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【創作】深夜、浴室で【スナップショット】
雨の音が聞こえる
うん
静かだね
夜の雨って静かで好き
そうだね
聞いていると
吸い込まれていきそう
ううん、きっと吸い込まれる
きっと夜の奥に吸い込まれるんだ
吸い込まれたら?
多分もう戻って来ない
どこに行くのか分からない
私は多分そんな場所を
ずっと望んでいたと思う
私が普段どんな生活をしているか
聞きたい?
君が言いたくなければ
言わなくていいよ
何で
近江商人の哲学は労働者を救う!?
『売り手よし、買い手よし、世間よし』
『三方よし』の精神を受け継がれている企業で有名なのは伊藤忠商事です。
私は伊藤忠商事の元社長、会長を務めた作家の丹羽宇一郎さんの大ファンです。
『死ぬほど読書』という本の中でも近江商人についてふれていました。
とにかく読書が好きな方で、読書経験と人生経験をミックスされた素晴らしい知見が本の中で語られています。
伊藤忠商事の創業者伊藤忠兵衛の言葉を紹介
【現代詩】『プラネタ★リウム』
『プラネタ★リウム』
赤黄緑紫
散らかるということは
なんだ
散らかるということ
それは
名も知れぬ
プラネタリウムの
お星様たち
食べ残しの皿 飲み残しの缶
もう誰からも
求められなくなって仕舞には
言葉に詰まってしまう景色の中に
「ひとり」取り残された仕方のない、私
あれは可哀想なベテルの神様
口を啞然と開いたまんまで
炭酸の抜けきったコカ・コーラ
この景色を作
【現代詩】『熱湯✿3分』
『熱湯✿3分』
あかきみどりむらさき
カップラーメンが出来上がる迄の
心地良いこの誰のものでもない3分間を
どうぞ私にお捧げ、くださいませ
✿
今、世の中は、残酷にも、春なのです、よ。
自分を駄目だと思う事で
精神の安定を保っていた
我が愛しき婆ちゃん
ここへ、どうぞヒラリ
舞戻ってくださひな
✿
思い出す、華を凍結させた
私達の夢。
願いを込めて、押し花したのは
明日、明後日、それよりず
詩『届け! ぼくの歌』
寂しい時 青い空の下で
ぼくは歌を歌う
大きな空に寂しさが吸い込まれる
楽しい時 道を歩きながら
ぼくは歌を歌う
太陽がいつもより眩しい
悲しい時 真っ赤な夕日に向かって
ぼくは歌を歌う
悲しみが涙に流れていく
歌を歌っていると
嬉しい時はもっと嬉しく
悲しい 寂しい気持ちが半分になる
だからぼくは歌が好き
誰かに聴いてほしいけど
上手くないから恥ずかしい
風が吹き抜けた
野原がなびく