ソータ

旅好きの20代。スペイン語勉強中。宮城県仙台市出身。

ソータ

旅好きの20代。スペイン語勉強中。宮城県仙台市出身。

最近の記事

民主主義について考えたこと他、雑記

祭りと伝統に関して、ここ数日賛否を聞くようになった。大変興味深いテーマなので、私なりに考えてみることにした。 ※寄り道ばかりの雑記なので、軽い気持ちで読んでいただきたい。高校ないし大学の政治学レベルの話もしたが、なるべく分かりやすい説明を心がけた。 伝統の破壊的変更をどう考えるか、急速に変化する時代においては難しい。伝統への敬意は勿論必要だが、時代に合わせて変えていく柔軟性も時に必要だという意見も一定の説得力はある。 私の意見としては、結局は当事者達が決めることであり、

    • 「祈りと感謝」について

      久しぶりに文章を書きたくなったので、投稿します。 テーマは一応「祈りと感謝」です。 特に神道やキリスト教などの宗教的な話を扱っているので、苦手な方にはおすすめしません。様々な思想宗教の存在には配慮して書いたつもりです。 「祈る」という行動には、何やら不思議な力があるようです。 ただ今留学中なのですが、最近インフルエンザに罹り、高熱を出して数日間寝込んでいました。ほぼ治ってからも、なかなか気分が戻らず。 軽いホームシックになりながら、何が足りないのか考えてみたところ、日本では

      • 石川県の震災を受けて

        先日の石川県能登半島で起きた地震災害について、思ったことを書きました。 被災者の方、被災者以外の方、行政の方に向けてそれぞれ私の思いを書きました。 今はそれ以上のことを考えることができませんが、少しずつ言葉を紡いでいけたらと思います。 ※災害時には、情報発信の故意の有無を問わず、デマなどの誤った情報が流れやすいです。いつも以上に慎重な情報収集と情報発信に注意してください。 被災者の方へ まず、石川県能登地方を中心とする北陸地方の大地震によって被災した方々にお見舞い申し上

        • 私の「故郷」の概念

          私の思考の根底を探す旅 私にはたくさんの故郷がある。私は常々そう思って生きている。「出身は?」と聞かれたら育った街である「仙台市」と答える。しかし、私は常にどこか故郷を探し続けている。ここで私が表現したい「故郷」というのは、私の考え方の礎や、心の根底の部分、感性を形作る場所。私はそれが自分でもよく分からなくなる時がある。こんな滑稽な自問が生まれるのは、私にとって生まれた場所、幼い頃過ごした場所、そして育った場所が異なるからであるからだと思う。もちろんこれは全く悪い意味ではな

        民主主義について考えたこと他、雑記

          イスパニア日記⑦ トレド (終)

          スペインを代表する古都、トレド。 今回の旅行で最後に訪れた街。イスパニア日記最後の街でもある。 マドリードから70キロほど南下した場所にある歴史都市だ。 この街は古代の西ゴート王国の都、その後イスラーム王朝の支配、カスティーリャ王国によるレコンキスタ。その後再び王都として栄え、近世にマドリードへと首都の座を譲るまで、スペイン史の中心であり続けた。 それは、イベリア半島のちょうど中央という地理的要因もさることながら、テージョ川に囲まれた丘陵、すなわち天然の要害としての機能的要

          イスパニア日記⑦ トレド (終)

          イスパニア日記⑥ アルコス・デ・ラ・フロンテーラ

          「世界ふれあい街歩き」で感動した田舎の白い町 そして、忘れがたき教訓の町 今回最も楽しみにして行った場所。それがアンダルシア州の小さな町、アルコス・デ・ラ・フロンテーラだ。 アルコスとは、橋のこと。フロンテーラとは国境。つまりこの辺りがイスラーム勢力とキリスト教勢力との間の境界だったことに由来するという。 斜面に白い家々が並び、山々や崖の眺めが美しい町。 家が白い理由は、ギリシャなどと同じ。景観も当然ながら、一番の理由は猛暑と厳しい日差しから家を守るためらしい。 この町

          イスパニア日記⑥ アルコス・デ・ラ・フロンテーラ

          イスパニア日記⑤ コルドバ

          歴史と文化薫る街コルドバで「時間旅行」 繰り返されてきた宗教対立に思ったこと等 セビリアに滞在中、日帰りでコルドバを訪れた。 中世には後ウマイヤ朝の首都が置かれ、豪華絢爛なイスラーム文化が花開いた地である。 コルドバの歴史 コルドバについて軽く紹介しよう。 元々ローマ帝国属領時代からキリスト教が普及していたが、イスラーム王朝の支配が始まると、後ウマイヤ朝時代には王都が置かれ繁栄し、多くのイスラーム教徒が住んだ。一方でキリスト教徒やユダヤ教徒は異教徒として扱われ、当初は人

          イスパニア日記⑤ コルドバ

          10月12日はスペインの祝日

          1492年ースペイン史上最も重要な年ー 今日はスペインの祝日”Día de la Fiesta Nacional de España" 固く言い換えればスペイン国家的祝日で、要はナショナルデー。 私はスペイン在住の先生から直接オンラインで授業を受けているのですが、今日10月12日はスペインの祝日だと教えてくれました。 スペイン人の先生曰く「今日はレコンキスタが完了した日」だそうですが、後から調べてみると「探検家コロンブスがアメリカ大陸に到達したことを祝う日」だそう。ただ、

          10月12日はスペインの祝日

          イスパニア日記④ セビリア

          アンダルシアの美しい街セビリア グラナダを後にして、セビリアへ。 セビリアはアンダルシアの州都。人口は69万人ほど。街のサイズ感は日本の静岡市が近いかもしれない。都会過ぎず田舎過ぎず、なかなか良い街だ。今はスペインの一地方都市になっているが、実はスペインが中南米植民地との貿易で大繁栄していた近世には、当時ヨーロッパでも随一の繁栄ぶりを見せた港湾都市である。その理由は中南米との植民地貿易をこの港町が独占し、多くの富がこの街に集積したためだ。 海からかなり内陸にあるが、グアダ

          イスパニア日記④ セビリア

          イスパニア日記③ グラナダ

          美しきイスラムの都、アルハンブラの思い出 5日目はAVE(高速鉄道)でグラナダへ。マドリードからは4時間ほど。アンダルシア地方まではなかなかの長旅。 車窓からの景色は、荒涼とした原野が地平線の向こうまで続く。乾燥した気候で、日本とはだいぶ違う雰囲気。 ただ、楽しく外を見てるのはせいぜい2時間ほどで、途中はずっと友達とお喋りしていた。 そうこうしてるうちにグラナダに到着。 グラナダはあいにくの雨。 そんな中ホテルまで10分ほど歩く。 スペインに来てからはマドリードやバ

          イスパニア日記③ グラナダ

          イスパニア日記②マドリード

          マドリードは芸術の街。 マドリードを初めて訪れたのは4日目。以前からNHKの「世界ふれあい街歩き」でどんな街かは知っていたものの、もちろん初めての街はドキドキだった。 バルセロナ・サンツ駅からAVE(高速鉄道)でマドリードまでおよそ3時間弱。スピードも新幹線と似たようなレベルで、ちょうど東京から大阪まで乗った感じ。 マドリードでまず降り立ったのはアトーチャ駅。アトーチャ駅は主にスペイン南部や東部に向けて発着する長距離高速鉄道や近距離路線が乗り入れている。駅の規模はスペイ

          イスパニア日記②マドリード

          イスパニア日記① バルセロナ

          2023年5月、初めてスペインを訪れた旅の記録 2023年5月私はスペインへと旅に出た。この時は友達と一緒。成田空港からドバイ、マドリード経由でバルセロナへ。 スペインってどんな国? まずはスペインという国について解説しよう。(少し長いので、興味ない人は下の「バルセロナ旅行」の段から読んでもらって良いです。) スペインは正式名称をスペイン王国。フェリペ6世が在位する王国で、17の自治州と50の県を擁する立憲民主主義国家。自治州を持つが連邦国家ではなく、中央集権の単一国家

          イスパニア日記① バルセロナ

          スペイン語解説 porとparaの違い

          「〜のために」とか「〜まで」とか、なんとなく使っていたporとpara。スペイン語を使う上では超頻出の表現ですが、実はよくわからず使っていて、この二つの前置詞の使い分けがちょいちょい難しいことを知ったので、忘れないうちに備忘録として残しておく。スペインの先生曰く「今はちょいムズに感じると思うけど、1,2ヶ月後には自動的に分かるようになってるさ」(←乱暴な和訳)らしいです。 要点としては、porは理由、手段、金額、経由地、漠然とした場所などを示す。 paraは目的地、目的、期

          スペイン語解説 porとparaの違い

          私にとってのデレステとは

          私にとってのデレステと、感じたことあれこれ、感謝の記 こんにちは。スペイン語勉強中の旅好きソータです。 が、実はデレステ好きのソータでもあります。世にいうオタクと言う奴です。私が自分自身をしてオタクと定義するのが適当なのかは分かりませんが、一応体裁上はオタクと言うことにしておきましょう。ここではデレステについてだけ記します。 デレステとは、「アイドルマスターシンデレラガールズ・スターライトステージ」というゲーム名の略称です。いわゆる音ゲーというやつで、ポンポン流れてくる玉

          私にとってのデレステとは

          スペイン語を始めた

          2023年1月、私は突然スペイン語を始めた。 体調を崩して休んでいた日々から少しだけ回復してきて、何かを始めたいという漠然とした欲望はあったものの、抑うつ状態から回復途上だったこともあり、なかなか手を出せずに燻っていた。そんな中で急にスペイン語を始めた。挨拶もよく知らない状態だったが、スペイン語教室の先生は丁寧に教えてくれた。 一度短期留学を経験して、日常生活レベルまであと一歩。最終目標はビジネスレベル。 しかし、毎度会う人に「なんで始めたの?」と問われるものの、うまく答

          スペイン語を始めた

          加賀日記④ 京都 (終)

          京都は私の青春そのもの。 今回は親友たちに会いに京都にも行った。割といつものことである。今回はいくつか回った場所を簡単に。 一つ目は私が青春時代を過ごした学舎。立命館大学。と言っても当時はサークル活動に熱を上げて学業はサークル引退まではすごく不真面目であった。(恥ずかしながら一度落第している) しかし、人生でもかけがえのない友人たちに出会い、サークル活動や運営のために努力し奔走し、また学業にも本気で打ち込んだ経験はとても大変だったけどとても楽しく、あの経験が今の私の思い出で

          加賀日記④ 京都 (終)