心のよりどころを意識して
お子様の心のよりどころは何ですか?
安心する人や物、環境や状況など、気持ちが不安定になるときにこそ、心のよりどころは大切になってくると思います。
よりどころがあることによって、
一歩踏み出せたり、辛い時でも頑張ろうと思ったりすることができます。
学校現場でも、子供たちが安心できる先生(介助や支援をしてくださる先生も含みます)、リラックスできるグッズ、テントなど落ち着く場所、これらを指導の中で、上手く取り込むことによって、気持ちの安定を図り、気持ちよく生活できるようにしています。
私は、新年度初めて担任をする子供たちに、
「イライラしても、これをやると、よい気持ちになることって何?」
「悲しくなったときや、疲れたときに、元気が出ることって何?」
「この人といると、落ち着くなと思う人はいる?」
と、確認しています。
よりどころを知っているのと、知らないのとでは、適切な対応に差が出てきますし、子供たちからの信頼感も変わってきます。
もし、ご家庭で、お子様の心が休まることを知らなければ、ぜひ、聞いてみてください。
そして、気持ちが不安定になったとき(パニックや癇癪も含みます)、ぜひ心が穏やかになる対応をしてほしいなと思っています。
その情報を新しい担任の先生と共有されることもお薦めします。
「もし、イライラしたら、◯◯すると、落ち着くことが多いです」
と、一言伝えておけば、家と学校との対応に差が生まれず、お子様もより安心するのではないかと思います。
この新学期、担任をする子供たちの中には、不安が強い子がいます。
毎年のことなので、他にも悩んでいる方も多いと思います。
ぜひ、心のよりどころを意識して、優しく言葉をかけてあげて下さい。
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