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【映画感想】PERFECT DAYS #みんな見て!!!

適応障害になり、最近のnoteは沈んだ投稿が多くなっていました。
友人に連れ出され、久しぶりに映画館へ行きました。

…とても観ることができて、こんな作品に出会えて良かったです。

くすくすっとできたり、美しい光と影にじんわりとしたり。
変わり映えのしない日々が淡々と続くのですが、実はそうではない。
モノクロっぽいのに鮮やか。
多くは語られないのに、言語以上の何かが伝わってくる感じ。

まだまだ不安やらなにやらでドロドロの心の私にとっては、とても染み渡る映画でした。

メリハリあるストーリーの映画は数多くありますが、こんなにも穏やかな映画は人生で初めてだったような気がします。

穏やかだけど、気持ちがすっきりするというか、洗われるんです。
最近「禅」に関する本を読み漁っていたせいか、座禅をして得られる気持ちと近いんだろうなぁ、「見る座禅」ではないか。と思ってみたり。

「〇〇なのに××」という感覚が押し寄せてきて、不思議な映画でした。
また観に行きたいし、定期的に拝見したい映画です。
でも、あの感じは、やはりスクリーンで見ることに価値がありますね。

役所広司さんの表情や、役者陣が素敵でした。
音楽も、風景も、魅力で溢れすぎていました。

日々を積み重ねていこう、って思えるし、
東京のどこかにいらっしゃるのかなぁって想像してみたり。

心がほくほくしました。


最後にあらすじを。
多くの方にぜひ劇場で観ていただきたいです。

あらすじ   
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。

Filmarksアプリのあらすじより


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