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斉藤 夏輝
2024年8月27日 20:20
「暗記はその暗記したい「モノ」と出逢う回数を増やせ」本なのか、先生なのか、頭のいい友達なのか、誰かは忘れたが、僕が高校生だったときに誰かから言われた言葉である。僕は真面目な高校生だったのでその教えを忠実に守った。授業で学習したことについて、何度も問題を繰り返してその「モノ」と出逢う数を増やした。だが、それだけでは足りない。もっともっと出逢わなければ暗記なんぞできない。そう思っていた矢先
2024年8月19日 20:42
僕が小学生高学年だったときの話だ。何ら変わりのない朝が来て、いつも通り顔を洗い、服に袖を通す。父と母に「おはよう」とあいさつをしてから学校の支度を済ます。いつもと同じ朝だった。ただその日イレギュラーだったのは、弟が体調不良でリビングへ起き上がってきたことだった。そのとき弟は小学一年生か幼稚園生くらいだったと思う。僕より早起きの弟がいつも先に朝食をとるのだが、めずらしいことに彼の大好きな「ふんわ