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備忘録 22-12-30
歓楽極まって哀情多し
――歓楽極兮、哀情多し
『古文真宝』
漢の武帝の「秋風辞(しゅうふうじ)」と題する詩の一節。もう少し引用すると、
歓楽極まって哀情多し
少壮幾何(いくばく)ぞ
老いを奈何(いか)にせん
とある。武帝は漢代の全盛期の皇帝である。しようと思えば何でもできる立場にあり、その楽しみ方も豪奢をきわめたて違いない。しかし、そのかれですら、楽しみのかげにしのびよる「哀情」をいかん
歓楽極まって哀情多し
――歓楽極兮、哀情多し
『古文真宝』
漢の武帝の「秋風辞(しゅうふうじ)」と題する詩の一節。もう少し引用すると、
歓楽極まって哀情多し
少壮幾何(いくばく)ぞ
老いを奈何(いか)にせん
とある。武帝は漢代の全盛期の皇帝である。しようと思えば何でもできる立場にあり、その楽しみ方も豪奢をきわめたて違いない。しかし、そのかれですら、楽しみのかげにしのびよる「哀情」をいかん