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【詩】マクロ経済と人間関係

マクロ経済と対をなすミクロ経済では、
お金は使ったら無くなるものだ。
稼いだら得られるものだ。

なぜなら、
「自分が」使う
「家族が」稼ぐ
「我が社が」売り上げる
というように、自分の身内の行動だけを想定していて、
自分の身内と外側は切り離されているからである。

マクロ経済的に考えると、
お金は使ってもなくならない。
稼いでも得られない。
お金はただ、世界を移動するだけだ。

マクロ経済では、自分と他者を分けない。
身内とよそ様を分けない。
自社と他社も分けず、自国と他国も分けない。
ただ全体の中でお金の移動だけがある。

人間関係もそうかもしれない。
苦手な人を遠ざけたり、ライバル社を蹴落としたとしても、
それはただの移動である。
お金と同じく、やがて
巡り巡って自分の元に還ってくる。

自分と他者を分けたって、
俯瞰してみれば私達はみんな同じである。
ただ移動があるだけだ。
敵や味方があるように見えて、ライバル社とシェアを食い合っているように見えて、
ただホモサピエンスが自分の役を演じているだけなのだ。

だから分けずに動かそう。
独占せずに移動させよう。
捨てた花はそこでまた芽吹くから。


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あなたの気持ちが、巡り巡ってやがてあなたの元へと還りますように。