知っている人がコッソリ実践している⁉就職・転職活動でブレないための3つのポイント
悩みや不安はつきもの
就職活動、転職活動をしている人でなかなか決められない人が最近増えています。
いい条件、いい会社を探すためにはそれなりの戦略と手段が必要になってきますが、それができていない人が9割。
最近では嫁ブロックという言葉が出ているように、家族に反対をされてしまったため、転職をあきらめる人も増えています。
また、人事界隈で言われているのがU-30が一度はかかってしまう、就職、転職の三大疾病と言われているものがあります。
1:不安からくる就職、転職病
これはフィクションの自分とリアルの自分がいて、その乖離現象によって怒るもの。
また、やりたいことがあってチャレンジしたい、あの会社に入りたいというあこがれからはじまる衝動的なリベンジ転職などの総称。
2:失敗過敏症
失敗する=かっこ悪いこと。チャンスを逃すこと。と考えてしまってチャレンジしない、現状に甘んじることで精一杯の状態を表します。
失敗をしないと引き出しを増やすことができないことをしらないのと、上司や先輩に怒られることで、人間関係が壊れて自分の居場所を失ってしまうことを過度に心配してしまうこと。
3:もらいなれ、あたえしらず
福利厚生など会社からもらえるものはもらいたい学生がおおくなっている。
会社へ利益を還元するという視点が完全に抜けている学生や若手。
権利ばかりを主張して、会社に貢献するということが抜けてしまっている思考性。
こういう人の特徴としてあるのが、能動的な意思決定ができないという理由があります。
自分の人生ですから、自分で決めることが求められているにも関わらず、外的要因で諦めているのがもったいない。
私がcareercreatorとして、いつも伝えていることが2つあります。
1つ目は自分で決定をするために、常に2つ以上の選択肢を自力で見つける能力が必要です。
2つ目は自分の判断基準をしっかりともつことが必要です。
この2つについては非常に重要なことだと考えています。
意思決定に必要な理由を自力で2つ以上探すことができない場合、世間体や他人の顔色を伺う習慣がある。
他人の顔色を伺いながら決断をするということは後悔にもつながることがあるから。
よく、年齢を重ねていくと「あの時、こうしておけばよかった」ということをよくいいますが、それは他人の顔色を伺った結果であり、その判断で現実になっていることを示しています。
後悔しないためにも、自分で意思決定に必要な選択肢を、自らの手で探し求めていくことが必要になります。
また、自分自身の判断基準をしっかりと持っていない人の場合、よく人に流される傾向があります。
あるコンサルティング会社の経営者の方から教えていただいたのが、「自分自身で判断基準をしっかりともっていないと、人や情報に流されてしまい、結果として悪い方向を選択するリスクがある。人や情報に流されてしまった場合、責任転嫁をすることができ、他責にすることができるから、決断をしたあとでも言い訳ができる。」ということでした。
自分で判断をして決断をしたことに対して、他責にして責任を回避することができるというのは、人間の性かもしれません。
しかし他責にしているうちは人として成長をしないし、同じ失敗をくりかえすことにもつながっていきます。
そうして、後悔ということにすべてつながってくるからです。
前のめりに夢中になる時
ちょっと想像をしてみてください。
あなたにとって、おっ!これって…すっげ~面白い!!と前のめりになって夢中になる時と、やりたくないなぁって気が引けたり、仕事だからと割り切る時の違いってなんでしょうか?
前のめりになって夢中になる時は、自分自身が楽しく、おかしく、面白さを感じているときではないでしょうか。
自分自身が知らずしらずのうちに興味を持つようになり、気がついたらどっぷりハマってしまっていたというケースが多くありませんか?
逆に自分が乗り気でないときや仕事だからしょうがないと割り切るときというのは、他人から押し付けられてしまったり、流行っているからやってみようということではじめたけど、自分に合わないんじゃないかって疑問をもったりする時が多くありませんか?
自分が天職かなと感じる仕事は、知らず知らずのうちに気がついたらこの仕事って面白い!って気づいた時なんです。
人に言われていやいややっている仕事であれば長続きもしないし、自分が興味をもってはじめてみたけれど、面白くない仕事であれば、転職をするという選択肢がすぐに思いついてしまうはずです。
石の上にも三年、1つの企業に3年以上いないとスキルが身につかないと言われていますが、それは違うと言い切れます。
なぜなら、バックボーンも知らない、その人がどういう働き方をしているのかわからないまま、書類上で判断をすることは非常に危険であり、優秀な人材を逃す可能性が高まっていることを伝えています。
前のめりになって仕事をしている時は、いろいろなことを吸収することができ、成長も予測がつかないぐらいしているケースがあります。
不変的な価値観では計り知れないものがそこにはあるからです。
情報の断捨離
「皆さんはホンモノの情報とニセモノの情報を区別することはできますか?」という質問をよくします。
例えば、ソーシャルメディアの発展に伴って、災害時の事を思い浮かべてください。
ソーシャルメディアの情報は伝言ゲームのように広まっていきます。
被災地で倒壊した家屋の下敷きになり人が行方不明になったり、消防車や救急車などを呼んでほしいと書き込みを見た時に、受けての人が間違った情報を今度は発信をしてしまう。
それによっていろいろな情報が飛び交うことになってしまって、本当に必要なところに消防車や救急車が出動できない事態になる。
これとおなじことが就職活動、転職活動でも言えるんです。
就職サイト、転職サイトを見ていると、企業がポジティブな情報を出していますが、検索キーワードで会社名を打ち込むと2次キーワードとして、ブラック、労働問題、社長名などがずらっと出てくる。
そして、クリックをしてみると元従業員が書き込んだ掲示板であったり、会社の評価サイトにリンクをしたりすることで、情報の真偽が全くと言っていいほどわからなくなることがよくあります。
インターネットは匿名で書き込むことができたり、本人がどう捉えたかによって些細な事なんだけど炎上しているように見えてしまうこともよくあります。
また、友人、知人、家族などあたなを取り巻く人間関係の中にもアドバイスというものが存在をしております。
情報がドンドンとインプットされるだけで、情報の整理をしながら断捨離を敢行しない限り、時間だけがドンドンとスギていきます。
そんな状況であればあるほどあなたの情報を断捨離する必要があります。
いろいろな情報の中から判断材料になるものだけを残していくことになります。
落語の中でいうと古典落語のように、時代と共にムダを省きながら伝えられる話芸のように、スリム化をしていくことがポイントなんです。
古典落語がなぜ今でも受け入れられているのかというと、時代と共に姿、形は変わっているけれど、要所の面白さは普遍的なものであるということ。
ムダがなくなり、要所をきちんと抑えており、その面白さが今でも伝わるからです。
そのあとに、どういう材料が揃えば決断をすることができるのかという事を常に考える必要があります。
自分で決めることができれば、自然と努力をするようになる
人材エージェント、人事として何万人もの人のレジュメや面接、行き先を決める意思決定に幾多関わってきました。
その後、活躍をしている人たちを追いかけてみると共通点がありました。
それは自らの意思で何事も決めることができる人。
世の中の評判や家族、友人、知人からの情報について受け入れることができるのですが、一方では自分自身で決めるという行為は、人にコミットすることができる能力を上げることにつながっています。
だからこそ、自分自身の目線や価値観、人からみた視線の違いについては、常に認識をしておく必要があるんです。
私はcareercreatorとして、学生さん、大学のキャリアセンターの先生、採用難の採用担当などから、いろいろな相談を受けることがあるのですが、常に対立をしており、答えが出ないものがほとんどなんです。
例えば、大手企業とベンチャー企業、就職と起業、進学か就職かなど、どれも答えがないもので、誰もが悩みがちなものになります。
これはどの立場で、どうやって見るかによって答えの出方、見方がすべて異なるため、明確な答えは非常に出しづらいものです。
本当にいろいろな相談を受けることが多いのですが、その際に1つだけ心がけていることがあります。
感情的に判断をするのではなく、論理的に判断をしていくようにすること。
なぜなら、最後の意思決定については、自分自身で判断をしてもらいたいと考えているからです。
人に決められた人生ほど面白くはないし、自分自身で決断をしたことによって、自分自身にも自信が持て堂々と振る舞えるからです。
決断回数が多くなれば人は成長していく
ちょっと想像をしてみてください。
どうして母は強いのでしょうか。
どうしておとなになってからも学ぶことが多いのでしょうか。
それは多くの決断をしてきたからではないでしょうか。
そこには多くの決断をする場面があり、常に決断をしてきたから、強くなっているのではないだろうか。
決断をすることによって成功することもあれば、失敗をすることもある。
いろいろな局面でいろいろな決断をし続ける勇気を持ってほしい。
そのためには忘れてはいけない2つのことがあります。
1つ目は自分で決定をするために、常に2つ以上の選択肢を自力で見つける能力が必要です。
2つ目は自分の判断基準をしっかりともつことが必要です。
そうすることであなた自身も成長をし続けていくことができるから。
はじめの一歩「初動力」が必要
最近特に多くなっているのが、初動力が中々つかない人が多くいます。副業をしたいけど失敗をしたくないからいろいろな人のセミナーに参加をしている人。ネットでググってネガティブな情報を信じてしまう人。失敗するならやらないほうがいいと判断をしてしまって、はじめの一歩を踏み出すことができない。
こういう人たちのことを知識のメタボリック状態であり、世間では意識が高い系とか、モコモコ族などともいわれています。失敗するということはマイナスに捉えられてしまい、復活することができないという思い込み、先入観によって決めつけてしまっているからかもしれません。
初動力がある人とない人では大きく変わっていきます。初動力がある人は積極的で挑戦的な人が多くなっています。そこで例え失敗したとしてもダラダラと続けることはなくスパッとたたむからスゴイ。やってみての経験値は何事にも代えがたいものです。経験があるのとないのとでは説得力が違いますし、具体的な問題解決ができることはありません。
悩むだけ損!
元ライフネット生命の創業者で、現在では立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが講演でおっしゃっていたのが、「人間はポンコツ。完璧な人間はいない。言い訳をする生き物」とおっしゃっていたことがあります。
初動力がない人の特徴として、「条件が揃ってからやろうと考えています」とか「3年後にやろうと思っています」などと、言い訳をしたり、期間の先延ばしをすることを平気でいっています。
ビジネスのスピードがドンドン早まっている中で、今やならないともったいない。その間にいろいろな人が虎視眈々と空いている隙間に対して、いろいろなビジネスを仕掛けてくるのが見えており、全てがコンプリートできるかどうかというのはわからない。
それを言い訳にしている以上は上位20%に入ることができないというのは事実であろう。悩む時間はもったいないので、すぐに行動を起こしたほうがいろいろな経験を積めることもありますし、うまくいけばトップをとれる可能性もあり、上位5%へ食い込むことができるチャンスがある。
成功するか、失敗するか不安であるのであれば、目の前にある仕事を徹底してやることで自信を持つことができるようになる。練習量は嘘をつかないし、何も考えずやるのと、こうなりたいと考えてやるのでは伸びしろがぜんぜん違うから。
失敗したら撤退をする
期間を決めて成果が残せないのであれば撤退をするということも視野に入れておくことが必要です。ダラダラとやり続けることは結果が出ないのであれば時間のムダになってしまいます。
時間も有限ですし、パワーやモチベーションについても常に満タンでフルスロットルというわけにはいきませんから、メリハリをつけることが必要になります。
企業の経営でいうのであれば新規事業と同じです。結果を求められるプレッシャーの中で、相手が期待している以上の価値を出すことによって信頼と実績を勝ち取ることができる。そうしなければスクラップアンドビルドになるわけです。
失敗してもいいじゃないかというぐらいの肩の力を抜いてやってみることが成功への近道かも知れません。いろいろ戦略とか動きながら考えていくと、知恵を絞る状況になるため、追い込まれて花がさくこともよくあります。
最後は腹をくくる勇気
失敗は汚点になることはありません。成功への階段を上がっていると感じることができるのであれば、必ずプラスに成ることですから、やってみなはれの精神でやってみることがポイントです。
後悔したくないのであれば、腹をくくり勝負する覚悟を持つことです。中途半端な気持ちでやったとしても、ふわふわした気持ちでやったとしても失敗するリスクは大きくなるだけです。
いろいろな人を巻き込んでやってもらうことも必要になります。1人で考えるのであれば、いろいろな人と雑談を交わしながら、この人と一緒にやってみたいと感じたら、ビジネスの話をしてみるのも1つの方法です。
その人が持っている人脈やブレインを使って、あっという間に片付いてしまうこともありますから。SNSやネットで繋がることもいいかもしれませんが、アナログ的にフェイストゥフェイスで話をしながら種を育てていくこも必要になります。
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