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冬大佐詩集

映写機の光を浴びつつ
古い映画を見ているように
私はまた新しい陽の光を浴びつつ
出かけてゆくでしょう

結局
円をえがいて
墜落する鳥のように
暗室のような夜に
帰って来るために

日々
そうですから

新しいも
古いも
ないんですよ

フィルムの中の
セピア色の
出会いと別れの

永い永い繰り返し
だけなんですよ

でもなにか
原色の薔薇を
胸元にかざりたい
とは思ってます

新年よ
こんにちは


■画像はヤフーセピア色の薔薇画像より。


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