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看板よりスキルアップで会社を選ぶ時代

この数字を見たらびっくり!?

「企業が継続している確率って知っていますか!?」ということを若手のマーケッターから言われた質問だった。

「えっ!よくいわれているのが、10年で10%とって言われているぐらいはしらないなぁ」と答えた。

実は…5年で30%、10年で10%、20年で5%、30年で3%、50年で0.7%、100年で0.3%というように、確率がどんどん下がっているんです!といいながら、資料を見せてくれた。

コロナショック前までは100年で1%あったのに、コロナショックの影響でー0.7%ということはかなりので、倒産している、事業を廃業、事業買収などが進んでしまっているなど、いろいろな理由がそこにはありそう。

東京商工リサーチが発表をしているデータによると、企業の平均寿命は23年8カ月といわれています。

転職をするのが当たり前になりつつあるのも、この数字から裏付けられていますね。

看板に頼って仕事をしているとすると、24年後に看板を失ってしまったときに、スキルも実力も平均的でありズバ抜けていないと、市場価値が低くなったミドル層で転職市場に出ることになってしまう。

ズバ抜けた実績やスキルがないということになると、転職活動の長期化してしまうことも見えてきます。

この数字から見えてくるのは、45歳定年制もうなづける。
会社が存在しなくなるリスクがあるのであれば、圧倒的な実績とスキルを身につけて、自分の市場価値を上げていくしか方法はないかもしれない。

ちくしょう~!転職だ!の時代は終焉した!?

転職をする理由のベスト3といわれているのが、人間関係、長時間労働、賃金安の3つですが、それ以外にもきちんとキャリアを見据えた転職もこれからの時代には必要になるでしょう。

自分の市場価値を上げるためにはどうしたらいいのか?ということを新卒の時代から考えて、キャリアを逆算しながらも市場価値を上げていく時代です。

これからの転職市場は今以上に二極化が進んでいくことになるのは間違いありません。

上澄みの5%~20%に入れれば、いろいろな企業からのお声がかかる可能性が高くなっていきます。

転職サイトに登録をして待っていたとしても、圧倒的な実績とスキルを持っているのであれば、高年収での転職が成功する確率が高くなるでしょう。

逆に実績もスキルも平均的であるということになると、転職をすることができずに現職に残っていく確率が高くなってしまうでしょう。

ジョブ型へ移行することによって、年功序列が完全に廃止される形になり、信用と信頼を得ることができる人であれば、出世が早いというのが特徴。

新卒入社をしたとしての最短2年で管理職になれるということになれば、タイムパフォーマンスはもちろんですが、社内政治をきっちりこなさないといけない。

360度評価になって、自己評価と他者評価が違うこと気づくことはもちろんですが、それ以外にも仕事をしていくうえで必要なスキルを身に着けないとずっと低位置になってしまう。

ライフワークバランス?up or out?

コロナショック影響、男性の育児休暇参加などによって、急速に働き方改革が進んでいるのと同時に、自分の人生をどう生きるかということにフォーカスが当たるようになりました。

昭和の時代は右肩上がりの終身雇用、年功序列の制度がハマって、日本はアメリカに次ぐ世界2位まで復活をしていくことになりました。

就職=終身雇用ということでキャリアとかの概念はなく、全国各地への転勤も当たり前、会社のいうことをきいていれば、職位は上がっていき、給与も上がっていくという時代だった。

平成に入ってバブル経済が崩壊をしてしまい、世界との差が開く30年になってしまった。

賃金は横ばいで平均年収も上がらず、ボーナスカットなどが当たり前の時代になった。

不良債権、余剰人員、余剰在庫の処理が行われて、事業のスクラップビルドが行われたり、リストラがおこなわれたりした時代。

山一證券や北海道拓殖銀行が倒産をして、今いる会社ががいつ倒産するかわからないという危機感があった時代。

IT企業が台頭してきて、知らない企業がとんどん出てきた時代でもあった。
リーマンショックやITバブルの崩壊などによって、企業が合併されたり、買収されたりする時代でもありました。

新興勢力のベンチャー企業が現れたと思ったら、数年後に倒産をしていたり、バイアウトをしていたりする時代になり、企業として生き残るためにはどうしたらいいのかという選択をする時代になっている。

一方でメンバーシップ型の年功序列が事実上廃止をされたとはいえ、いまだに日本企業の9割の人事制度がそのままだった。

若手の台頭を許さずに、年功序列で能力の有無にかかわらず、管理職になるまで約8年から10年という時代が平成まで続いていた。

理不尽と不条理の上で成り立っているビジネスパーソンルールについても、2020年ごろから一気に逆風へと変わっていった。

日本型のジョブ型を採用する大手企業が増えてきたということである。
人手不足、少子高齢化の影響で若い働き手がいなくなってしまう時代になっていることはもちろん、団塊の世代のジュニアは親の介護にも直面するため、退職者が平均より増えていることも挙げられる。

タイムパフォーマンスはもちろんですが、コストパフォーマンスも求められる時代となり、生産性をあおる会社が増えてくると、転職者がブラック企業であると判断をしてしまうことがあります。

人手不足の時代ですが、結果が残せない、会社が不必要と判断をした場合はリストラ、セカンドキャリア教育などの手段をつかってくるでしょう。

インボイス制度や電子帳簿制度などによって、フリーランスや個人事業主になる時代でもなくなりそうです。



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