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【母に習う】北海道の郷土料理『甘納豆の赤飯』


こんにちはnatsuです🍋
今年の夏の帰省もたっぷり太陽浴びて雨の日以外はほぼ海で遊び
夜は皆んなでバーベキュー
その後はお家花火大会などなど
わたしも子ども達もちょっぴり小麦色の肌に
少し日焼けした肌も夏の思い出の一つかな☀️

毎日違う空と海♡



夏の帰省はお盆時期であり毎年いとこ達総出でぞろぞろとお墓参りに行く
全員合わせて16人はいる
その人数での賑やかなお墓参りなのだ
ご先祖様達も喜んでいる事だろう
そんなお墓参りでご先祖様へのお供え物としてお線香やお花の他に必ず『煮しめ』と『赤飯』を持っていくのがわたしの家の昔からの習慣だ
残念ながら今年は自分の都合で皆んなとお墓参りができなかった
他の家族にわたしの分のお参りをお願いして自分の住む街へ戻って来た

煮しめも赤飯も大量に作るのでお供えにだけでなくお昼ご飯や夜ご飯の一品として食べたりする
煮しめは
人参・椎茸・こんにゃく・油揚げ・お豆腐・わらび・ふきが入った醤油ベースの煮物で昔から大好きだ
赤飯は餅米を使い蒸し器でふんわり作る
作るのは祖母がいた頃は祖母の担当
今はもうしばらくずっと母が担当している
先祖代々の味といったところである

母は毎年その赤飯の作り方を何故かわたしに教えてくる
何人か姉がいるわたしは末っ子なのだが
赤飯に関しては姉達では無く必ずわたしに教えてくるのだ
何故わたしなのか理由は不明
毎年『ふぅ〜ん』『へぇ〜』と一応なんとな〜く聞いてはいるが一つも身についていない
でも今年は『母がわたしにだけ赤飯の作り方を教えてくるのは何か意味があるのかもしれない』(スピリチュアル的なことは一切信じないタイプですが)と思い珍しく真剣に作り方を習ってみた

もしかしたら赤飯作りはわたしの使命なのかもしれない?🤣

ということで✏︎

【母直伝の赤飯の作り方】

〜材料〜

・餅米
・食紅
・お塩
・豆(金時豆と小豆の甘納豆の二種類)
・お水

〜作り方〜

【前日の下準備⭐︎】
餅米を水でよく研ぐ(研ぎ汁が透明っぽくなるくらいまでしっかりめに)
餅米にたっぷりのお水と食紅少々を入れて良く混ぜる

忘れないよう食紅の濃さを写真で記録

15分程おいたらもう一度良くかき混ぜる
※最初は↑こんな色合いだけれど一晩置くと最初の赤みが段々薄くなり餅米が綺麗なピンク色になる

【翌日】
①前日に浸しておいた餅米をザルにあけ水で流して水気を切る

②蒸し器にお湯を沸かし上にのせる蒸し器の準備をしておく
蒸し布は水で濡らししっかり絞る

③蒸し器に蒸し布を広げてその上に餅米を広げ蒸し布で包む

④【一回目の蒸し】
強火で20分くらい蒸す

※蒸している間に小さいボウルにお塩大さじ3位を入れて混ぜた濃いめの塩水を作っておく

⑤蒸しあがった餅米に作っておいた塩水をかけながらヘラできる
(餅米に味をつけるのだそう)
※蒸しあがった餅米は指でつまんで潰れるくらいの硬さが◎

母曰く今回の赤飯は少し濃く仕上がってしまったらしい

⑥【二回目の蒸し】
蒸された餅米をもう一度蒸し布に広げて同じく20分程強火で蒸す
※真ん中を少しへこませる

⑦蒸し上がった餅米に豆を混ぜたら完成
母の作る赤飯は金時豆を混ぜたものと小豆の甘納豆を混ぜたもの二種類を作る
(帰りのJRの時間の関係で二回目の蒸し上がりまで見る事ができませんでした)


今回はわたしがいつもより早く故郷を離れてきた為
後日、同じ街に住む姉一号さんが赤飯やその他沢山の食材を届けてくれました(感謝)
数日後にレンジでチンしていただきました
出来立てほやほやだともっとふんわりもっちりなのです〜

小豆の甘納豆バージョン


金時豆の甘納豆バージョン

出来上がった赤飯は餅米のもっちりとした食感に甘い甘納豆がよく合う
ごま塩があればごま塩ふって食べたりする
家にごま塩が無かった事が悔しい〜

今まで甘納豆の赤飯を食べてきたけれど
調べてみたところ『甘納豆の赤飯は北海道ならではの独特な食文化』という事を知った
何気なく食べてきた甘納豆の赤飯は昭和20年代後半頃に『忙しいお母さんが手軽に作ることができるように』と考案されたらしいが、母の作る赤飯は二回蒸しているので手軽に作れる赤飯ではないように思う
いずれにせよ甘い赤飯というのがもともとは北海道ならではの味らしい
今ではスーパーやコンビニでも甘くない赤飯より甘い赤飯の方が多く揃えられているとか

ちなみに
わたしの母が使っていた餅米はこちらでした

正直なところ今はさほど赤飯が大好きではない
そして、蒸し器なんぞ洒落た物も持っていない
けれど20年後30年後
いや40年後50年後?はわからないが
もしかしたら『母の作った赤飯』が食べたくなる日がくるのかもしれない
娘が『お母さんの作った赤飯が食べたい』って言う日がくるかもしれない
そんな時にわたしがこの赤飯を作れたら自分もわたしの母も娘も姉達も喜んで食べてくれるかもしれない(何故か男性陣が登場していないのは気のせい?ではない笑)


来年の夏もまた母に赤飯の作り方を教わろう
そして、いつか自分でも赤飯作りをしてみたい
『母のつくる赤飯』と同じ味を作れる日はくるのだろうか
そんなことを考えながら
今日も一日平和に過ごせた事に感謝です✨


今回も『映え』とは無縁の内容ではありましたが最後までお付き合いいただきありがとうございます🫶


さて
夜ご飯の仕上げにとりかかりますか。




明日も良い一日になりますように🕊️

追記
↑この記事が『レシピ記事まとめ』に追加されました✏︎

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