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うつ病で休職した話

私は31歳の男。現在絶賛うつ病を発症しており、休職中である。
始まりは2020年の秋頃。
コロナの影響で6年ほど勤めている会社で異動があり、
新しい分野の仕事をやらされることになった。
更に上司たちは私が元々やっていた仕事を今後不必要と思い始め、
陰で陰湿な事をし、辞めさせようとしてくる始末であった。

すると今まで朝までぐっすり寝れていた私が夜寝れなくなった。
初めのうちは数週間に1回寝れない程度だったが、次第に毎日寝れなくなってきた。

私は仕事の昼休憩中は基本的にコンビニで弁当やらパンやらを買い、後輩くんや事務の女の子とお喋りしながら昼休憩を過ごすスタイルだった。
しかし、夜寝れなくなってからはその昼休憩が貴重な昼寝の時間になった。

妻からは「それはうつ病じゃないの?」と言われ、メンタルクリニックへの通院を勧められたが、
うちの会社や私の考えが古臭く、「うつ病なんて心の甘え」「うつ病になったら負け組」等と言い、
メンタルクリニックを受診するのを避けてきた。

我慢して通勤していると、そのうち新たな症状が出てきた。
会社に行くのが辛いのだ。死ぬほど辛いのだ。
その症状は初めは2週間に1回程度のもので、
仮病を使って会社を休んでいた。

それでも他の日は何とも思わないので通勤していると、体は音を上げコンスタントに2週間に1回休むようになり、
それが一週間に1回休むようになってきた。
それが2021年の5月頃だろうか。

そうなるとさすがに上司に目をつけられる。
「有給休暇使うのは良いけど、休みすぎとちゃうか?」と呼び出された。
今までも何度か呼び出されなんとも理不尽な
退職勧奨のような事を受けてはきたが、
言葉巧みに結論を避けてきた。
がしかし、今回の私は違った。

「休み過ぎとちゃうか?」と言われた私は正直に
「夜寝られなくなったんです」と正直に言った。
すると上司は一言、「メンタルクリニックに行け」と。
私は「メンタルクリニックだけは行きたくありません。行ったら負けみたいな風潮がこの会社というか社会にあるじゃないですか。
もし、うつ病だった場合にあいつはうつ病だというレッテルを貼り続けられる。」と言うことを言った。
しかし、上司は「今後の事も考えてちゃんとメンタルクリニックに行ってこい」と言ってきた。

さすがに折れた私はその日、人生で始めてメンタルクリニックに電話をした。
メンタルクリニックに電話をした私は驚いた。
電話の向こうで名前やらどんな症状かを聞かれ、
その問いに答えていたのだが、なんと私の声が震えていたのだ。
無事に初診の予約を取り、上司にも予約した旨を伝え、呼び出された日から2週間後、初めてメンタルクリニックの門戸を叩いたのであった。

つづく

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