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忘れられない言葉~「不安と感謝は同時に感じられない」。

じぶんの中に降り積もった言葉はいつのまにか、降り積もっていたことさえ、忘れてしまって、心の底で眠ったままだったりする。

でも、こんな忘れっぽいわたしでも一度聴いたら、忘れられない言葉というのが幾つかあってそのトップにあがるフレーズを今年は何度も思い出していた。

わたしは瞬間的にしょっちゅう不安になっておろおろするタイプなのだけど。

不安な時って、やってくるかどうかもわからない不安のことばかりに気持ちが注がれている。

そのことを止めたいと思っていた頃。

『ほぼ日』の糸井さんのダーリンコラムで
「不安と感謝は同時に感じられない」という
文章を拝読した。
そしてその最強のフレーズが忘れられなくなった。

その言葉は、スポーツドクターとして従事されている二重作拓也氏の言葉であるとその時知った。

この言葉すごいねってわたしは側にいた母に言ったような気がする。

「不安」と「感謝」はそれぞれを知っていたはずなのにその言葉が並列に並んでいる時のその景色はとても不思議だった。

「不安と感謝は同時に感じられない」

これは逆に言うと感謝している時には不安は
そこにはいないということなんだと知った。

ありがとうって言ってる時になぜか涙が出そうになることが、この頃多いのだけど。

そういう時って、不安って存在しえないことを心に感じる。

この言葉はわたしの心もそうだけど、身体に
直に響いてきて涙腺をゆらした。

すきなひとにありがとうを言ってる時。
出会ってくれてありがとうがじぶんのなかで
いっぱいになってるときに、不安なんか感じられないし。そんなのもったいない。

そして日々は流れ。

わたしは思いきって去年SNSをはじめた。
周回遅れを何度やっただろうっていうぐらいのわたしの人生だけど。

だいたいわたしは乗れない人なので
流行っているものから逃げ続けてきた
結果の今だった。

Twitterに二重作拓也氏がいらっしゃった。

ほぼ日で『強さの磨き方』の対談の愛読者だったのですぐにフォローさせて頂いた。

二重作氏の毎日のツイートがわたしの心にそっと触れてくる。

それは朝のわたしの心を整えてくれる時間になった。

わたしの性格上、引用リツイートするのは相当仲がよくないと無理なのに、なぜか二重作氏のツイートには何度も何度もRTばかりしていた。

ちょっとやばいですよねって控えたこともあったぐらいです。

二重作氏は、誰に対しても言葉を尽くしてくださるので、なんどもお返事を頂いた。

言葉が一方方向なことはそれまでにもう慣れっこだから、お返事頂いた時にはとてもびっくりしてうれしかった。

そして憧れのキャッチボールのようなやりとりが何か月も続いたある日に、
ご著書の『パフォーマンス医学』についてレビュー書いて頂けませんか? とDMが届いた。

オファーってなんて人を幸せにする言葉だろう。

二つ返事でやりますとお答えして、noteにレビューを書かせて頂いた。 
↓こちらです。

そして、このご著書は、わたしにとってもまた大事な宝物のような一冊になった。

『パフォーマンス医学』ではあらゆるアングルから運動がテーマになっている。

でもその「運動」とはアスリートだけに向けられた言葉じゃない。

わたしのような不器用な人たちも救ってくれる。

「運動」は本来、「生きる」ということに向かう行為なのです。

運動のイメージが、ぐっとじぶんの側に寄ってきたそんな感じがした。そして今リハビリを日々続けている母のことを思って胸があつくなった。

程なくしてもう一度わたしはレビューを書かせて頂く幸運な機会を得た。

二重作氏のこちらのコラム。
あのプリンスへの圧倒的な愛を人生をかけて語っていらっしゃる圧巻コラムです。


このコラムへのレビューをnoteに書かせて頂きました。↓こちらです。

そして「実践者・プリンス」に魅入られた二重作氏は1985年に彼の楽曲に衝撃を受けてから、今もプリンスと彼を愛してやまない方達と共に過ごす時間を持っていらっしゃる。

紫大学と呼ばれてるPurple Universityは
二重作拓也氏のご自宅の地下に作られた「New Power Studio」で開催されている。

新しい力が生まれるスペース。凄い!

おそれおおいことにわたしは、こちらにお誘い頂き紫大学に参加させて頂いた。

プリンス好きでした。岡村靖幸好きでした。とはいえパープルレインの頃なのでほとんどニワカに近い。こんなニワカでよいのかなと思いつつ当日を迎えた。

こんかニワカに、そこに集っている方々がみなさんやさしく受け入れてくださって。初対面だと思えなかったほどその場所にいることがなんだか幸せな気持ちでいっぱいだった。

MTVで育ったわたしはあの中の映像しかしらないのだけど。凄くレアな画像を一番前の「アリーナ席」で見せて頂いて、それはもうプリンスと再会というよりはほとんどはじめまして!好きです!みたいな体験だった。

二重作拓也氏はわたしが初参加ということもあって、ウエルカム曲を用意してくださっていた!

それがななんと「パープルレイン」!。

なんていうお優しいお気遣いなのだろう。たちまち心がぬくもっていくのがわかった。

映像を見て時間が逆戻りするというよりはあたらしい今誕生したばかりのプリンスに立ち会っているようなそんな気持ちだった。

あの地下室の「New Power Studio」で体感したことは、Live以上のLive感があって。そこに集う方々はみんな自由だった。ずっと居たいような感覚。

居ていいんだよという風が流れていた。

とある演出家の方は「瞬きするのを忘れていた!」って仰っていて、その感覚めちゃくちゃわかるって思った。

Purple Universityでは「初めての人に疎外感を感じさせない」を大切にしている。音楽ファンの集まりは「ただでさえマニアックな話題に偏りがち」だけど、それは居酒屋などでやればいいと僕は思ってる。
たくさんプリンスに「初めて」を経験させてもらったのだから、「初めて」を心地好く提供するのも、影響を受けた者たちの役割かもしれない。

二重作拓也氏が大切にされていること。

素敵だなって思う。はじめてのひとにも疎外感を感じさせないという佇まい。
初めてって、とっておきの経験できるまたとない機会なのだと知った。



Purple Universityで聴いたときと
同じ曲のラインナップのプレゼント頂きました!
いまも書く時にお世話になってます💜


出会いは、すくすくと育むことができることを教えてくださった二重作拓也先生。

そんな2023年の終りを幸せな気持ちで終えられること心より感謝申し上げます。

ゼロの紙拝

追記:二重作拓也先生から素敵なアンサーnoteを書いて頂きました!
出会うということの不思議さと有難さをかみしめております。
ありがとうございました。


💜     💜     💜     💜


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