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所感

さいきん特になにもしていないけど、とても楽しい。幸せともいえる。あ、そういえば引っ越したっけ。で、いろいろ手続きとかしている。正直めんどくさいこともあるけど、でも、なんていうか、充実してるんだ。日常がおいしい。これはなんていう魔法なんだろう。魔法にかけられたみたいに、なぜか、満ち足りているんだ。不思議なこともあるものだなあと思うよ。

そうそう、離婚したんだよね。1ヶ月と少し前に。いろいろあったな

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舞台と舞台裏はひっくり返る

命懸けで舞台に立っていた。スポットライトを浴びるとき、わたしは真に生きていた。死んだような日々のなかそれは確かな悦びだった。恍惚、陶酔、歓喜。いいようもないエクスタシーがそこにはあった。

舞台裏は劇より劇的だった。刺激に満ち、そのために負荷が大きく、死の一歩手前ということもあった。死んでもよかった。舞台で死ねるなら本望だった。けれど死ぬことはできなかった。その代わりに一生モノの傷を負った。

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手記・死に至らぬ病

手記・死に至らぬ病

 ツイッターに悪口が書かれていた。名指しこそされなかったが、内容やタイミングが私の行動と一致していたことから分かった。誤解を解くため、ツイートを重ねた。けれど書けば書くほど相手も書いてくるのだった。嫌になり、ツイッターを辞めた。

 舞台はフェイスブックに移行した。メールで他の人に相談するようにもなった。そのうちフェイスブックやメールの内容が漏れていると感じるようになった。相談相手が疑わしかった。

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失敗のない人生
後悔のない生き方
そんなのは絵空事でしかなくて
だとしたら
失敗しても立ち直れることの方が大事で
子どもに願うことは
幸せになって欲しいというより
自分で自分を幸せにする力を身につけて欲しいということで
だから
失敗してからが始まり、人生

「生き辛さ」を逆手にとる

「女性の生き辛さ」って、確かにあると思っていて、そのことに「声を上げる」女性と「適応して逆手にとる」女性の二者に分かれると思う(もちろんグラデーションだ)。

わたしは「統合失調症の生き辛さ」を抱えて、最初こそ悲観していたのだけど、むしろブラック企業やブラック彼氏(?)が勝手に避けてくれると気付いて以来、幸せ街道まっしぐらである。

「生き辛さ」を抱える女性は、「声を上げる」のも必要だと思うけれど

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コロナのことなんか書きたくないね、生活のことを書いてやるんだ。

ヨシケイっていう、食材宅配サービスを利用している。メニューを考える必要も、食材を買いに行く必要もないから、主婦としてめっちゃ楽している。わたしの目指している職業はリスクが高いからって、今は働かなくていいよって言われてるし。しかも最近妊娠したっぽいので、髪を紫に染めてやろうって思ってる。今年も来年も公演できないだろうことはとっくに予想済みで、その間に勉強と子育てしてやるんだ。海外旅行は滑り込みセーフ

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正夢

彼はものすごく怒っていた。わたしは訳が分からず困惑していた。けれど不意に思い至った。彼から借りていた本を、古本屋で売ってしまったこと。その本を彼が見つけたこと。間違えた、と弁明したけれど、彼は電話を切ってしまった。という夢を見て、今年一の悪夢だ、と思った。

ガールズバーに勤めはじめたことがバレたのだ、だから夢の知らせなのだ、と理解した。辞めたいなと漠然と思っていたのが、辞めなくちゃ、という使命感

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ぬくもり

「普通の幸せなんて手に入らないんだ」
20歳のとき、そう覚悟して、お風呂場で泣いたっけ。

中学の頃、股関節が悪いから出産できないかもね、って日赤のお医者さんに言われたときから、諦めていた。
父も母も、互いに互いの悪口をわたしに吹き込む日々で、わたしたち子どもがいるから離婚しないだけなんだろうなって思っていたから、夢見たこともなかった。

「あんたなんて産むんじゃなかった」
うん、わたしも産んでほ

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美しい世界の片隅で

美しい世界の片隅で

雨の中では、ビルの天辺は見えなかった。

(知らなかった――雨の日とは、こんなにも)

曇天という文字は灰色だった。しかし雨天という文字は白かった。
ぽつぽつと、した音もなく。ざあざあと、うるさく降り注ぐ日もあるのに。今日は、

(静かだな)

街の中でそう思った。人と人と人が行き交う場所で。
色んな色の傘が動いて、並んで、離れて、それが見ていてとても綺麗だった。

骨の先――から滴る雫。その音に

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彼氏がネットワークビジネスをやめた理由(彼氏執筆)

彼氏がネットワークビジネスをやめた理由(彼氏執筆)

これは、彼氏がネットワークビジネスにハマってしまって困っている、どうにかやめて欲しい!という人向けの文章です。

わたくし夢楽ゆらりが書いたブログ

彼氏が「ネットワークビジネスをやりたい!」と言うので別れかけた話

では、どうぞ。

私が彼氏です。

沼に沈みかけた立場から言えば、「ネットワークビジネスは悪いことだからやめて」ではまず解決しません。

本人としては、自分が正しいと思っています。そ

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