読書感想【百姓貴族】
今回は百姓貴族を読ませていただきました
代表作「鋼の錬金術師」を描いた荒川弘先生の作品です
本作は実家が酪農、農業を従事していた荒川先生が体験したことを面白おかしく描いた作品です
この作品を読んだ感想は、酪農家すげえですね
たまに北海道の生活に憧れる人がいるじゃないですか
北海道の自然に囲まれて、牛を飼育しながら野菜を栽培してのんびり生活したいーって
この漫画を読んでみてください
そんな甘い気持ちは無くなります
生き物と相対する大変さ
広大な牧草地帯を耕すこと
自然の驚異と直面すること
草木と猛獣しかいない広大な地を開拓した、道民の遺伝子を受け継がれている荒川先生にはなんでも無いことのように語られてます
実家の手伝いをガッツリパワフルにこなしながら出版社への漫画の投稿を続けていたそうです
上京したばかりの頃に整体に行ったら自衛官?と間違われたとか
作風は「こういったことがあったよー」とギャグテイストに描かれているので絵面的に深刻には見えないのですが、酪農を甘く見るな!という荒川さんからのメッセージをひしひしと感じますね
そういった学生時代の経験を生かして作られた作品が「銀の匙 Silver Spoon」だったりします
こちらも北海道の酪農高校を舞台にした作品なので一読をおすすめします
この百姓貴族ですが、実は2023年7月からアニメ化します
荒川先生の作品はアニメ映えするのばかりでこの百姓貴族も楽しみです
あ、荒川先生ですが、性別は女性です
名前やプロフィールの自画像で男性とよく間違われるらしいですが、女性です
デビュー作の鋼の錬金術師の連載中に妊娠したまま出産しましたが、1度も休載せずに完結まで描ききった逸話があります
荒川先生の仕事に敬服するばかりです
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