源神の許せないこと  ネガティブなモブ、困ってるモブを助けられない。

先に端的に結論だけまとめておく

  • 多くのモブに明確に困りごとが存在しているのに助けられない

  • RPGの楽しさとは正義のヒーローになれることでは?

  • モブと話すたびに辛くなるこのゲームがなぜ人気?皆の答えを聴きたい。

このゲームはとにかくモブの扱いがひどい。

悲しい要素があること、やるせない要素があること、それは別にいいんだ。ただ何でこんなに悲しくなるゲームが大多数の人々に人気なのか、それが気になる。

これ以降は基本的に愚痴である。


先に言っておくと全部俺が間違ってる。大多数の人はこのゲームを楽しんでいるし、「原神 モブ かわいそう」「原神 モブ うざい」とかで検索しても一件も同じような意見を持っている人がヒットしないからだ。多分こんな辺鄙な意見を持っているのは自分だけなのだろう。だがどうしても書いておきたかった。

追記:ストーリー性のある中国製ゲームはこれとelonamobileしかやってないから断言はできないが、民間人のセリフから溢れ出る「すごいやつはすごくて、ダメな奴は一生だめ」みたいな諦めの雰囲気がどうしても受け入れられなかった。だが、ひょっとしたら実際に中国は現実世界でもそんな雰囲気が日常的に有って、だからこそ現実の中国では難しいマフィアシティや皇室のゲームみたいな成り上がりの広告が流行っているんじゃないだろうかと今日冷静になって思った。中国に詳しい人コメントください。

現在のプレイ状況

実はプレイを始めたのは3年前だ。だがやっているうちにモブのセリフの退廃的な空気感、悩むモブやネガティブなモブの多さに耐えられなくなってすぐにやめてしまった。今回このnoteを書いた理由は友人が原神を始め、そのときに別の友人もこのゲームをやっていたことがわかったからだ。どうしてこの残酷なゲームが大衆に受けているのか、それが気になった。

明確な困りごとがあるのに助けられないモブの人々

自分はこのゲームはさわりしかプレイしていない。訪れたのは最初の街と1つの小さい集落だけだ。だがたったそれだけでも沢山の困っている人を発見した。

普通のゲームなら、明確に困り事がセリフに含まれている人は話しかければサブクエストが始まる。そしてサブクエストを通して主人公は悩み事を解決し、感謝され、依頼主は前向きに生きていけるようになる。それが普通のRPGだ。

このゲームではそれがない。困ってる人に話しかけてもサブクエストは開始されない。ただ話を聞くだけだ。見殺しにして進まなければならない。

このゲームにはモブキャラのWikiがある。キャラによっては関連クエストがあり、そこで助けることができるようだ。だが大半のモブはそうではない。


以下ではこのゲームに登場する助けられないモブキャラを紹介していく。

全く助けることができないモブキャラ

バットン:酒瓶を割ってしまったために、48年以上も働かなければならない。もしもスカイリムやフォールアウトであれば、支配人に掛け合って話術、金、依頼などで彼を開放するサブクエストがあるだろう。

年とったフィンチ:若い頃会った泉の女神に再び会うために泉の前で待ち続けている。だが会える希望は少ないと見込んでいる。

俺はこいつを一番救いたい。

現実的に確率で考えたら会えない可能性のほうが高いんだろうけどさぁ!これゲームなんだぜ?!ファンタジーなんだぜ?そんな悲しいこと言うなよ
夢と希望を与えんのがファンタジーの役目だろうが!!ダークファンタジーならともかく大衆向けがよぉ!

このオッサンを担いででも連れていきたい。諦めるな!這ってでも探しに行くんだよ!!

老いたことがないから言えないんだろうけどさ、そりゃ老いたら「無理だ」って自分で悟っちゃうもんなんだろうけどさ、これはゲームでファンタジーなんだぞ!

このオッサンを女神と再開させるクエストが必要だ。老体にムチ打ってでも野を超え山を超え、気合と根性で探し出すんだよ。再会して二人で話してハッピーエンドになっちまえばいいんだ。

諦めない気持ちを持つ、頑張る、解決する、また前を向いて生きる。ゲームなんてそれでいいじゃねぇか。それでほんの1ミリでも明日に希望が持てれば、それでいいんだ。
なんで悲しい結末を迎えそうな人を前にして何もできないんだ。これはゲームなのに!

主人公も主人公だ。なんで困ってる人たちを放置して平気で先に進めるんだ。眼の前の困っている人ひとり助けられないで何が主人公か。無責任でもいい、せめて激励の一言でも言わせてくれ。主人公だろ?

こんなに悩んでる人達がいるのに助けられないなんて…!傲慢でもいい!「不可能そうなことを達成する」「人々を助け笑顔にする」それが主人公をやるってことだろうがよ!!

人気なゲームでいえばウマ娘も敗者の苦しみとか選手生命の終わりとかが表現されてるけど、それはスポーツゲームだから受け入れられるのであって、王道ハイファンタジーなRPGで悲しい現実なんて見たくはない。再三書いているが別に自分がこれが苦手な分は別にいい。なぜこのゲームが国民的(とまでではないが)流行っているのかが疑問なのである。

助けなきゃいけないほどでもないけど見ていてやるせなくなるキャラ

うるせぇ!今なるんだよ!!!!!

なぜ「親父さんはどこにいるんだ?」の一言が言えないのか主人公よ。

諦めて子供に全部たくしてんじゃねぇよ!!お前らも探すんだよ!!!まだ諦めてねぇんだろ??

何でも現実的にすりゃいいってもんじゃねぇ。現実的に考えたら転職するのは手間や苦労を伴うだろうし、旅をしながら子育てするのだって不可能に近いんだろう。追っていた空想をおとなになって諦める人はほとんどがそうだろう。

でもゲームでそんなの見たかねぇよ!!!なんのために空想やってんだ?現実でできないことするためだろうが!!

モブも!夢を!追えよ!!

クエストがあるらしいモブキャラ

一部のキャラクターはクエストがあり、それをクリアすることで悩み事を解消することができる。だがクエストが発生するかどうかは運であり、1日に4つしか受けることができない。

このゲームは買い切り型のゲームではない。ソシャゲだ。だからインストールしてもらえば終わりではなく、長く遊んでもらわなければならない。

仕方のないことではあるが、それでも困っている人が目の前にいるのにスルーする主人公というのはプレイヤーとして違和感を覚える。(もちろん普通のゲームでもサブクエストをやらずに進められるのが大半だが、"スルーできる"のと"スルーするしかない"のは違う。)

以下はクエストが発生すれば助けられるであろうキャラたちだ。

この兄妹のイベントはレアイベントらしい。

子供の頃から頑張ってトレーニングしてきた結果が誰も通らない門の見張りだなんて。ハイファンタジーでそんなの見たくねぇよ!クエスト完了後には活躍できてればいいけれど。

ガッツが足りない!

このゲームのモブは2通りに分かれる。名有りキャラを持ち上げる雑魚モブと自身満々の実力者だ。二極化している。

悔しい気持ちすらわかないのもわかる。でもため息なんかつかないでくれよ。もうちょっとだけ頑張ってくれよ。諦める人を見て悲しくなるのはリアルだけで十分だ。

申し訳ないんだろ?狩人なんだろ?
強くなろうよ。
もちろん努力した上で挫折したって人のほうが多いんだろうけどさぁ、こんなに諦めてる人ばっかりだとこっちまで悲しくなってくるんだよ。

「〇〇さんはすごいなぁ、僕はだめだ。」わかるけどさ。それこそ今はインターネットで嫌でもトップレベルとの差を見せつけられる時代だけどさ、1人くらい「〇〇さんはすごいなぁ、僕はまだまだだ。でも、いつか越えて見せる」くらいのガッツをもったモブがいてもさあ。いいじゃねえか。

せめて半々くらいでいいじゃん。夢を追うモブ、諦めるモブ、他人を持ち上げるモブ、強くなろうと頑張るモブ、色々いたほうがいいじゃん。

一方で自信のあるキャラもいる。弱くて自信のないキャラと強くて自信のあるキャラに二分されている。弱いけどガッツのあるモブが必要だ。
名有りキャラや有力者に張り合おうとしてくれる強い心を持ったモブがほしい。

まとめ

このゲーム作ったやつは現実的に考え過ぎなんだよ!

なんでこんなに不憫なやつ、やるせない気持ちになるやつ、悔しい気持ちになるやつらを見せられなきゃなんねぇんだ!!ゲームなのに!

困ってるやつがいる、主人公が頑張る、皆が幸せになる、それでいいじゃねぇか!

ゲームの中で、実現は難しそうな事でも実現しようと頑張ってる雑魚がいる、自分も頑張ろうと思える、現実に前向きになれる、それでいいじゃねぇか!

そりゃリアルに考えたら困ってるすべての人を助けられる訳じゃないし、解決できない問題だってたくさんある。でも今のこのゲームはバランスが悪すぎる!

大衆向けの娯楽なんて、最終的にはみんな笑ってハッピーになっちまえばそれでいいんだ。

いい気分になるためにゲームをしてるのに、現実じみた設定を持ち込まれても困る。

たまには救えないこともあるだろうけどよぉ、基本救えちまうくらいでいいんだよ。困ってる人に手を差し伸べて、感謝されて、笑顔になって、RPGなんてそれでいいんだ。

諦めちまってるモブが多いのもそういう時世だからかもしれんけどさ、時代が暗いときこそゲームは明るくあってほしいよな。

もし自分が開発者なら

助けられないモブが多い→困ってるモブやネガティブになってるモブには主人公が作用できるようにし、解決後は前向きに生きられるようになる。もちろん元々ネガティブな人や解決に失敗する人も存在する。ただし大多数は幸せになれる

諦めてる弱者と自信満々の強者の二極化→名無しだけど強いモブ、努力する弱者、謙虚な強者などを追加する

なあなあで生きてるモブが多い→夢を追うモブもいれば適当に生きているモブもいるようにする

言うは易し。もちろん自分はゲーム開発も何もやっていないしこんなことを言う資格はない。だが発言するのは自由だ。



「嫌ならやるな」間違いなくそれが正しい。実際このゲームはもう遊んでいない。だが文句を言うのも勝手だろう?

現実で辛いことがあったときも綺麗な世界と前向きな人々を見て、エネルギーを補給し、希望を持って明日を迎えられるそれがハイファンタジーの良いところじゃないか。

リアルの息抜きのために遊ぶのに、むしろ歯がゆい思いをするなんてゴメンだ。

ニッチなPCゲームなら別にいいんだ。困りごとに対応できない主人公がいても別にいいし、モブがネガティブな人ばかりでも別にいい。

どーーーーーーーうしても解せないのがこれが大衆に大ヒットしているゲームだということだ。なぜだ?

こちらの感性がイカれてるのは間違いないのだが、自分はモブに話しかけるたびにやるのが辛くなった。モブに話すたびに現実で愚痴を吐いている人を思い出してやるせない気持ちになってしまうのだ。だからやめた

モブのセリフについてどう思っているのか、ぜひコメントで教えてくれ


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