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過去ブログ AZUKI七という作詞家

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今は解散してしまったけれど2004年頃GARNET CROWというJPOPのグループがいて、アニメのコナンの主題歌なんかを歌っていたんだけど、そのグループにキーボードと作詞を担当…
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#5 「風とRAINBOW」 AZUKI七「我思うゆえに我あり」

#5 「風とRAINBOW」 AZUKI七「我思うゆえに我あり」

「ロボットに魂はあるか?」

これってSFの永遠のテーマのひとつで、それこそいろいろな作家が挑戦してます。
アシモフの「私はロボット」、クラークの「2001年宇宙の旅」、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」、手塚治虫の「鉄腕アトム」や「火の鳥」、石ノ森章太郎の「人造人間キカイダー」、士郎正宗の「攻殻機動隊」、ちょっと変化球だとタニス・リーの「銀色の恋人」やエヴァンゲリオン

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#4 「call my name」歌詞レビュー「名という呪」AZUKI七

#4 「call my name」歌詞レビュー「名という呪」AZUKI七

初期のGARNETCROWの曲には名曲が多くて、この曲もその一つ。

時間の流れと共に人の心や気持ちは移り変わって行って、たぶんそれはAzukiさんも同じ。でもたとえ、その都度で違うAzukiさんが存在したとしても、Azukiさんであるという事実は変わりようがない。
AzukiさんがAzukiさんたらしめているのはその魂そのものであって、魂は彼女自身のものでしかないのだから、彼女がどのように変化し

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#3 空色の猫 歌詞レビュー

#3 空色の猫 歌詞レビュー

ガーネットクロウの中村さんが作曲、AZUKI七さんが作詞、編曲が古井さんとガーネットのメンバー総動員で「岩田さゆり」さんに提供した「空色の猫」という楽曲の歌詞レビューです。

かなり偏ったレビューですのでお読みになる方は
そのつもりでお読み下さい。
しかもある種の人達しか本意はご理解頂けないかもしれないことを
あらかじめお断りしておきます。

実はこの「空色の猫」の歌詞の初読みで感じたのは
「あ、

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#2「flower」「祭りのじかん」レビュー

#2「flower」「祭りのじかん」レビュー

20年ぐらい前に書いた文章改めて読み直すと恥ずかしいですね。
「忘れ咲き」のカップリング曲ですが、個人的には「祭りのじかん」が結構ツボですね。知り合いだらけの人混みは孤独と一番遠いところにあって、そんなとこで孤独を貫こうと思うと変なやつか嫌なヤツになっちゃいますね。(笑)
あ、ロンドンに暮らしたことがあるんだけど、街を歩いて耳に日本語がはいって来ない生活は結構快適で良かったですね。
十分変なやつか

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#1-2「忘れ咲き」歌詞レビュー追記

#1-2「忘れ咲き」歌詞レビュー追記

哲学の概念に意識、実在、他者というものがあります。
たとえば、机の上にリンゴがあってそれを私が見ているとしますよね。
で、この時点で、実際にリンゴが実在している世界と、そこにリンゴがあると認識している私の意識世界の2つが存在しているわけです。なぜ意識世界かというと目を通して脳がそこにあると認識しているだけで実際にそこに存在しているという確証はどこにもないわけです。
これが意識と実在の大まかな概念で

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#1「忘れ咲き」歌詞レビュー2004年11月23日

#1「忘れ咲き」歌詞レビュー2004年11月23日

今読み返すと恥ずかしいこと書いてますねw
まあ黒歴史ということで
この歌詞から本格的にはまりました。
歌詞を聴かせる曲が減っていた時代に思わず歌詞に惹かれた曲です。
もともと日本語が好きなので、来生えつこさんとか阿木燿子さんとか綺麗な日本語を使われる作詞家さんが好きだったので、なんか久しぶりに宝物見つけた気分でしたね。もっとも来生えつこさんとか阿木燿子さんと比べるとかなりひねくれた歌詞やメタファー

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