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子どもの未来の幸福度につながるもの


この間、NewsPicksで気になる番組がありました。

タイトルは『早期教育の有害性を問う』というもの。スピーカーは、子ども4人が東大理Ⅲに合格した佐藤亮子さんという方と、「こどもちゃれんじ」の監修など、子どもの教育について長年研究している内田伸子さん。

この回は、たくさんのデータをもとに繰り広げられるトークがすごくおもしろくて、40分の番組時間が本当にあっという間。結果的には、早期教育はやるべき!というよりも、「親次第・やり方次第で、良くない方にもなりうるよ」という内容のものでした。子育て中の人もそうじゃない人も、関係なしに見てほしい!!!!と声を大にして言いたいくらい、これまでの教育へのイメージがくつがえされました。

今回はその内容というよりも、私の印象に残っていることを備忘録として書こうと思います。



IQは、収入や幸福度に影響しない。

子どもの将来の幸福度につながる大事なものとは、"非認知能力"である。

『早期教育の有害性を問う』より


IQが高ければ、収入が高ければ、、、といろいろなことを親は望みがちだけど、実はこれらは子どもの将来の幸福度に関連性はないことが研究結果として出ているんだそうです。まあ、高ければ仕事とかいろいろにおいての選択肢は広がるのでしょう。けれど、子どもに1番に望む根本的なことは、「子どもが幸せであること」です。


その「しあわせ」に重要な役割を果たすのが、非認知能力。これは、子どもがよりよい人生を歩んでいくために重要な力で、心や社会性といった、目に見えにくい育ちの側面なのだそうです。


内田先生によると、非認知能力として大事なのはこの3つ。

①社会性
②感情をコントロールする力
③実行機能
(意欲や、挑戦、行動する力)


これらは、0から6歳、そして小学校低学年までの時期に、どれだけ遊び、家族とどう過ごしたかというところがすごく関わってくるのだそうです。


子どもにとって1番身近な「社会」は家族。
その家族との関係性や日常、そして家族や周囲からの「愛」が、その子の感情や、意欲、夢に向かって挑戦する力など、心の芯の部分に関わってくるのだなと思いました。

私は、これまで、知育だとか英会話やプールに早いうちから通わせたいなと考えていました。"子どもの脳みそがやわらかいうちに"って聞いたことがあるけれど、私もこの言葉が頭のどこかにあって、"早く習わせるのがいい!"、"親としてやるべきことだ!"と思っていました。

でもこの番組で内田先生の「塾やスクールに通わせるくらいなら一緒にピクニックに行った方がよっぽどいい!!」という言葉に腹の底から納得。

他にも、お勉強は就学してからでも十分だということ。そして英語は、日本語の土台を身につけた5年生からで十分だ。などなど、出てくる話すべて本当におどろきと納得の連続。そして、正直少し安心しました。。。


なんというか、肩の荷がおりたというか。

習い事なんかより、もっと自分が子育てにおいて大切にしたいことが明確になった。

これだけに集中していいんだって。


これから1番大事にしたいのは、"家族がどれだけ子どもとの時間を濃密に過ごせるか"。

一緒に遊び、歌い、笑い、考え、話し、共に過ごす時間を楽しむ。いつでも、子どもの1番の見方であること。子どもにとっての「安全基地」になること。


考えてみると、子どもと過ごせる時間は本当にわずかで、あっという間に過ぎていく。育休期間も、もうまもなく終わる。こんなに1日中ずっと一緒にいられるのも、きっと一生のうち今だけなのだ(じんわりと寂しくなってきた・・・)。だからこそ、これを心に留めて、過ごしていこうと思います。


最後まで読んでくれてありがとうございます!
(ぎりぎりだけど、今日で30週連続投稿!よくがんばった、私!笑)


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