人の運動システムの理解の仕方(その8)-2つの視点
健常な人に見られる「状況性」は、状況変化に適応的に運動変化するための作動です。そしてこれは「豊富な運動リソースと柔軟で創造的な運動スキル」という仕組みによって支えられていると説明しました。
逆に障がいを持つと言うことは、切断や麻痺、痛みなどによって身体リソースが減少することによって、利用できる環境リソースが減り、運動の多様性と量の減少によって情報リソースが貧弱になったり不適切になったりしてしまいます。その結果、適切な運動スキルが失われ、必要な生活課題達成が困難・不能になる