36.BP BIGSCREENっていう太っ腹なイベント知ってますか?
朝、いつも通りに学校へいく。クラスメイトから昨日休んだ理由を聞かれ、「PaulWellerに会ってきた」と伝えてもあまり周りには響かなかった。仕方ない。世代が違うから。自分がよければ満点なので全然OKです。
学校が終わり、予習復習と宿題を終えて、ちょっと早めに家に帰った。
最近はずっと動き回ってたし、ちょっと家でゆっくりしようかな。
と思っていた。
すると、マリウスからメールが来た。
「何してる?セントラルこないの?」
「今家についたところ。セントラルは行かないと思う。」
「本当に?でも僕は君をここに呼び出すことができるよ。だって今日はBP BIG SCREENの日だよ!君はこのイベントを見逃すのかい?」
と、キザなメールがBP BIG SCREENのURLと共に来た。
!!!!!!
それまでBP BIG SCREENというイベントはしらなかった。
送られてきたウェブサイトをみてアンジーさんは驚いた。
トラファルガースクエアに、巨大スクリーンが設置され無料でROYAL OPERA HOUSEの演目を上映するというイベント。
なんだって!!!!
その日はロイヤルバレエ団の白鳥の湖が上映される日だった!!!!!
「いく!絶対いく!!!!」
「ほらね。6時45分からだから、まだ少し時間あるよ。ではまた後でね!」
今日は家でのんびり^^なんてしてられるわけもなく、少し仮眠をとってから急ぎ足でセントラルへ向かった。
大勢の観客がいて、私もちょうどいい高さの階段の地べたに座る。ちなみに、みんな地べたに座ってみる。
会場には大きな仕切りができていて、入場ゲートで荷物検査があり、そのあと簡易のクッションを渡されて、
お尻が痛くならないようにして見れる。すごい待遇。これで無料だなんて!!!
スワンレイクは絶対見たかった演目。ただこの演目はチケット難でなかなかチケットが取れずにいた。それが、無料でみれるなんて夢のようだった。
お分かりいただけると思うが、私のイギリス生活は毎日が夢つづきだった。
本当に奇跡の連続で夢が叶いまくっていた。
マリウスに「トラファルガーに到着したよ!左側のエリアでみてる。」
と送ったけど、既読だけになって結局最後まで彼はこなかった。
繊細で美しく、ストーリーも面白いスワンレイク。私は、バレリーナについては詳しくないけど、
主演を演じている方は相当なベテランでとても人気のバレリーナらしい。
プロが憧れるプロなんだと。チケット難になるのも納得。
素人が見ても、白鳥の時と黒鳥の時の演じ分けが見事で、感動した。
白鳥のオデットが最後絶望して羽を閉じ落ち込む姿の美しさが忘れられない。
大満足で、バレエを楽しむと陽が暗くなってきた。
涼しくて心地よいロンドンの気候がより気持ちを高揚させて帰路についた。
プロポーズまであと490日
これは2019年バーションですが、WEBサイトを貼っておきます。クリスマスのロンドンもイベント目白押しで、観光に人気ですが夏のロンドンも最高ですよ^^!おすすめです。
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