2024年1月の記事一覧
【エッセイ#35】魂を吸う魔物 -バッハ『無伴奏ヴァイオリン』の魅力
以前、メロディが時や場所を超えて変奏されることについて触れましたが、それを奏でる楽器や編曲もまた、音楽にとって重要です。楽器によってその曲の個性そのものが決まる場合もあります。
ヨハン・セバスティアン=バッハの編曲の多彩さは、驚くべきものがあります。大曲『マタイ受難曲』から、チェンバロ(ピアノ)の『平均律クラヴィア』まで、当時のあらゆる楽器で作曲されています。
しかし、同時に、どこか編曲す
私がインストラクターに向かない理由
自分でも忘れがちなのですが、そういえば私はヨガの先生でもあるのだった、ということに時々思い至ります。
専門の学校で学んで国際資格も持っていますし、レッスンを担当した経験ももちろんあります。
けれどここしばらくは決まったクラスも持たないために、自分でも記憶が遠くなるのは当然かもしれません。
それでも時々であれ思い出すのは、ヨガのインストラクターだから、という前提で誰かから話を振られることがあるか