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古い街並みを歩こう

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#東海道五十三次

146 熱田&桑名 海の街道七里の渡し

146 熱田&桑名 海の街道七里の渡し

東海道五十三次は江戸・日本橋から京都・三条大橋を結ぶ江戸時代の大街道です。

この街道は陸路で江戸と京都を結んでいたわけですが、途中、人区間だけ海路を渡る必要がありました。

それが名古屋市の熱田神宮の南にあった宮宿(みやじゅく)と伊勢国桑名宿の間。その間七里を海路で渡っていたことから「七里の渡し」と呼ばれていました。

低地が多く、海と川が複雑に入り組んでいたこの地域。佐屋宿を経由することで当時

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【日本全国写真紀行】20 三重県亀山市

【日本全国写真紀行】20 三重県亀山市

三重県亀山市

「さびしき城下町」という別称をもつ六万石の城下町 江戸時代、11代126年間続いた石川氏の城下町として歴史を重ねた亀山。天正十八年に築城された亀山城は三層の天守閣をもち、その優雅な姿が蝶の舞に似ていたことから粉蝶城とも呼ばれていた。多聞櫓や石垣の一部がわずかながら今も残っている。
 譜代大名六万石の城下町であった亀山だが、“市中はまったくにぎわいなし”と伝えられている。宿の規模が小

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