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投票率57.5%!農業を守るために、オランダの選挙で一般市民の政党(BBB)が記録的な勝利!

2019年の結党当初から、窒素排出規制を大きな焦点とし、同規制の緩和に向けた見直しに注力してきた農民市民運動党(BBB)。3月15日に行われたオランダ州議会議員選挙で、オランダのルッテ首相率いる自由民主国民党の10議席を上回る16議席を獲得し、上院の第一党となったそうです。

政府による過度な脱窒素政策に「NO!」

大手メディアは取り上げていないようなので、農畜産業振興機構 調査情報部の記事から引用です。

窒素排出規制の見直しを求めるオランダ農民政党、選挙で躍進(EU)
農畜産業振興機構 調査情報部 令和5年3月28日発
オランダ州議会議員選挙が3月15日に行われ、農民市民運動党(BBB)が記録的な勝利を収めた。BBBは、同国のルッテ首相率いる与党・中道右派の自由民主国民党(VVD)の10議席を上回る16議席を獲得し、上院の第一党となった。

 BBBは2019年の結党当初から窒素排出規制を大きな焦点とし、同規制の緩和に向けた見直しに注力してきた。今回の選挙結果で同党を支持する票が数多く集まったことは、オランダ政府が進める窒素排出規制にとって逆風となる。
(以下略)

https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_003486.html

2019年に結党したばかりの党が、上院の第一党となったのです!

記事は、さらに続きます。

畜産部門では、自主的な離農や経営規模の縮小だけでなく、政府による強制的な家畜頭数の削減も示唆されたことから、農業生産者は大規模なデモなどで反発してきた。さらに、アンモニアなど窒素化合物の大気への排出量を30年までに半減させる目標を掲げるとともに目標達成のために家畜頭数の3割削減が必要とした22年6月の試算結果の発表から、大規模な反対運動が続いていた。

 BBBは、酸性化した土壌への石灰散布などの対策により、経営規模を縮小させることなく、窒素排出の抑制が可能と主張している。

https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_003486.html

2022年6月に起きた、大規模な抗議デモの様子です。

以下、BBCの記事からの引用です。

オランダ政府は、窒素排出に取り組むために家畜の大幅な削減を提案しています。それに従うと、彼らは11,200 の農場を閉鎖しなければならず、さらに 17,600 の農家が家畜を大幅に削減しなければならないと見積もっています。

https://www.bbc.com/news/world-europe-62335287

こういった背景があり、農業を守るために、農民市民運動党(BBB)が行動を起こしたのです。

今回の投票率は、なんと約57.5%とのこと。BBBは、多くの一般市民から支持を得たのです。

”This isn't normal, but actually it is! It's all normal citizens who voted,"party leader Caroline van der Plas said.

https://www.foxnews.com/world/european-farmers-fed-climate-policies-shock-political-establishment?mc_cid=e77f11f62f&mc_eid=be550c7f35

「これは普通ではないことですが、事実です!投票したのは、すべて一般市民です」と、党首のキャロライン・ファン・デル・プラス氏は語っています。

下記は字幕なしですが、農民市民運動党(BBB)の勝利を取材した動画です。

オランダの市民は、大切なものを守るために大きな1歩を踏み出しました。

無関心でいることをやめなければ、大切なものを守ることはできません。

このままでは日本でも、当たり前の日常がいつ奪われるかわかりません。国が行おうとしていることが本当に国民のためなのか、関心を持って、疑問に思うことがあれば自分で調べることが大切だと思います。

4月13日まで募集中のパブコメ

大切なことなので、何度も書きます! 少し補足もしています。

「新型コロナウイルス感染症の法上の位置付けを見直し、5類感染症に位置付けるとともに、特定感染症予防指針を定める感染症に追加する」ことなどに関して、厚労省がパブリックコメント(国民からの意見)を募集しています。

下記のページにあるフォームから意見を送ることができ、匿名での提出も可能です。

意見を送るためには、下記の資料を開いて確認する必要があります。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220441&Mode=0

開くと、□にチェックすることができます。送る直前に資料を開かないと、チェックができないようです。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220441&Mode=0

募集ページに書かれた文章は、おかしすぎて理解するのが難しいのです。詳しく発信されている方の記事などを参考に、自分なりに解釈して問題点について記事を3本書きました。この募集は、4月13日までです!!