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「好奇心」は心の栄養だと思う

私には、1歳3ヶ月の息子がいます。ここ最近は、朝起きてごはんを食べたら、公園やお散歩へ出かけるのが日課です。

ここのところ、公園へ行くと砂や土や石ころ、草花だとか、遊具以外のものに興味がある様子の息子。この間は、広場の脇にある草花が生い茂る土手の方へトタトタ・・・。

高さ2〜2.5mくらいはありそうな土手のふもとまで来ると、両手をついて登り始める。でもそこは明らかに遊び場として設けられたところではなく、「ここ登るの猫くらいじゃない?」と言いたくなるようなちょっとした不毛地帯な感じの土手だった。
それでも息子は全く躊躇せずに、まるでこれはいつものルーティンですけどなにか?と言いたげな表情で登っていくものだから、ちょっとおもしろくて笑ってしまった。

もちろん、内心どきどき&ヒヤヒヤです。え、大丈夫かな!?って。
でも、息子の好奇心を(もちろん安全な範囲で)邪魔したくないという気持ちが勝って(実はちょっと私も登ってみたい・・・)、息子の後について登ることに。笑


小さな手で地面の凸凹した部分を掴み、思うように登れないと怒りながらもやっとこさ頂上へ。すると、今度は「うぉーーーー!」と叫びながら滑り台のように土手を滑りはじめた。(斜面がボコボコしていてうまく滑れないので私が抱っこしながら滑り台を演出)

滑り終えると息子はとても満足気な顔で、次は斜面のちょっとした窪みに向かって石を放り投げてみたり、排水口に土を入れてみたりしていた。すごく楽しそうに、まるでいろんな実験をしているようにも見えて、彼の無限の好奇心には感心しました。


なんてことないあるあるかもしれないけれど、本当に子どもというのは好奇心のかたまりだなと思います。大人からすると一見難しそうなことでも、「やってみたい!」「これなんだろう?」と、思ったことはやらないと気が済まない。好奇心のままにやらせてみると、キラキラと目を輝かせて没頭する。

大人もそうですよね。“やってみたい、見てみたい“と、好奇心の針がふれたら、なんだかワクワクしてくる。そして好奇心のままに動いている時って、すごくそのことに集中しているし、充実感に溢れます。


わくわくもどきどきも、好奇心から生まれる気がします。

これってまるで、心の栄養だなと思います。好奇心があるおかげで私たちの心は健康に保たれるんじゃないかなって。きっと、人間というのはもともと好奇心の塊で、だからこうやって色々なことをしながら進化して地球上で生き延びてきたんじゃないかな。なんて思ったり。


好奇心から行動が生まれて、あたらしい発見があって、刺激があって。
それによってまた好奇心が刺激されて、色々なことにトライしてみたくなる。それを自分の思う存分どんどんどんどんやってみると、いつしか振り返った時には、もともと自分のいた位置よりもずいぶんと前に進んできていることに気づく。

そうやって、子どもも成長していくんだなぁと、遊びに夢中になる息子の背中を見ながら考えた日曜の昼下がりでした。



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