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【週末雑感】キャリアについて真剣に考える人、真剣に考えない人

石の上にも三年は無駄なのか!?

先日、間もなく社会人デビュー1年目の若手から相談を受けました。
「今の会社はどうもぬるま湯に浸かっている状況で、茹でガエル状態になりそうなので、転職の相談をしたところ、大学の先輩から石の上にも三年と言われたことに違和感を感じたんです。」

「どういう違和感を感じたの?」とついつい深掘りモードで聞いてしまいました。

「会社全体では売上が上がっているけど、経営陣や人事がいうことが絶対みたいな雰囲気があって、将来出世できるかどうか不安になってきたんです。」というと、「35歳以上にならないと役職はもらえないし、年功序列で売上でトップを3期獲った人でも、先輩が昇進していないから、俺らに順番が回ってこないとやめたんですよ」とすこし悲しそうにいっていたのが印象でした。

3つのハードルをクリアできたら成功する確率が上がる

自分のキャリアをしっかりと歩んでいる人とそうでない人の差ってなんでしょう?
やりたいことやるためにはどうしたらいいのでしょうか?
よく考えてみてください。

私が以前に転職のお手伝いをさせていただいた方の中で、常に引く手あまたになっている人の特徴として、次の3つが挙げられます。

1:20代のうちに戦う場所をきめてしまう
2:決めた場所でテッペンをとること
3:そこで培ったフレームを変化させていること

上位20%に入り込むことはちょっと視点を変化させることで、簡単にできるのですが、さらに上位の5%へ入り込むことは、才能と努力と運がきれいに重ならないと入り込むことができません。

20代のうちに戦う場所を決めること

学校卒業後、総合職として入社していくといろいろな部署で仕事をすることになります。
その仕事が天職だと言うことであれば続けていくことをオススメしていますが、やりたいことがあるけど、できない場合についてはできるようにするにはどうしたらいいのかを考えていく必要があります。

複業規定違反になるので、複業ができないのであれば、複業可能な会社へ転職をすることが必要になります。
複業ができる会社ならば、そのルール内で実績を出すにはどうしたらいいのかを考えていきます。

できない理由を並べることは簡単ですが、できることがないか探していくにはそのやりたいことに対しての本気度がわかる部分もあります。
自己責任で決定をすることができないのであれば、複業をしたり、独立を目指すことはオススメしていません。

ここでやると決めたら、後はテッペンを目指せ!

覚悟が決まったら、後は実績をしっかりと残すことが必要になります。
いきなり大きな実績を残すことができないので、少しずつ時間をかけて実績を積んでいくことになります。

もし、転職をする、独立をするということになると圧倒的な実績があったほうが、箔がつく形になります。
つまりはトップを獲ることはもちろんですが、他社でも通用するスキームや成功事例なども必要になってきます。

トップというのは人の印象に残りやすいのですが、2番手、3番手となると印象に残らないというのが特徴です。
例えば、富士山は日本一高い山ですが、日本2位の高さがある山ってなかなか出てこないのと同じです。

トップ営業を獲得したことがある、社長賞を受賞したことがあると言っても他社に転職をした後、高い買い物してしまったケースもよくあることです。
即戦力化するためには会社の企業風土に慣れること、再現性のあるスキルをもっていることが必要とされています。

フレームは常に陳腐化するもの

最近言われるようになっているのが、生涯学習ということです。
自分の教科書をつくったことで満足をせず、時代の流れにあわせてその教科書に上書き更新をしていくことが必要な時代です。

例えば、採用手法についてここ数年の流れをまとめてみましょう。
2010年ごろからSNSでの採用が始まり、求人サイトのデータベースがオープンになったダイレクトリクルーティングが流行りました。
2016年頃からリファラル採用がもてはやされるようになり、最近では採用広報が必要と言われてくるようになりました。

求人広告を出していれば応募者が勝手に集まってくる時代から、共通点を探し、共感できるストーリーを描けるのか、ファンベースをどうやって作り、タレントプール化するかということで、人手不足を補おうとしているのが現状です。

これが数年後、どうなるかはわかりません。
そのため、新しい情報を常に入れておかないと、あっという間に時代遅れになってしまうことはもちろんですが、戦い方を間違えたままやっていても意味がないというのが現状です。

そうならないためには、常に新しい情報にふれることももちろんですが、いろいろと試行錯誤をしていくことが求められる時代へと突入をしていくことになります。

キャリアの形成を20代で行っている人と、そうでない人では30代以降スペシャリストになることができるのかどうか、出世できるかどうかが大きく携わってくることになります。
30代になったら未経験の分野での採用は皆無に近いので、やる気、元気のある20代にいろいろな職種にチャレンジすることで原体験を積んで、そこから自分の戦う場所を見つけることができれば、30代以降引く手あまたの人材へ変化をする可能性が高くなります。

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