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ふるえる心〜詩のようなもの

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何でもない日の中に「詩」がある。 忘れたくない、一瞬の心のふるえがある。 noteだからこそ、綴ることが出来ました。つぶやき、または詩のようなもの。
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#忘れられない恋物語

真夏の夜の夢|#詩のようなもの

真夏の夜の夢|#詩のようなもの

記憶は 

君との愛を確かめる縁だったが、

思い出そうとするたび

雲をつかむように 

空しく消えてしまう。

あんなにも 熱く 深く

愛を交わしたふたりなのに・・・。

僕たちは お互いの想いを

金貨にして、一枚ずつ

水底へ 沈めていた。

そうすれば いつか、

望んだ未来に

辿り着けるようになると

信じたのだ。

だが、それが幻想だと

気付いたのは、 君のほうだった。

僕は

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二面鏡|#青ブラ文学部

二面鏡|#青ブラ文学部

山根あきら様のnoteを拝読。

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✥ 二面鏡 ✥

ー❆✥❆ー

ー❆✥❆ー

貴方は鏡を見ている

私は鏡を見ている

貴方は「好きだ」と言う

私は「嘘よ」と言う

貴方は「本気だ」と言う

私は「信じない」と言う

- ✠ ✠ ✠ -

私は「会いたい」と言う

貴方は「会っているよ」と言う

私は「淋しい」と言う

貴方は「そばに居るよ」と言う

ふたり 合わせ鏡 見ている

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月へ渡りて逢はむ橋〜令和百人一首 恋の巻冬|歌詠み

月へ渡りて逢はむ橋〜令和百人一首 恋の巻冬|歌詠み

sanngo様のnoteを拝読。

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sanngoさんは、愛するダーさん(旦那さま)を見送っていらっしゃるnoter様だ。
noteのそこかしこに、愛憐の想いが感じられて、何とも言えず切なくなる。

―――私は死ねないなら、生きてみよう。

この一文が今朝からずっと心に錨をおろしていた。

sanngoさんに、歌を詠みたいと思った。

月冴えて
  永遠を契りし
          き

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雪の華、煌めきて|#令和百人一首 恋の巻【冬の部】

雪の華、煌めきて|#令和百人一首 恋の巻【冬の部】

Kei様のnoteで、先日投稿した「令和百人一首 秋の部」の選句に決まったことを知りました。有難うございます😊✨

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元の企画はこちら。

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冬の部にふたたび歌詠みのお誘いを頂きましたので、今回は2首、恋愛短歌を創作してまいります!

Jetez-y un coup d'œil.
(ご高覧下さいませ)

❄️homme(男性)

雪の華
  煌めき 舞う夜

 きみが待つ

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恋花火〜文月〜|#'2024 Summer Bash!

恋花火〜文月〜|#'2024 Summer Bash!

クロサキナオ様のnoteを拝読。

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7月のイベントから記事を投稿するということで・・・

昔を懐かしんで、「花火大会」に寄せて詩作してまいります🎆

恋花火〜文月〜

浴衣に袖を通した

糊のきいた 肌ざわり

帯の形 整えながら

心 ときめかせた

駅前の待ち合わせ

素足で履いた 塗下駄

恥ずかしくて 

カランと鳴らすの

いつもより長く見つめるから

口数 少なくなる

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雨に詠って願いつるとき~相聞歌|#つゆばた企画

雨に詠って願いつるとき~相聞歌|#つゆばた企画

歩行者b様のnoteを拝読。

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もとはみんみん様の企画

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rira様からは相聞歌で、とのご提案。
(ボードへの挿入法が分かりませんでした💧)

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歩行者b様の短歌が素敵でしたので、相聞歌でまいります!

※3首まで投稿可のため、2首追加しました。

🌿歩行者b様 

🌿BRILLIANT₋S

まなうらに残していたき紫陽花のかげに忍んで寄り添うふたり

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傘のかたむき|#詩のようなもの

傘のかたむき|#詩のようなもの

貴方と逢う日は

雨が多かったね

傘を持っているのに

貴方の傘 入りたがった

腕を組んでいたい・・ 私の我儘

私が濡れないように

傾けて 差すから

貴方の右肩 雨がかかってしまう

『そんなに 優しくなくて良いよ・・』

急に 泣きそうになった

夜更けの公園

ベンチ 並んで座った

帰りたくない・・ 私の我儘

寒くない様に

上着 掛けるから

煙草吸う 指さき

震えているの

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Rainy Memories〜気怠い朝|#詩のようなもの

Rainy Memories〜気怠い朝|#詩のようなもの

カーテン 引いたように

朝から 雨もよう

絶え間ない 雨音 

銀色に 煙る街

肌に馴染むシーツに

私 甘やかされてる・・・

貴方の住む街でも

かなしい雨 降っていますか

もう会わないと決めて

貴方の傘 飛び出したけど

こんな日は 想い出してしまうの

別れたときの瞳の熱さ

甘く 遠く 途切れたままの

Rainy・・・Rainy Memories.

▶Que Song

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5月の出さない手紙|#詩のようなもの

5月の出さない手紙|#詩のようなもの

What are you going?

どうしていますか?

会わなくなって、どのくらい経つでしょうね

想いを伝えられず、苦しい日もあったけれど・・・

案外今は、元気に過ごしています

貴方の愛が、マッチのように

私の心のキャンドルに火を点けた

そのときを思い返すと、心が熱くなります

去年集めた風船葛の種

「ハート模様が可愛い」って、微笑み交わしましたね

もう、種をひとりで植えます

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白い靴〜恋愛短歌5首|#シロクマ文芸部

白い靴〜恋愛短歌5首|#シロクマ文芸部

小牧幸助様のnoteを拝読。

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「白い靴」で5首、恋愛短歌を詠んでみました。

白い靴 貴方のために下ろす朝
清し風吹く 心浮き立つ

白い靴 ドライブ日和 この日には
 汚さないでね どんなときにも

白い靴 青い草原 踏みしめて
 ふたりは歩む しあわせな午後

白い靴 心に翼生やすごと
 貴方と笑顔 交わすしあわせ

白い靴 白が真白でなくなる日
 忘れないでね 愛の想いを

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緑風記念日|#詩のようなもの

緑風記念日|#詩のようなもの

風が強い日

心の憂さを飛ばして

風が強い日

貴方に心 届け

風が凪の日 

心 幸せで満たして

風が凪の日 

貴方の想い 受けとめる

微風の日 

心 軽く遊ばせて

微風の日 

ふたりで歩きましょう

緑に薫る風の日

新しい恋を育てましょう・・・

▶Que Song

風が吹き風が吹き/小田朋美

今日は風が強いなか、電動自転車で髪を切りに行ってきました。

中々前に進まず・

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カンパリ・ソーダの涙〜炭酸刺繍vol.4〈カクテルレシピ追加版〉|#藤家 秋様

カンパリ・ソーダの涙〜炭酸刺繍vol.4〈カクテルレシピ追加版〉|#藤家 秋様

藤家 秋様のこちらのnote企画に参加いたします。

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カンパリ・ソーダの涙

カンパリ・ソーダの苦みに

フォーカスできない

ほろ酔いの瞳 そばめて見る

貴方の過去は もう識りたくない

「現在」があればいいの

あの日の出逢いがなければ

こうやって カウンター

並ぶこともなかった

ふたりの日々は刺繍となり

もう 解きがたくなってる

私のグラスには

涙 落ちるだけ・・

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マッチ箱のオルゴール|#青ブラ文学部

マッチ箱のオルゴール|#青ブラ文学部

山根あきら様のnoteを拝読。

↓ ↓ ↓

こちらの募集に寄せて、詩作してみました。

マッチ箱のオルゴール 

オルゴールは好き

子どもの頃

大切なものをしまう

木箱を開けると

赤い布張り

音楽に 小さなバレリーナ

くるくる 回っていた

森と湖の合間に

オルゴール美術館があった

 壮麗なダンスオルガン

音の響きと 

精巧な機械仕掛けのドール

圧倒された

不思議な世界

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morning blue bird|#シロクマ文芸部

morning blue bird|#シロクマ文芸部

小牧幸助様のnoteを拝読。

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✠ morning blue bard ✠

 🌿

春の夢うつつ

微睡む 朝

青い鳥 ベランダへ留まり

囀るの

“起きて 起きて

気持ち良い 朝だよ、

輝く 朝だよ

・・・”

うん・・と伸びをする

今日も 貴方に

電話をしよう

・・・

ベッドを降りて

大きな窓 開けた

   ―Good morning,

       

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