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投資視点での米国の宇宙産業の解説 各分野の解説編


米国の宇宙産業

アメリカの宇宙産業の歴史は1958年にNASAが誕生した事から始まります。

現在、宇宙産業は成長が期待される分野の一つで、2020年の宇宙産業投資規模は年間4240億ドル、約10年間で70%も拡大しました。

2040年には1兆ドルに達する見通しです。

宇宙産業が発展している一つの理由は、NASAの民間委託が加速している事です。

その理由は資金問題であり、一例としてスペースシャトルの運用は1980年代〜2011年まで行われましたが、計135回で2090億ドルもの費用が掛かりました。

そのため、2000年代以降民間への参入や委託のハードルが下がり、イーロンマスク氏が率いるSpaceXやジェフベゾス氏が創業したBlue Originなどが台頭しました。

宇宙産業の中で成長性が著しい分野は、製造、打ち上げサービス、衛星関連と言われています。

分野別の宇宙関連銘柄

宇宙関連銘柄と言っても様々な分野があり、直接的な銘柄から間接的な銘柄もあります。

①航空宇宙銘柄

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