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【1分半で分かる文章の書き方】②謝罪のメール

 こんにちは。H&Mと申します。

 続いて、②謝罪のメールです。

 上司、先輩、客先に考えを伝えるときに重要になるのは、①の感謝よりも謝罪であると考えています。 (時に自分がしでかしたわけではなくとも)如何に謝るか、は、自身の立ち位置と存在感を示す機会にもなります。

 誤解を恐れずに申し上げると、目上の方は、謝罪をされることが嫌いではないでしょう。謝罪は、相手を尊重すること、と同義です。

 ①と同様の、表現については

 >すみません。

 >失礼致しました。

 >申し訳ございません。

 >お詫び申し上げます。

 >心よりお詫び申し上げます。

 >深くお詫び申し上げます。

 >深謝致します。

 ①と同じく、上から下に至るに従って、謝罪の意思が強くなっています。一番上の「すみません」「失礼致しました」は「謝罪度1」、最下部の「深謝致します」は「謝罪度7」ぐらいのパワーです。

 どの程度のお詫びの気持ちを込めるかによって、やはり、表現を使い分けるのです。私は「すみません」は謙虚な姿勢を示す程度、「失礼致しました」は形式的な謝罪を示す程度、「申し訳ございません」以上が謝りの意思であり、最上級の「深謝致します」はめったに使わない、とっておきの言葉としています。

 テクニックとしては、これらの表現をうまく使い分けながら、1通のメールで繰り返しお詫びの文章を羅列することです。何度も謝罪が出てくることで、対面して頭を下げるより伝わりにくい、詫びている姿勢を相手にキチンと伝え、理解してもらうのです。

 気持ちを伝えようと、精一杯言葉を選んで想いを込めること。これはメールでなくとも、文章を創るうえでの基本となると思います。

 読み手がいるから、文章がある。うまくメールで謝罪できる人は、その人間性を評価してもらえる機会が増えるでしょう。

よろしければ、使ってみてください。お読みいただき、誠にありがとうございました。

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以下は例です。不要な方はお読み飛ばしください。

 ●●様

 いつもお世話になっております。

 先日は大変、失礼致しました。

 私の誤解により、ご迷惑をお掛けしてしまいましたこと、大変申し訳ございません。

 日ごろからご丁寧にご対応をいただいておりますのに、配慮不足で、心よりお詫び申し上げます。

 ご尽力いただきました貴社の皆様方におかれましても、誠に申し訳なく、深く、お詫び申し上げます。

 次回より、このようなことが起きませんよう、細心の注意を致します。

 誠に恐縮ながら、皆様に何卒、よろしくお伝えいただけませんでしょうか。

 改めまして、本当に、心よりお詫び申し上げます。

 大変失礼致しました。

 ●●

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【裏技?】

 ・メール文末に改めて謝罪の表現を記すと、お詫びのメールであることが強調されますので、オススメです。

 ・関係性にもよりますが、相手の日ごろからの付き合い方は素晴らしい、と添えながら謝罪すると効果が上がるでしょう。

 ・「誠に」「心より」などに替えて、「本当に」を付けるのも、その後の表現に真実味を一層プラスすることができると思います。

 以上、ここまでお読みいただき、深謝致します。

 ※「深謝」は感謝と謝罪両方の意味を持つ、便利(笑)な言葉ですね。

H&M

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