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私のスペイン900km巡礼記 in 2023春 #5 【3日目】フランス・パリで半日観光(ヴェルサイユ宮殿&サッカー観戦)

こんにちは、ナガイです。3日目はオランダ・アムステルダムからフランス・パリへ移動します。
前回の記事はこちら。

天気予報
アムステルダム 曇り 最高気温10℃ 最低気温3℃
パリ 曇り 最高気温11℃ 最低気温7℃

ベルリン在住のミホコさんとの出会い

午前3時起床、4時間しか眠れなかった。日本時間だとすでに午前10時なので、まだ体が日本のリズムのままなのだろう。少し荷物の整理をしながら再び眠くなるのを待とうとしたが、結局そのまま朝食の時間まで起きっぱなしだった。
今回泊まったのはアムステルダム中央駅から電車で30分ほどの場所にあるB&B Modern Timesという個人経営の宿。

ホストのおじさんはとても優しく感じのいい人で、朝食の準備をお願いしていた7時半に1階へ降りるとおじさんが犬と一緒に出迎えてくれた。犬の名前はチェルシー、13歳半のおばあちゃん犬。私が撫でるとゴロンと仰向けになり、お腹を撫でてほしいとアピールしてきてかわいかった。

用意されていた朝食はとても豪華で、感動しつつもかなりボリューミーで食べ切るのに必死だった。しばらくすると一人の女性が降りてきて、ホストのおじさんが「日本人だよ」と紹介してくれた。彼女の名前はミホコさん。ベルリン在住でバリスタをやっており、アムステルダムにはコーヒーのイベントを見るために来たそう。ベルリンでの生活やワーホリで行っていたオーストラリアで出会ったドイツ人の旦那さんの話題のほか、初対面にもかかわらず割と突っ込んだ話までできて、とても有意義な時間だった。彼女は今日ベルリンに帰るそうで、1日ずれていたらお互い出会えなかったことを考えると、人生は本当に一期一会だと感じる。

アムステルダム中央駅へ向かうために9時過ぎに会計を済ませる。料金は1泊で130ユーロ。アムステルダムはパリやマドリードと比べてホテルの相場が少し高かったのだが、昨日知人たちもアムステルダムは特に物価が高いと言っており、部屋や朝食のクオリティを考えると妥当な金額なのだろう。まだ朝食を食べていたミホコさんにも別れを告げて宿を出発し、最寄り駅からメトロでアムステルダム中央駅へ移動。駅に着くと少し時間があったので近くにある聖ニコラス教会だけチラ見してホームへ。

アムステルダム中央駅の外観
運河の向こう側に見えるのが聖ニコラス教会

10:15アムステルダム中央駅発、13:38パリ北駅着のThalysの列車に乗車。

パリには10年以上前にも一度来たことがあるが、パリ北駅に着いて外に出ると、すぐに「やっぱりあまり好きな街ではないな」と思う。

パリではつい先日までストライキやデモが行われており、清掃業者のストライキで街中にゴミがあふれかえっていたり、ルーヴル美術館やエッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿といった施設がクローズしているというニュースを見かけたが、そういった事態は解消されているようだった。翌日のサン・ジャンへの列車がストライキで運休する恐れもあったが、それも大丈夫そうで夜行バスに切り替える必要もなくなり一安心。14時過ぎにこの日の宿であるホテルフランスアルビオンに到着し、チェックインを済ませる。料金は112ユーロと少し高めだが、立地を考えると仕方ないだろう。

荷物を置いて洗濯だけ済ませてから、今回のパリ観光の目的の一つ目、ヴェルサイユ宮殿へ向かう。

チケット売切でヴェルサイユ宮殿に入れず

ホテルの最寄りのSaint-Georges駅から地下鉄を乗り継いで1時間ほどでVersailles Château Rive Gauche駅に到着。

ここで油断していたのが、宮殿の中に入るためのチケットは当日その場で買えると思い込んで事前に買っていなかったのだが、チケット売り場に行くと今日のチケットはSOLD OUTとのことだった。

そのため宮殿の内部見学は次回の楽しみに取っておくことにして、庭園の方のチケットが買えたので今回はそちらを見学することにした。ヴェルサイユ宮殿庭園はとてつもない広さで、当時のフランス王ルイ14世がいかに強大な権力を誇っていたかが分かる。

しばらく歩き回って満足したところでヴェルサイユ宮殿を後にし、今日の目的の二つ目であるサッカー観戦に向かう。

初めての生メッシと生エムバペを見る

この日はちょうどパリのパルク・デ・プランス・スタジアムで、あのメッシやエムバペを擁するパリ・サンジェル=マン(以下PSG)の試合があり、せっかくの機会なので観に行くことにした。
通常販売はタイミングを逃してしまい売切で買えなかったため、パリへ向かうThalysの列車での移動中にTicketplaceという公式のリセールサイトでチケットを購入した。席によって100ユーロ未満のものから200,300ユーロ台やそれ以上するものまであるが、値段と席のバランスを見ながら108ユーロ(別途手数料と税金がかかり合計で130ユーロほど)の席を購入した。20:45キックオフ予定のため19時頃にスタジアム周辺に着くとすでに多くの人がグッズや入場の列に並んでいたり、一角ではサポーターの集団が大声で騒ぎながら花火を上げていたりして辺りが煙に包まれていた。

この日の対戦相手はオリンピック・リヨンで、PSGのスタメンには嬉しいことに昨年のカタールW杯でも大活躍だったメッシとエムバペが名前を連ねていた。場内はほぼ満席で、試合が始まる前から試合中もPSGのサポーターによる大音量の合唱やブーイングが止むことはなかった。その殺気を感じるほどの熱量は生で体験しないと分からないものだ。

ゴール裏のPSGサポーターの熱狂的な応援も見どころのひとつ

他の選手と比べて明らかに動きの違うメッシやエムバペが果敢に攻め続けていたものの、結果的に試合は0-1でリヨンが勝利した。スタジアムからメトロに乗ってホテルに戻ったのは23時半頃。明日は5時起きの予定なのと、まだ時差ボケの影響が残っていてとても眠かったためそそくさとベッドに入る。昨日今日と予定を詰め込み過ぎてしまい十分に睡眠が取れていないので、明日からは巡礼モードに切り替えてきちんと休むようにしよう。

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