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【面接対策コーナー2】面接の上手な盛り方・下手な盛り方

面接の気になる受け答えについて考えましょう👆

こんにちは。フリー面接トレーナーのnoriさんです。

 前回の「面接で長~い話は何でダメ?」に続き、面接対策コーナー、略して【めんたいこ】を書きますよ。

今日の【めん・たい・こ】テーマ

面接中のコミュニケーション
 
テーマは前回と同じですが、着眼点を変えています。今回は「面接の上手な盛り方・下手な盛り方」について書きます。
 面接では、自分をいつも以上に「良い人」としてアピールしたいものです。そのため、応募書類や面接の回答内容を意図的に「盛る」行為は当然のごとく行われています。もちろん嘘はダメですが、ある程度大袈裟に言うことは心情として頷けます(*-ω-)
 では、上手に盛ることはできるのか?どのくらいならありなのか?ひとまず、私の考えを聞いてください。

上手な盛り方

 結論ですが、の盛り付けは、誰も得しません。詳しく言えば、「盛る」と言うのは、現状の自分に対して、今の自分とは異なる「何か」を付け加えた状態です。
 例えるなら、ラーメンにリンゴがトッピングされる感じ。

 結果的に不相応であり、自分に似合わない服を着るようなものですね。
 
 なので、逆に言えば無理に盛らなくて良いと思います。ただ、それは、今の「素のまま」の状態じゃあないよ。
 何が必要かと言えば、それはやっぱり自己分析なんよね。
 これを例えるなら、自分に似合う服を探す感じ。ラーメンには、チャーシューをトッピングする感じ。

流行りに乗らなくても、自分に似合うものはある

盛り方のコツ

 何が言いたいかと言うと、自己分析することで、自分を正しく着飾るエピソードや言葉が見つかるってこと。例えば、
「私には継続力があります。飲食店でのアルバイトを3年間、まじめに続けて、バイトリーダーとして学生アルバイト達をまとめて、店長からの信頼を獲得しました。」
って内容よりも、
「3年間、同じ飲食店で働くなかで、クレームの対応を行ってきました!」
のように、3年間の中の部分的なエピソードの方が、相手に響く場合も多いです。
 クレームを受けたという事実はなるべく隠したいことですが、あえてそれを使ったり、三年間で、たとえ、2~3回程度だったとしても、クレーム対応をしてきた事実は変わりません。
 このように、誇張して盛るというより、現時点で見つかってないエピソードを探して使うイメージです。自分がやってきた経験を、細かく掘り起こすことです。
 そして、もう一つ大事なのは、人に聞いてもらうこと。自分自身は大したことではないことでも、他の人、特に社会人から見たら、決してネガティブなことではなく、「詳しく聞いてみたい!」内容かもしれません!

下手な盛り方

 反対に、間違った盛り方をする人は、こんな特徴があります。

  • 嘘をつく

  • 修飾語など、誇張する言葉が多い

と言った傾向が多いです。

嘘のエピソードは誰も得しない

嘘はやめておけ

 まず、嘘はダメ。誰も得しないし、話しているときに顔に出ます。嘘をつく人は、話しながら自信がなくなるのが、見て分かりやすいです。 

言葉だけで飾るな

 そして、修飾語を使いすぎる傾向が強い!
 
 例えば、「コロナ禍で部活動を継続することは、部員が集まらず非常に困難で、何度も何度も諦めかけるほど苦労しました。」のように、苦労したことを言いたい一心で言葉を着飾る人は少なくありません。一言で「コロナ禍で部活動を継続することは、部員が集まらず苦労しました。」とだけ言っても変わりません。大切なのは、なぜそれが苦労したのか。その後どうしたのかといった具体的な話です。

 でも、それじゃあ味気ないのでは??と感じる人もいますよね??

 味気ないって感じるのはわかります。面接では、話す言葉一つ一つよりも、話し方(伝え方)の方が重要視されます。(詳しくは別の機会で話す予定です。)また、エントリーシートへの記載も同様に、誇張しすぎは無駄な要素です。なぜなら修飾語は誇張する効果はありますが、文字制限がある中では、肝心の中身が書ききれない可能性が大いにあります。

 反対に文字制限が500字以上などで、自分が書いた分量が少ない時に、この修飾語を連発する方は少なくありません。
 もちろん、修飾語を使ってはいけないという意味ではないですよ!ほどほどにしましょうってことです!

最後に

 就活で大切なのは「自己分析」とはよく言われていますが、その通りです。
これは、
・自分のやりたいことを見つけるため
・自分の性格を正しく理解する
・自分と志望先の相性を計る
こういった目的だけではなく、伝えたいことや伝えるべきことを整理整頓するためです。

 嘘で固めた自分の話をすることは、決して良い気分ではありません。(やってみたらわかります。。。)
 正直な自分の姿に自信を持てることが一番です。そのための準備をしていきましょう!

 今日はここまでです(@^^)/~~~

おまけ【サンプル文章】

継続力をアピールしたい人のエピソードは、得てしてアルバイトや部活などを「〇年間続けました」ってだけになりがち。そこにいただけのアピールにならないように、中身を見つけていきましょう!

例)3年間、同じ飲食店で働くなかで、クレームの対応を行ってきました。はじめは辛い思いをしましたが、自分がお客様の立場になって考えました。不安のぶつけどころがあったら、逆に安心できるかも!と開き直り、クレームの対応をするというより、お客様の気持ちを受け止める役割として徹しました。その結果、お客様の気持ちを落ち着かせるだけではなく、店長や他のスタッフから「頼りになる」と評価してもらえました。

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