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独学大全「シネクドキ」

日本語では提喩(ていゆ)と言う。修辞技法の一つで、上位概念を下位概念で、または逆に下位概念を上位概念で言い換えることだ。

本書より

ちなみに、上位概念を下位概念で言い換えることを、シネクドキダウン、下位概念を上位概念で言い換えることを、シネクドキアップという。

シネクドキってなに?

上の引用で言うところの提喩(ていゆ)のことだよ。

シネクドキの具体例


たとえば、「お花見」ってあるよね。でも実際は、「桜の花」を見ている。

よく考えたら、花って、桜の花の上位概念だよね。

だから、シネクドキの例として、桜の花を見ることを、お花見として表現することが、挙げられるんだ。

本を探す時に、シネクドキが役に立つ


実は、シネクドキは、本を探す時に役に立つんだ。

たとえば?

たとえば、高脂血症について調べるために、図書館の検索で、検索すると、高脂血症についての詳細な専門書がみつかる。

でも、高脂血症についてほとんど知らないボクらは、そんな詳細な専門書を読んだところで、めんどくさいよね。

そういうときに、シネクドキアップをすると、良い本が見つかるんだ。

シネクドキ検索の具体例

まず、高脂血症をシネクドキアップすると、どうなる?

まあ、「病気」になるよね。

じゃあ、病気で検索してみて。

「家庭の医学」みたいなのが、ヒットしたよ。

それで高脂血症をしらべれば、詳しくない人にとってわかりやすくまとめられた、文章が読めるでしょ。

なるほど、シネクドキは本を探すのに、役に立つんだね。


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