「パラレルワールド!ツインレイを求めて!」第6話
またまた違うパラレルワールドに迷い込んだ!
長い夢から醒めると、目が開く前に意識が目覚めた。
誰かがドアをノックする音がきこえる!
すると、見たこともない子供が入って来て「パパ、ご飯出来たよって、ママが!」
俺は前の記憶がまだ少し残っていて、確かバーボンをしこたま飲んで死んだんだっけ?あれっ??
警察に捕まって・・・?
独身の時の記憶が消えていく・・・!
すぐにここの世界の記憶が入って来た!
だけど、夢でノアと話したことはうっすらと覚えてる。どうやったらノアに合えるんだろう??
まっいいか!今日も仕事だ!
リビングに行くとみんなが朝食を食べていた。マユの両親に、
俺「おはようございます」
「タロウ、おはよう」
タロウ「・・・」
ちっ、返事もしねえわ!相変わらず、可愛げねえな!
マユ「カズキおはよう!早く食べちゃってね」
妻の名前はマユ、俺の1つ年下で、息子はタロウ、7歳
俺は8年前にマユと結婚して、妻の家に同居する事になって、現在、マユの両親とマユとタロウの5人で暮らしている。
住まいは東京、中野のかなりでかい家だ!
マユと知り合ったのは8年前、友達の家でホームパーティがあり、友達に「セレブな女がいっぱい来るから、お前も
来いよ!」と誘われて、そのパーティで出会ったのがきっかけだった。
マユはあんまりタイプじゃなかったけど明るくて、話があうし、何かと気があったのだ。
俺たちは2人で会うようになり、付き合うようになっていった。俺は結婚などする気は全くなかったけど、マユの
猛アタックに根負けして、結婚してしまった。
しばらくは、2人で中野のマンションに住んでいたけど、1年もしないうちに、マユの家族との同居を勧められた!
最初のうちは断り続けていたけど、マユの両親にも説得された。
今の俺の会社はパッとしないし、給料も安いし、家賃は高いし、出世する見込みも期待できないし、マユの妊娠もあったの
で、俺は渋々承諾したのだ。
俺は今までやっていた仕事を辞めて、マユの父親が経営している会社に正社員で入社した。
仕事はというと、社長の専属の運転手!それ以外は色々な雑用係だ。仕事はしょぼいけど、給料も悪くないし、
ある程度満足だった。
お金の事を心配することなく生活が送れるし、家賃もいらないし、ただ、あまり自由が効かないけど、我慢できた。
マユと結婚してマユはすぐに妊娠して、子供を産んだ。今、7歳のタロウだ!
タロウは俺のいう事は、全く聞かないし、なつかないのにマユとマユの両親の言う事だけは、良く聞くのだ。
自分の子供だけど、愛情が見当たらない。
休みの日には、マユとタロウの買い物や、お出かけの運転手だ。だから、ほぼ毎日運転手!
社長の車はベンツ!マユの私用の車はBMWで家族で出かける時は、アルファード!俺だけの車は無い!
傍から見たら、一見幸せそうに見えるかもしれない。
マユは結婚してから、体型が倍くらいになった。寝てる姿はまるで、相撲取りだ。タロウも可愛く思えないし!
そのころには俺はしっかりマユの尻にひかれていた。
最近心の中で「なんで、こんな女と結婚しちゃったんだろう?なんで、同居なんかしちゃったんだろう?
つまんねえ人生になっちまったな~」
なんて考える時間が増えてきた。この家族に愛は感じないし、夫婦生活も何年も無い!
このまま、この人たちに気を使いながら年とっていくんだろうな!?
そのうちタロウに愛情もきっと出てくるかも!?
あー情けないわ!!
続く
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