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【詩】小さな白い犬

小さな白い犬が私の腕の中にいた。
お腹が減って、のどが渇いてるみたいだった。

私はその子が愛おしくて、餌とお水を探そうと思った。
塔のてっぺんに餌とお水があると聞いたので、一緒に探しに行くことにした。

犬は嬉しいのか、私の腕の中でお漏らしした。
それを見て「私に心を許してくれてるんだな」とますます愛おしく感じた。

階段をのぼってのぼって、やっと私達は塔のてっぺんに辿り着いた。
犬は無我夢中で餌を食べ水を飲んだ。

この子をずっと見守ろう。
ずっと私が世話するんだ。
こんなに私に心を許してくれて、リラックスしてるんだ。
決して見捨てたり、忘れてしまったりしないようにしよう。
そして決して裏切らないようにしよう。

私が犬を優しく撫でると、犬は私の頬をぺろぺろ舐めた。


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あなたの気持ちが、巡り巡ってやがてあなたの元へと還りますように。