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ふるえる心〜詩のようなもの

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何でもない日の中に「詩」がある。 忘れたくない、一瞬の心のふるえがある。 noteだからこそ、綴ることが出来ました。つぶやき、または詩のようなもの。
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#忘れられない恋物語

傘のかたむき|#詩のようなもの

傘のかたむき|#詩のようなもの

貴方と逢う日は

雨が多かったね

傘を持っているのに

貴方の傘 入りたがった

腕を組んでいたい・・ 私の我儘

私が濡れないように

傾けて 差すから

貴方の右肩 雨がかかってしまう

『そんなに 優しくなくて良いよ・・』

急に 泣きそうになった

夜更けの公園

ベンチ 並んで座った

帰りたくない・・ 私の我儘

寒くない様に

上着 掛けるから

煙草吸う 指さき

震えているの

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Rainy Memories〜気怠い朝|#詩のようなもの

Rainy Memories〜気怠い朝|#詩のようなもの

カーテン 引いたように

朝から 雨もよう

絶え間ない 雨音 

銀色に 煙る街

肌に馴染むシーツに

私 甘やかされてる・・・

貴方の住む街でも

かなしい雨 降っていますか

もう会わないと決めて

貴方の傘 飛び出したけど

こんな日は 想い出してしまうの

別れたときの瞳の熱さ

甘く 遠く 途切れたままの

Rainy・・・Rainy Memories.

▶Que Song

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5月の出さない手紙|#詩のようなもの

5月の出さない手紙|#詩のようなもの

What are you going?

どうしていますか?

会わなくなって、どのくらい経つでしょうね

想いを伝えられず、苦しい日もあったけれど・・・

案外今は、元気に過ごしています

貴方の愛が、マッチのように

私の心のキャンドルに火を点けた

そのときを思い返すと、心が熱くなります

去年集めた風船葛の種

「ハート模様が可愛い」って、微笑み交わしましたね

もう、種をひとりで植えます

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白い靴〜恋愛短歌5首|#シロクマ文芸部

白い靴〜恋愛短歌5首|#シロクマ文芸部

小牧幸助様のnoteを拝読。

↓ ↓ ↓

「白い靴」で5首、恋愛短歌を詠んでみました。

白い靴 貴方のために下ろす朝
清し風吹く 心浮き立つ

白い靴 ドライブ日和 この日には
 汚さないでね どんなときにも

白い靴 青い草原 踏みしめて
 ふたりは歩む しあわせな午後

白い靴 心に翼生やすごと
 貴方と笑顔 交わすしあわせ

白い靴 白が真白でなくなる日
 忘れないでね 愛の想いを

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緑風記念日|#詩のようなもの

緑風記念日|#詩のようなもの

風が強い日

心の憂さを飛ばして

風が強い日

貴方に心 届け

風が凪の日 

心 幸せで満たして

風が凪の日 

貴方の想い 受けとめる

微風の日 

心 軽く遊ばせて

微風の日 

ふたりで歩きましょう

緑に薫る風の日

新しい恋を育てましょう・・・

▶Que Song

風が吹き風が吹き/小田朋美

今日は風が強いなか、電動自転車で髪を切りに行ってきました。

中々前に進まず・

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カンパリ・ソーダの涙〜炭酸刺繍vol.4〈カクテルレシピ追加版〉|#藤家 秋様

カンパリ・ソーダの涙〜炭酸刺繍vol.4〈カクテルレシピ追加版〉|#藤家 秋様

藤家 秋様のこちらのnote企画に参加いたします。

↓ ↓ ↓

カンパリ・ソーダの涙

カンパリ・ソーダの苦みに

フォーカスできない

ほろ酔いの瞳 そばめて見る

貴方の過去は もう識りたくない

「現在」があればいいの

あの日の出逢いがなければ

こうやって カウンター

並ぶこともなかった

ふたりの日々は刺繍となり

もう 解きがたくなってる

私のグラスには

涙 落ちるだけ・・

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マッチ箱のオルゴール|#青ブラ文学部

マッチ箱のオルゴール|#青ブラ文学部

山根あきら様のnoteを拝読。

↓ ↓ ↓

こちらの募集に寄せて、詩作してみました。

マッチ箱のオルゴール 

オルゴールは好き

子どもの頃

大切なものをしまう

木箱を開けると

赤い布張り

音楽に 小さなバレリーナ

くるくる 回っていた

森と湖の合間に

オルゴール美術館があった

 壮麗なダンスオルガン

音の響きと 

精巧な機械仕掛けのドール

圧倒された

不思議な世界

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morning blue bird|#シロクマ文芸部

morning blue bird|#シロクマ文芸部

小牧幸助様のnoteを拝読。

↓ ↓ ↓

✠ morning blue bard ✠

 🌿

春の夢うつつ

微睡む 朝

青い鳥 ベランダへ留まり

囀るの

“起きて 起きて

気持ち良い 朝だよ、

輝く 朝だよ

・・・”

うん・・と伸びをする

今日も 貴方に

電話をしよう

・・・

ベッドを降りて

大きな窓 開けた

   ―Good morning,

       

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呑みながら書きました|#マリナ油森様

呑みながら書きました|#マリナ油森様

マリナ油森様のこちらの企画に参加。
もう既に終わっていますが、遅刻で投稿します。

↓ ↓ ↓

★本日のお供もこちら。

ちょっと毎晩「ほろ酔い」なのは良くないな・・・と反省しまして、週末だけお酒を頂くことにしました。

そして、noteに取り上げた
「超訳 世界恋愛詩集」をゆっくり読んでいて、フランチェスコ・ペトラルカのソネットにいたく感銘しまして、#詩のようなものを創作しました。

”愛“と

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Sparkling Honey|#炭酸刺繍

Sparkling Honey|#炭酸刺繍

藤家 秋様の募集に寄せて。3投稿め。

↓ ↓ ↓

🦋chapter.4 /Sparkling Honey🦋

腰掛けた スツール

肘ついた カウンター

先刻から 

目が合ってるね

金色のSparkling Honey

少し身体が熱い

首筋かかる髪

指先で掻きあげた

What are you thinking?
I'm... I'm thinking.

「次は 何飲む?」と

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炭酸刺繍を続けてみた|#藤家 秋様

炭酸刺繍を続けてみた|#藤家 秋様

藤家 秋様の「炭酸刺繍」に参加させて頂いております。

↓ ↓ ↓

ふたつめの投稿、まいります😊🥀

chapter3. ソーダの海に浮かんで

クリームソーダの

アイスの雲にのって

エメラルドグリーンの海は

しゅわしゅわと

私の心 清めてくれる

秘められた恋も

眠れない夜も

はずした指輪も

すべて

・・・

貴方の決めた色で

私に刺繍して

私には地図がある

生成りの

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ツバメ飛ぶ頃〜詩のようなもの|#cofumi様

ツバメ飛ぶ頃〜詩のようなもの|#cofumi様

cofumi様のnoteを拝読。

↓ ↓ ↓

Alors, allons-y !
(では、早速いってみましょう!)

🌿

〜燕飛ぶ頃〜

ツバメが 飛ぶ

決まりごとをこなすように

私はひとり

川辺の草 踏んで歩く

涙零しながら

なぜ日が過ぎていくの

ずっと同じときで

とまれば良いのに

春のあかるさが

息づく 自然の営みが

私を苦しくさせるの

“I Miss You…”

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春のメビウス〜新生活20字小説|#小牧幸助様

小牧幸助様の#シロクマ文芸部 10周年「#新生活20字小説」に寄せて。

↓ ↓ ↓

PLUS+・・・

歩行者b様の、尻取り20字小説を参考にさせて頂いて、創作してみました。

↓ ↓ ↓

Oui, allons-y !
(はい、いってみましょう!)

✥春のメビウス

〜病の床に就いている貴方へ

清明※に 雲雀声高く啼く空 ただ見上げおり

林檎剥く 病まう貴方の傍そっと寄り添って

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