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【MLB】ステロイド時代 関連記事まとめ

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#大谷翔平

【MLB】1991年時点で筋肉増強剤は禁止されていた?【ステロイド時代】

【MLB】1991年時点で筋肉増強剤は禁止されていた?【ステロイド時代】

この一文は1991年6月7日,当時のMLBコミッショナーであったFay Vincentが各球団に対して通知した7ページの文書の一文です。ここで記載の違法薬物【illegal drug】はコカインなどの麻薬物質を指しており,規制薬物【controlled substance】はアナボリックステロイドなどの筋肉増強剤を指しています。

そもそもcontrolled substanceの根拠とは何ぞや?

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【MLB】61本塁打が”True Record”とされる理由【ステロイド時代】

【MLB】61本塁打が”True Record”とされる理由【ステロイド時代】

1961年,ニューヨーク・ヤンキースに所属していたRoger Marisは,同球団のレジェンドBabe Ruthの保有していたMLB年間最多60HR記録と並ぶ勢いで本塁打を量産。シーズン最終戦となる10月1日に「№61」を放ち,見事シーズン最多本塁打記録を樹立しました。

時は流れ2022年シーズン,同じくヤンキースのAaron Judgeが脅威的なペースでアーチを描いており,仮に「№62」を記録

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【MLB】2009年に露見した「陽性者リスト」とは

【MLB】2009年に露見した「陽性者リスト」とは

 先週,来年の殿堂入り投票を前に1本noteを投稿させていただきました。引用RTやDMなどで様々なご意見を頂けて嬉しかったです。記事内で「来年度」って連呼してましたけど年度でいうと2022年の投票は今年度なんですよね。訂正してお詫び申し上げます。

 今回は個人的に引っかかりのあった「2009年にニューヨーク・タイムズが公表した『2003年に実施したドーピング検査の陽性者リスト』」について,もう少

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【MLB】2022年「Hall Of Fame」問題【ステロイド時代】【殿堂入り】

【MLB】2022年「Hall Of Fame」問題【ステロイド時代】【殿堂入り】

 ニューヨーク州クーパーズタウンに佇むレンガ造りの建物,アメリカ野球殿堂(National Baseball Hall of Fame and Museum)は1939年の開館以来,数多のMLB選手を迎え入れてきた。
 ベーブ・ルースやタイ・カッブに始まり,2020年にはデレク・ジーターやラリー・ウォーカーといった大選手がアメリカ野球殿堂入りとしてレリーフに飾られている。

 2021年1月にも同

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