成金消費生活から貧困生活へと転落することが子に何をもたらすか
私の母は幼少期に子守が三人ついていたことをよく自慢していた。
本人は無自覚だったが、事実は決して自慢できる話ではない。
ちょっと目を離すと独りで勝手にどこかへ行ってしまい、危険なことでもすぐ真似て行動し何度も親をひやりとさせる場面があったからだ。
目を離すと命に係わることになりかねないから子守の数を増やして見失わないようにした。
しかしその甲斐なく母はまんまと子守の監視の目を盗んで近所の川に架かる橋まで独りで遊びに行った。
母の年は三歳かそこいらだっただろう。
私の子供の頃に