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ベンチャーぼっち広報のストーリー~私はこうして好報する~

皆さん、こんにちは!広報担当の山根です。
私はエビデンス&クリエイティブ室という部署で、たった一人で人生初の広報業務を担っています!
なので、『広報とは!』といった一丁前なことを語ることはできませんが、普段私がどんな想いで、どのように業務を進めているか、私なりの広報を語ってみたいと思います。

もしご覧になられている方の中に同じ境遇の方がいらっしゃいましたら、コメント欄でリアクションいただけますと大変うれしいです!

プロローグ

『はい、広報をやってください』と言われて、あなたならまず何をしますか?
「先任から引き継ぐ」「社内フォルダの『広報』を漁る」…
創業して日が経っている企業であれば、これが最善の方法だと思います。

しかし、我らカルディオインテリジェンスは創業5年目(私が入社した時は3年半でした)のピチピチベンチャー。そして広報ド素人の私。
ん?雲行きが怪しいぞ…

1、 広報を知る

とりあえず、Googleさんで『広報とは』と検索しました。
色んなページを拝見しましたが、共通するのは「広報はPublic Relation(PR)の訳で(広報≠PRという考えもあるようですが…)、企業と公衆との間の双方向コミュニケーションによる良い関係作り」を示すそうです。
なんともざっくり。。

では具体的にどうすればよいのか?ということで、私が主に行ったのが…

①広報向けセミナーの視聴
結構いろいろ聞きました!概要は掴めますが、やはり実際に手を動かしてみないと…といったところです。

②広報向け雑誌の愛読
広報担当者ならお馴染みのあの雑誌を上司に勧めていただきました。他社事例やプレスリリースの書き方など参考になります!

③外部PR会社の方の支援
メディアリストの作成からアプローチ手法まで細かくアドバイスいただき、大変助かりました!

2、 会社を知る

良し!広報のイロハはわかった!メディアリストも作った!
ではどんな情報を発信するのか?ということで、次に“会社”を知る必要があります。

一言に会社といっても、企業理念/MVV、歴史、事業・製品/サービス、人材、財務、顧客、関連企業…と会社に関連する情報は幅広いです。
でもこれらを把握しておく必要があるのが広報の仕事だと思います。(“広く浅く”がポイントではないかと個人的に思っています。。)

カルディオインテリジェンスでは社内の情報共有でチャットツールを活用しており、そこに投稿された情報をキャッチして、発信する情報として使えるものがないか、常に目を光らせています!
また、社内は全部署がワンフロアに集結しておりますので、日々行きかう会話(情報)に聞き耳を立てています。

逆に、他のメンバーには遠慮せず広報の私にいろいろな情報をインプットしていただきたいなぁと思っています。(独り言のようで…切実のお願い)
なので私自身、誰とでも分け隔てなく接するようにしていますし、気軽に話しかけてもらえる雰囲気作りを心がけています。

3、 反応を知る

いざ広報活動を行ってみると、意外な反応が返ってくることがあります。

弊社は『心房細動』という不整脈を検出するAI医療機器を開発・販売しているのですが、社内では常連の心房細動が、一歩外を歩くと「あなた誰?」
ここで気づくわけです。社内の当たり前は社外ではそうでないことを。
もちろん顧客となる医療従事者にとっては常識ですが、一般向けのメディアにとなると反応が全く異なります。

ここで情報の加工が必要になります。そう、これこそ広報の腕の見せ所でもあります!
情報発信する対象と目線を合わせ、彼らがどんな情報を知りたいと思っているのか、媒体は何が適切なのかを考える必要があります。
そんなの常識でしょ?わかってるよ!という方がほとんどだと思いますが、実際にやってみるとこれがまた難しい。。

この過程で私が意識しているのは、『会社を俯瞰してみること』です。
会社の中にいると、自社が一番です。なので悪い面より良い面にフォーカスしがちになります。
でもそれでは井戸の中の蛙になってしまいます。

一方で、他を意識しすぎて自社の個性や強みが消えてしまってはならないと思っています。
自社にしかできないことは胸を張ってアピールしたいですし、実際にカルディオインテリジェンスのヒトと製品にはたくさんの魅力が溢れています。
私はそれを、自信をもって伝えていきたいです!

つまり、“バランス”が大切なんだと思います。

エピローグ

広報活動をしていると、ぼっち広報とはいえ、“ヒト”あっての広報だなとつくづく思います。
PRは企業と企業、企業とメディア、企業と株主、企業と行政、企業と地域…など、あらやるステークホルダーと関係を構築します。
対象の規模は様々ですが、根本にあるのはヒトだと思っています。
会社を作るのも、組織を作るのも、製品を作るのもヒトです。

PR活動を始めて、有難いことに多くの方がカルディオインテリジェンスに興味を持ってくださり、様々なRelationを築くことができています。
このRelationを一期一会で終わらせるのではなく、大切に育てていきたいと思っています。

『一人でも多くの方に会社の好きを伝えて、会社を好きと言ってくださるヒトを増やすこと』
これが私なりの広報の目的です。
これからも関係するすべてのヒトにAI(愛)のある好報を!