきた。

転職をしたことがないということはこれからの時代は、自分の市場価値を下げることになる。

自分の能力、耐性、環境適応能力が証明されることができないので、高い買い物をするのであれば、若手の採用をして育てた方が早いという結論になってしまうものである。

転職ブルーをどう乗り切るか

転職をした方でしたら、心当たりがあると思いますが、転職をした直後というのはすごく不安であり、転職ブルーになる時期があります。

前の会社とやり方も違いますし、アシスタントがいる、いない、電子申請すれば勝手に承認をしてくれたのに、紙に印刷してハンコをもらうために、根回しをしたりなどと、新しい環境に迷ってしまうこともあり、慣れるまでいろいろと質問をしたりしながら覚えていくことになります。

備品も自分で調達するのか、会社で調達するのかなど、細かいことで気を遣うことがあり、最初の3か月というのは、どんな行動をしなければならないのか、わからないまま、余計な気を使いながら仕事をすることになります。

大手企業から転職経験のない人の場合、あって当たり前だったことがない状況になりストレスに感じることも多くありますが、環境適応能力がないと乗り切れず、チーム内でも孤立をしてしまうことになるので、試用期間での雇止めになるケースをたくさん見てきました。

転職ブルーは環境適応能力があれば乗り越えられるのと、本人の覚悟が必要になる。
チャレンジする力があり、プライドと成功体験をゴミ箱へ捨てられたら、あなたの才能はどんどん開花していくでしょう。


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