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私が初出勤日に知りたかった「インターン生がとりあえず意識したい12のコト」

はじめに

はじめまして。りんちゃむと申します。今年の2月から半蔵門にある某企業で21卒内定者としてインターンを始めました。
インターン開始から3ヶ月を迎えるいま、これまでの振り返りも兼ねてこのnoteを書くことにしました。

もともと大学で社会言語学や教育科学を勉強していた私は、「ビジネス」「経済」「マーケティング」という単語からは程遠い生活を送っていました。
アルバイトもほんの少しだけ取り組んだことがありますが、MAX週1でしか働いていなかったので、まあ特にこれといった思い出もあまりありません。

そんな私がインターン生として、BtoB事業を展開する企業で働くにあたって意識した12のことを紹介していきたいと思います。

あくまでも個人的な体験をもとにですが、これを意識しておけばスムーズに仕事を始められるのではないかなと思うことを書き出しました。
(ちなみに始めて3ヶ月で恐ろしいほどチームに馴染みました。)

実際の会話↓馴染んだ

どうインターン生に動いてもらおう…とお悩みの方が「とりあえずこれ読んでおいて」とインターン生の初出勤日に渡せるnoteを意識して書いてみました。
もちろん現在進行形でインターン生の方にも読んでもらえたら嬉しいです。

特にビジネスわからない人がぶつかる「横文字とアルファベットの壁」は排除している(というか自分自身も使いこなせるほど落とし込めてない)ので、さらっと読んでいただければ幸いです。

1. 恥をかく

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インターン中の3ヶ月間は衝動的に動いてしまったり、トンチンカンなことを言っていたり、後から考えれば恥ずかしい…!と思うことだらけでした。
いまでも何度も思い出しては、恥ずかしい気持ちになります。

「恥をかく」とはつまり、自分の誤りを認め心に刻むことではないかと私は思っています。
「失敗を恐れるな」「失敗は成功の元だ」とはよく聞きますが、失敗を恐れないだけでは、失敗した後の反省もなく突き進んでしまう可能性があります。
大事なのは間違いを犯した後にそれを認める「恥ずかしさ」であり、恥ずかしいと思うことでミスの内容が心に刻まれ、次に同じ過ちを犯さないよう自分を戒めることができます

ここで注意して欲しいのは、ビジネスの世界を知らないことを恥じろと言っているわけではないということです。(知らないからと言って開き直れとも言ってはいないですが。)
例えば「自分でちょっと調べればわかることを調べなかった」という事実は恥じてもよいですが、「その単語を知らなかった」という事実は恥じるべきではないです。
自分の足りないところを素直に認め恥じることで、次のステップへ進んでいけると私は考えます。

※上記の文脈で使う「恥」は「反省」と同義ですが、私の場合は「反省」といった高尚な感じではなく、「うおおおおおお恥ずかしいいいいいいい」という感情だったので「恥」という言葉をあえてチョイスしました。

2. 理解は6割くらいでとりあえず取り組む

上司から新しいタスクを伝えられた時、ビジネスの世界を全く知らない私がその内容全てを理解することはできません。
なので内容の6割くらい、最低限そのタスクを行う目的と理由・背景を理解した段階で引き受けます

実際にやりはじめてから、「あれここどういう定義で進めればいいんだっけ??」や、「この進め方で大丈夫??」となります。

実際にやってみなければわからないことの方が多いのです。
最初の説明で全てを理解しようとせずに、6割程度の理解で進めていき不明な点を逐一上司に確認しましょう。

上司に何度も確認するなんて非効率的だ…!とお思いの方もいらっしゃると思いますが、どんなに最初に理解したつもりでも途中で疑問点は出てきますし、それであれば最初の説明の時間を短縮した方が私はよいかなと思います。
(一応その世界を全く知らない人間が飛び込んだという前提なので、その道のプロの場合とは一旦切り離してお考えください。)

3. 抽象的なタスクを自分なりの解釈でやってみる

受験勉強のように、問いが明確にあり答えがあるようなタスクはなかなかないと思います。

抽象度の高いタスクを上司に振られた時は、とにかく自分なりに噛み砕いてやってみる
そしてある程度自分の解釈を説明できる状態に来たら上司に「こういうことで合ってますか」と確認する。

大事なのは「自分の解釈を説明できる状態に来たら確認する」という点です。
自分の解釈でやって8割方完成したところで「それ違うよ!」と言われてしまうと、時間もかかってしまい自分の努力も水の泡になってしまうので、あくまでも自分の解釈が説明できる骨組み状態の時に、一旦方向が正しいかを上司に確認しましょう。

4. 物怖じしない

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最初に言いますが、私は(多分)相当生意気かつウザいです。笑
なんでもつっこむし、理解できないことはわかるまで追求します。
あと上司も積極的にいじります。(上司がいじられキャラだからというのもあります。)

相手を怖がっていないということはリスペクトしていないということにはならないと私は考えています。
年齢差があっても対等な人間として意見を言い合いたいという考えのもと、なんでも物怖じしない姿勢が、わからないことの理解を早めてくれていると感じています。

ちなみに物怖じせずにミスったときは迷わず恥ずかしい…!!!と思います。

5. 上司の工数をできるだけ削減する

上司は基本的に忙しいものだと考え、できるだけ無駄な時間を削減できるよう配慮します

例えばメールマガジンの文面の添削依頼ひとつにしても、文面がチャット上でわかるようにした上で依頼をかけます。
なぜなら上司がわざわざメール配信ツールにアクセスして確認するという工程は上司の時間を奪う無駄な時間だからです。

なるべく上司が無駄な時間を過ごさず済むように動く細かい気遣いは何気ないものですが、知識もない私ですので「知識以外のいまできることはすべてやっちゃろ!」という気持ちでやっています。
これで知識もついてきたらかなりツヨいお姉さんになれます(きっと)。

6. 選択肢を作る

質問がある場合や迷ったときは、なるべく選択肢を用意するか、Yes or Noで答えられる文面にします

これは前述した「上司の工数をできるだけ削減する」ともつながります。
上司が答えやすいように質問することで、上司の考える時間を削減します。

また選択肢を出すことのメリットは、上司の意図が伝わっているかどうか、上司自身が確認できることです。
「◯◯ってどうしたらいいですか?」だけの文章より、「◯◯って以下のどれを実行すればいいですか? ①…」のほうが、具体的に自分が考えていることが上司に伝わりますし、上司も「これは意図していたものと違う…!軌道修正しなくちゃ…!」と気付いてもらいやすくなります。

7. 認識を逐一すり合わせる、とことんすり合わせる

これは本当に大事です。
「3. 抽象的なタスクを自分なりの解釈でやってみる」でも言ったように、8割方完成した時点で「あ、それ違う」と言われたらあなたの努力は水の泡です。

大体経験もなければ知識もないのですから、奢らず自分の視野の狭さを認めた上で、自分の進んでる方向は間違ってるかもという不安を持ちましょう
上司に「こう進めていますが合っていますか」「このような感じのものを作ってみたのですが、これは〇〇さんの意図するものと相違ないですか」と確認します。

調査をスプレッドシートでまとめるというタスクなら、表頭・表側を入力した時点で確認するとか、そのレベルで確認をしておいた方がいいと思います。

8. わからないことは一旦ググる

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わからない単語を見かけたり聞いたらとりあえずググる
これは相手に対する礼儀としてやっておきたいと私が考えていることです。

会話の中でわからない単語が出た場合は、その場で相手に聞けばいいと思いますが(その後の会話が全く理解できなくなる恐れがあるため)、例えば何かの記事を読んでいてわからない単語が出た場合、とりあえず調べてから人に質問します

質問することで相手の時間を奪うのですから、特に基本忙しい(と考えている)上司に対しての礼儀として、一度調べてから何がわからないかを伝えましょう。

正直なところ毎日調べる単語ばかりですが、めげずに頑張っています…。

9. チャットを気持ち悪いくらい見る

弊社ではSlackをチャットツールとして利用していますが、私は気持ち悪いくらい、暇人か!というくらいにはSlackを確認しています。

自分には関係のない会話をしているスレッドも追跡し、現在タスクとして行っていないお問い合わせの対応も全部ストーカーレベルで見ています。

理由は2つで、1つは単純な好奇心、2つはそこから得ること・気づくことがあるからです。
Slackを気持ち悪いくらい見ることで、知識はもちろん(知らない単語を見つけてはググるの繰り返しです!)、一緒に働くチームの人たちの性格や雰囲気も知ることができます
チームで働くのにコミュニケーションは欠かせないので、仲間の雰囲気を掴めていればコミュニケーションのハードルも下がります。

10. 分報で頭の中を大公開

もともと私自身が自己開示しまくり人間なのですが、それをSlack上で分報として行います。

分報とは、Slackなどの社内チャットツールを使い、自分専用チャンネルで「今やっていること」や「困っていること」をつぶやくプラクティスです。

(実際は自分の呟きを公のチャンネルで公開しまくった結果、強制的に分報作る羽目になっただけなのですが…。)

実際の会話↓キャプチャ

私が実際に分報でつぶやいてみて感じた、「分報でつぶやくメリット」は主に3つあるかなと思います。

① 親しみを持ってもらったり共通点を見つけてもらうことで、コミュニケーションのハードルが下がるため、周りから声をかけてもらいやすくなる。
② わからないことをわからん!!とつぶやくと教えてくれたりする。
③ 楽しい。

インターン生ってある意味、直属の上司以外の社員の方にとったら印象に残らない存在になりがちですが、きっと積極的にコミュニケーションの場を作ることで、認知してもらい可愛がってもらえます
人のつながりは自分の人生において、必ずいい影響をもたらすと考えているからこそ、積極的に頭の中を公開し、相手と今後も付き合っていける関係を築きます。

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これ以降はリモートワークに移行してから特に意識したことです。
(弊社は2月の終わりからリモートワークに移行しています。)

11. 上司のカレンダーもよく確認する

リモートになると、上司がいつ会議をしていて、どの時間ならチャットを見てくれそうかを確認することが、自分の仕事をスムーズに進める上で役に立ちます。
なぜなら上司の動きを把握することで、タスクの終了までのスケジュールの逆算がしやすくなり、より正確な工数の見積もりにつながるからです。

正直ビジネスの世界に初めて足を踏み入れたので、正確な工数の見積もりはできません。それなら上司のカレンダーも確認し、余裕を持った状態で上司にタスクを上げていく、確認をとることがより必要になるのかなと思っています。

12. 絵文字をたくさん使う

リモートワークではface to faceのコミュニケーションが減り、文字ベースのコミュニケーションが圧倒的に増えます。
ですが、人間は言葉以外の多くの要素を情報として取り入れながらコミュニケーションをとるので、チャットツールだけではコミュニケーションの失敗が起きがちです。

特に私は(そんなつもりは全くないのに)言葉にトゲがあるとよく言われるので、コミュニケーションの失敗を避けるために、使う言葉だけでなくその他の部分でも、自分のコミュニケーション力の欠けている部分を埋めなくてはなりません

そこで他のインターン生を観察したところ、優しそうだなという印象を受けるインターン生は絵文字をよく使っているなと感じました。
例えば、「これは〇〇ですか?」よりも「これは〇〇ですか?🤔」と伝える方がより柔らかい感じがします。
(そう思うのは私だけ?笑)

細かい部分に(失礼に当たらない程度に)絵文字を入れたり、上司の発言に積極的に絵文字でリアクションしたりすることで、自分の言葉だけでは伝えられない雰囲気を伝える努力をしました。

まとめ

1. 恥をかく
2. 理解は6割くらいでとりあえず取り組む
3. 抽象的なタスクを自分なりの解釈でやってみる
4. 物怖じしない
5. 上司の工数をできるだけ削減する
6. 選択肢を作る
7. 認識を逐一すり合わせる、とことんすり合わせる
8. わからないことは一旦ググる
9. チャットを気持ち悪いくらい見る
10. 分報で頭の中を大公開
11. 上司のカレンダーもよく確認する
12. 絵文字をたくさん使う

12も意識したことあるんかい!多いわ!となりながら書きましたが、根底にあるのは相手を思いやることお互いを知ることだったのかなーと。
仕事を早く進めるのも無駄を省くのも、相手のことを考えた上でやるべきかなと思ったことですし、絵文字を使うことも頭の中を大公開することも、自分のことを知ってもらい相手のことを知るためにやるべきかなと思ったことです。

振り返って、まだまだ知識も足りないし月並みなことしか言えないなーと感じますが、恥をかきつつこれからもnoteを書いていきたいと思います。

りんちゃむという人間はこちらにいますので、もしよろしければ野次を飛ばしたりスプシの使い方を教えに来てください。待ってます。↓


サポートなんてそんなそんな、恐れ多いです…。