石川県の震災を受けて

先日の石川県能登半島で起きた地震災害について、思ったことを書きました。
被災者の方、被災者以外の方、行政の方に向けてそれぞれ私の思いを書きました。
今はそれ以上のことを考えることができませんが、少しずつ言葉を紡いでいけたらと思います。

※災害時には、情報発信の故意の有無を問わず、デマなどの誤った情報が流れやすいです。いつも以上に慎重な情報収集と情報発信に注意してください。



被災者の方へ

まず、石川県能登地方を中心とする北陸地方の大地震によって被災した方々にお見舞い申し上げます。今の私には募金することしかできませんが、もしも役に立てる時が来たならば、その時に自分に出来ることをします。今後もしばらくは苦しい日々が続くかと思いますが、何とか支援が届くまで、なんとか耐えてください。

まず大切なのは飲み物、食べ物、暖をとることです。睡眠も大切にしてください。
そして情報収集。デマが流れやすいので、気をつけてください。大手メディアや政治家でも誤った情報を発信することはあります。

13年前、中学校の卒業式前日に東日本大震災で被災しました。内陸に住んでいたこともあり、幸いにも家族や親族に被害はありませんでしたが、家族、友人を亡くした人は周りに多くいます。
あの時の絶望感は、恐怖と諦念に似た感情となって今も私の心の中に影を落としています。
でもあの時、他の地域の方々の支援があったからこそ、私は今も希望を捨てずに生きています。

災害は、人間の醜い側面すら浮き彫りにします。デマや火事場泥棒、過剰に取材するメディアなど、多くの良くない話を耳にしました。
しかし、多くの人々からの協力があることも確かです。
だから、諦めないで欲しいです。もしかしたらこの先を生きていくことはとても辛いことかもしれない。でも、私が愛する石川県や能登、そしてそこに生きてきた方々が少しでも前を向けるように、多くの人が協力してくれるはずです。

今の私には何もできなくて、本当に歯がゆい思いです。しかし、今まで温かく接してくださった能登の方々に、いつか必ず私なりに恩返しをしたいと思います。今は冷静に、病気に気をつけて過ごしていただければと思います。




被災者以外の方へ

石川県、能登は、本当に美しく素晴らしい場所です。
夕暮れの美しさ、穏やかな田園風景、そして穏やかで温かい能登の方々に、かつて鬱状態だった私は大いに助けられました。
私の愛する場所が大きな被害を受けて、私はとてもショックを受けています。
災害は本当に恐ろしいものです。人間は本当にちっぽけなものです。

しかし、多くの方が能登のために何か行動を起こそうと思って下さっていること、ニュースやSNSで多く目にしました。とても尊いことです。自分本位の人間が多い中でも、人間捨てたもんじゃないと、そう思います。

一方で、今現在の能登の状況をニュースなどで確認していると、今は全体の被害状況すら確認できていない状況です。とても復興に向けて動けるような状況になく、ボランティアや支援を一般の人間が届けられる状況になるには、まだまだ時間がかかることが予想されます。
よって、今我々に出来ることは募金やSNSでの励ましの声がけなどに限られると考えられます。
政府や地方自治体の広報を確認しながら、まずは静観する冷静さが求められます。

もしもボランティアなどを受け付ける段階になったなら、その時に可能な方は活動していただければと思います。

今はとにかく日常を送りましょう。私たちの目の前に広がる日常を今まで通りに生きることが、今我々に課された試練です。祝い事や日常生活で何か自粛する必要はありません。日本の日常が通常通り機能してこそ、被災地にも公的な支援が行き渡る可能性が高まるからです。
頑張って能登を支え、応援するつもりで、日常を送りましょう。
そして支援をするならば、被災地のニーズを考えながら、それぞれに出来ることを無理のない範囲で少しずつやっていきましょう。

それぞれが小さな力でも、多くの人間が協力すれば、きっと難事を乗り越えられるはずです。

参考までに、石川県の義援金振込先のリンクを貼っておきます。


行政や自衛隊の方々へ

お疲れ様です。本当にいつもありがとうございます。私もかつては行政の人間として、災害派遣など経験しました。現場に入ることこそありませんでしたが、前線の後方支援を担当しました。
行政にとって、人手不足、資材不足などが深刻な問題です。それでも、常に役目を果たす方々の努力に敬意を表します。
今の私は一般人で、直接何か出来ることはありません。しかし、何らかの形で後から支援に携わることはあるかもしれません。だから今は、能登の方々の命を一人でも多く助けてください。
そして、少しでも早い復興に向けて、よろしくお願いします。

石川県は私の愛する人の故郷であり、能登には大切な友人が住んでいます。
本当に、石川県と北陸の方々の不安と悲しみが、少しでも癒されること、そしていち早い復興を切に願っております。


以上、チグハグの感は否めませんが、思ったことを書きました。

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