図書館で傘を借りる【詩】
図書館に行って
うさこちゃんの本を4冊借りました
可愛いなあ
天気予報を見ていなかったわたしに
スーツのお兄さんは
大きな傘を貸してくれました
優しいなあ
真っ白なスニーカーを
おろしたてだったので
心配してくれたのでしょう
お兄さんに
お礼のつもりで
その靴は昨日買ったものだと
伝えると
雨なのに笑っています
雨なのでこちらは真剣なのに
不思議だなあ
うさこちゃんはバックの中で
ゆれながらしかしぬれずに
お家に着くことができました
それでいっそう
お兄さんは
本が好きなんだなあ
わたしの足に
靴擦れの傷ができていたのは
お風呂の時間に知りました
スニーカーには
6月15日の赤色の点
痛くはありません
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。