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知らないとヤバい⁉人材紹介会社をうまく利用して転職する4つのポイント

Agentのプロがいない

人事をしていて思うことの一つなんですけど、Agentという仕事を間違えている人が多い。
理由は拝金主義、数値主義が起こした副作用である。

以前にもいっているが、レイヤーで景色が違うから。
経営者は2〜3年見越して採用、会社の運営を考える。
マネージャーは予算とにらめっこをしながら、採用を考える。
現場は仕事が増える一方で疲弊しそうになるので、採用をする。
ココには採用基準はないといっても過言ではない。
同じ景色を見ているわけではないので、統一化した採用基準がそこにあるとは言えない。

トップアプローチをする人が少なくなってきたのも時代のせいなのか?
トップアプローチとしてのメリットは、頂上付近の景色を見ることができるので、人選をする際にいろいろな情報を基に多角的に推薦をすることができる。
そうすると書類選考率、面接設定率が上がることになり、内定も確率が高くなる。

デメリットは捕まりづらいということになる。
電話についてもそう簡単には取り次いでもらえないし、つながったとしても、トーク力がなければ、相手にしてくれない。

ハイリスク、ハイリターンであるから手を付けないAgentがほとんど。
戦略的に人脈を作ることで簡単にできる方法であるにもかかわらず、採用担当者に情報を取りに行くAgentがほとんど。

なんちゃってAgentが9割の理由は2つ

1つ目の理由は若手を大量採用して、大量離職をするAgentが多いということ。
採用担当者としても若手の営業はちょっと面倒臭いことが多い。
自分の裁量を持っていないため、何かと社内で調整をして回答をする。
そうすると、社内で協議をしたのですが、受け入れてもらえませんでしたという回答。
柔軟性がないというか、決定権者も固い頭の人が多い。

2つ目の理由はAgent業界でプロとして腹を括って覚悟をしている人がいない。
年間1億円を売り上げていたAgentから直接聞いた話であるが、
「転職の時だけ活用をするのがAgentじゃないんですよ。メンターにもなるし、時には師匠としてアドバイスをすることもあるんです。」
経営者だけではなく、紹介をする候補者についても大切にするという人から聞いた話。

最近のAgentはスピード、生産性という言葉があるように、雑になりはじめているのが、日本のAgent業界。
自分の売上になるのであれば、候補者が納得しなくても押しこむAgentも増えた。
人事としては早期に自主退職をされると困るものである。

教育研修費用を含めれば、マイナスになることも多くあるし、再度募集をすることによって、費用がかさんだり、手間がかかることが多い。
こういうAgentは淘汰されていく時代になるだろう。

ラインキングが恐怖になることも…

最近では何でもランキングして、ネットのページが上がっていたりする。
悪いことではないが、それを指針として信用してしまうとちょっと違う。
転職をするための手段としては有効的かもしれませんが、Agentのプロを見極める指針には程遠くなるわけです。

先程も言いましたけど、転職だけのために使うAgentは手段としてのAgentなので、そのランキングを一つの指針としてやることもいいと思います。
プロのAgentを探しているのであれば、いろいろな会社に出向くことをオススメします。

キャリアコンサルタントも多数いますし千差万別ですから、会ってみないとわからない。
年齢を重ねているからといって優秀なキャリアコンサルタントとは限りませんし、
若手だからといって頼りないキャリアコンサルタントとは限りません。

何でも相談をできそうだな。今回の転職だけではなく、また転職をする際に使いたいなッて思うAgentはほとんどいない。
自分の考え、パーソナリティーをしっかりと理解してくれて、キャリアを描く方法を一緒に考えてくれる。

自分のことを理解してくれるAgentを選択しよう

上から目線でモノをいうAgentはあてになりません。
自分の経験とスキルを武器に候補者を査定しています。
査定した結果推薦するに足りないという場合については、お断りをする。

それはWEBレジュメで第一回目も選択になる。
第二回目の選択は面談の席である。
ここで一時間程度の面談ですべてをわかることはない。

面接と一緒であり、レジュメに書かれていることを確認して、推薦状に書ける内容を確認するだけですから。
その後は推薦する企業について話をするだけ。

こういうAgentは20代で卒業して欲しい。
30代以降については、キャリアがモノをいう部分もあり、戦略的にやらなければならない。
よりパーソナリティ、スキル、キャリアをわかってもらうためには、
それなりに何度も打ち合わせをすることが多い。

これからのAgentは他社との差別化をするのであれば、トップアプローチと候補者に寄り添う精神が必要なのではないだろうか。

個人差が大きく、期待してはいけない

最近特に感じていることですが、転職エージェントが自分のキャリアに悩む問題、根深いことが分かりました。

転職エージェントのスキルは人それぞれで、会社によっても多種多様。
何を大切に生きているかによって、身に着けるべきスキルも違うなと。
価値観が色濃く出る仕事 。

転職エージェント経験者が人事へキャリアチェンジをしようとすると、知識はあるけど経験がないということで、戦い方が厳しくなることは市場に出てみてからわかることがよくあります。

9割の転職エージェントは、クライアントから言われたことをそのままやっているだけ。

言いかえると、自社のことしか見ておらず、売上を上げるためには、相手が希望しているものを納期までに納品をしなければならないと考えている。

こういう経験がないとダメ、こういう人がいいと言うように、恋愛や結婚に例えるならば、3高という言葉が流行語になりましたが、年収1000万円以上、身長180センチ以上、早慶上智卒以上じゃないとダメといっているようなもの。

転職市場に出てくる確率はドラクエでいうとはぐれメタルと戦って、倒して高い経験値を手に入れることができるかどうかという割合。

本当に数%しかいない人ですから、各社で争奪戦となることが見えており、転職エージェントの印象1つで内定承諾、入社ということにつながるからだ。

スピード感、相性、フォローなど総合的に判断をされることになる。
そこで他社の情報を聞き出せているかどうか、情報戦を制することが求められるわけですが、その前提として関係値の構築ができていると思いこんでいるからこそ、大どんでん返しを食らうことになったり、クロージングで失敗をすることにつながっていくということに気づいていないから不思議である。

市場価値に重きをおいている転職エージェントの場合については、自社で何ができるのか、他社を利用してもらいながらも自分自身が何ができるのかということを説明してくれる。

「もし、○○業界を希望しているのでありましたら、私共でもお取引しているクライアント数が少ないので、☓☓社の○○さんならこの業界に詳しくて、案件数も多くありますから、一度ご相談をされてみてはいかがでしょうか。よければ一度つないでみましょうか?」などというように、どれだけ寄り添えるかがこれからの時代に求められる転職エージェントの姿ではないだろうか。

売上を上げるためには、候補者に対して申し訳ないが入社をしてもらって売上を上げることで社内の信用と信頼を得るため、転職エージェント自分自身の保身のため、グレーゾーンで仕事をする人が多い。

それによって掲示板やSNSで炎上してしまうこともよくあることです。

本質は自分の人生を任せられる人を見つけたいのであれば、相談できる相手をしっかりと見極めなければならないということを忘れないでほしい。

転職をしたことがない人に相談をしても意味がない
仕事ができない人に働き方の相談をしても意味がない
起業をしたことがない人に起業の相談をしても意味がない

マウンティングをしてくる人、インタビューを深堀りしない人、案件があるときだけ連絡をしてくる人、連絡のタイミングが合わない人は一緒に仕事をしたいとは思わないし、こういう人は自分にとってやばいと感じる人ですから、転職や独立などの相談については一切しないというのがルールです。

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