ブタコヤブックス| BUTAKOYA BOOKS

新刊書店をオープンさせようと企んでいる小学校教諭夫婦|本屋巡りの記録や、読んだ本の感想…

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新刊書店をオープンさせようと企んでいる小学校教諭夫婦|本屋巡りの記録や、読んだ本の感想、本屋開業へ向けての取り組み、ときどきエッセイ| 図書委員会を担当したことは無い…|

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記事一覧

本屋開業を企む私が訪れたり諦めたりした19個の沖縄本屋さんリスト

沖縄県に本屋を目的に旅行をする人というのは、どちらかと言えばめずらしい人間の部類に入るのではないかと思う。でも、絶対にいるはず。お友達になろう。 想像してほしい…

本屋開業を企む私の8月を、本屋巡りと読書とnoteを中心に振り返る。

なんとコロナに感染してしまい、現在自宅療養中。 始業式も仕事をお休みする羽目になってしまった。 二学期初日から担任不在という申し訳ない事態。 実に締まりの悪い8月…

月に1日だけオープンする沖縄の本屋さんにお邪魔してきたっていう話

本日は、8月21日。 さあ皆さん、あさって23日は、何の日だろうか。 そう、毎月23日のみオープンする、 沖縄県の書店「はなうた書房」さんの営業日だ!! 「月に…

沖縄県の本屋を巡ってきた話【市場の古本屋ウララ•ジュンク堂書店那覇店】

「日本一狭い古本屋」が、沖縄県にある。 その名を「市場の古本屋ウララ」という。 というわけで飛んだ。 ブルーシールにもステーキにも目もくれず、国際通りをひたすら歩…

本屋開業を企む私の7月を、本屋巡りと読書とnoteを中心に振り返る。

1.今年もとよたブックマーケットに出店が決定一家総出で格闘したこちらのイベントが、再び……↓ 去年、プロの本屋さんに混じって本を売ったあの熱狂の一日が帰ってくる…

はじめましての方へ🔰ブタコヤnoteのもくじです。本屋巡りの記録や、本屋開業の道のりを綴っています📕

📗本屋巡りの記録を中心に、本屋開業までの道のりを綴っています📕   本屋が減少していく世の中の流れに立ち向かう、素敵な本屋さんをご紹介しています。また、いつか自…

名古屋のブックカフェ・本が読める場所巡りをしてきた話

いつもと違う雰囲気の中で本を読みたいあなたへ。 自宅では読書に集中することができないあなたへ。 オシャレで素敵な「本を読める場所」を探しているあなたへ。 名古屋…

【読書感想】ChatGPT先生に自分の文章の感想を教えてもらった

教員であるわたしには、「ビジネスメール」の経験がほとんど無い。 黒板の前に立ち「チョーク&トーク」の16年間。 外部の大人とメールでやりとりをした経験は、この1…

内面が美しい(物理)と医者に言われたわたしが、容姿について思うこと

「とてもキレイですよ」 わたしの胃と腸の写真を手にした、ジャン・レノに似せた無愛想な医師がそう言った。 確かに素人が見てもめちゃくちゃキレイだった。 うっとりと…

私にそっくりな見た目をした人が、出版関係者の方の中に一人いるらしい。

「自分にそっくりな人は世界に3人いる」という有名な言葉がある。 「THE・量産型あんこ型ロボ」である筆者ことわたしの場合、3人どころの騒ぎではない。本ッッ当にわた…

薄汚いはずのおっさんが星野源さんと共に撮影に臨み、キレイだと褒められた話

朝早くに起きて、MacBookに向かう。 手元には、コメダで買ったお気に入りのグラス。 ドリンク片手にカタカタ ッターンッ!と文字を打つ充実した朝。 粉末を水に溶かして、…

一年生に「すきな ほんは なんですか」と聞かれて返答に困った話

生活科の授業の中に、「学校の先生にインタビューをする」という単元がある。前日に一年生担任から、明日の休み時間にインタビューをお願いしますという連絡があり、私は楽…

2024年上半期 本屋巡りの記録

2024年も半分が過ぎた。上半期の時点で、実に多くの本屋さんに訪れた。振り返ってみようと思う。 1月 Herabooks、七坪書店、花のき村、絵本屋きんだあらんど、文学…

なんやかんやあってジェーン・スーさんに「いいことあるよ!」と言われた話

なんやかんやあると、私はたいがい本屋に行く。 何気なく外国文学のコーナーを覗いていた。文庫化されたばかりの「百年の孤独」(ガルシア・マルケス)を探していたのだ。…

【#05 起立 気をつけ 今から本屋を始めます】四角い本に格納された先生たち

2024.6.7(金)  本から何かの学びがあるとき、本はその人にとっての「先生」になる。あっ、「本からは学びがあるべきだ」なんて言ってませんよ、そんな堅苦しい読書ばかり…

【#04 起立 気をつけ 今から本屋を始めます】本屋になったら給食食べられないのは寂しいかも

2024.6.6(木)  数ヶ月前に悲しい事故が起きて以来、うずらの卵が給食に登場するたびに放送が入る。 「ピンポンパンポン──今日の給食にはうずらの卵が入っています。よ…

本屋開業を企む私が訪れたり諦めたりした19個の沖縄本屋さんリスト

沖縄県に本屋を目的に旅行をする人というのは、どちらかと言えばめずらしい人間の部類に入るのではないかと思う。でも、絶対にいるはず。お友達になろう。 想像してほしい。青い海と、白い空の下で本を読む贅沢な時間を。 来る秋のシルバーウィークに向けて、この記事が誰かの参考になるといい。 絵本屋Polaris名護市の絵本屋さんPolarisを訪れた。有名な本部町の「沖縄そば街道」につながる道にアクセスしやすいので、開店時間の朝10時ごろにお邪魔して、お昼にソーキそばを食べる魂胆。

本屋開業を企む私の8月を、本屋巡りと読書とnoteを中心に振り返る。

なんとコロナに感染してしまい、現在自宅療養中。 始業式も仕事をお休みする羽目になってしまった。 二学期初日から担任不在という申し訳ない事態。 実に締まりの悪い8月・夏休みとなってしまった。 しかし、いいこともたくさんあった…。 1.書けるようになるnote勉強会に参加愛知県は瀬戸市にある本・ひとしずくさんにて開催された、みずのけいすけさんによるnoteの勉強会に参加してきた。 ひとしずくさんの2階にたくさんの人!! 現実世界でnoteを書く方と会う機会なんてなかなかない

月に1日だけオープンする沖縄の本屋さんにお邪魔してきたっていう話

本日は、8月21日。 さあ皆さん、あさって23日は、何の日だろうか。 そう、毎月23日のみオープンする、 沖縄県の書店「はなうた書房」さんの営業日だ!! 「月に一回しか訪れることができない」というわりと厳しめな条件は、本屋好きとしてはたまらない条件だ。なんだろう、うずうずしちゃうね。 はなうた書房さんがある場所は、沖縄県北部、今帰仁村。那覇空港から高速道路を使って1時間半とちょっとくらいのところ。 観光地として有名な美ら海水族館へは車で20分ちょいの場所だ。 本屋

沖縄県の本屋を巡ってきた話【市場の古本屋ウララ•ジュンク堂書店那覇店】

「日本一狭い古本屋」が、沖縄県にある。 その名を「市場の古本屋ウララ」という。 というわけで飛んだ。 ブルーシールにもステーキにも目もくれず、国際通りをひたすら歩き、 市場本通りをずんずん進むと、 新しくなった、牧志公設市場にたどり着く。 更に市場中央通りを先に進めば左手に……あっ! どうしよう………緊張する。 というのも、沖縄に渡るまでの間、店主宇田さんの本をいくつか読んでいたのだ。 市場の真横に店を構えた日々を書いた落ち着いた文章に、すっかりファンになってし

本屋開業を企む私の7月を、本屋巡りと読書とnoteを中心に振り返る。

1.今年もとよたブックマーケットに出店が決定一家総出で格闘したこちらのイベントが、再び……↓ 去年、プロの本屋さんに混じって本を売ったあの熱狂の一日が帰ってくる。 申し込み初日を待ち構え、光の速さでメールした。 また準備しなきゃいけない。楽しみ。 2.7月に書いたnote(質はどうあれ)5個も書いている。偉い。 「本」や「本屋」にまつわることを書くとよく読んでもらえている。 一方、大体機嫌がいい時に書いている「エッセイのようなもの」は、あまり読まれないことが今更

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はじめましての方へ🔰ブタコヤnoteのもくじです。本屋巡りの記録や、本屋開業の道のりを綴っています📕

📗本屋巡りの記録を中心に、本屋開業までの道のりを綴っています📕   本屋が減少していく世の中の流れに立ち向かう、素敵な本屋さんをご紹介しています。また、いつか自分たちもそんな本屋さんのひとつに仲間入りできればいいなと思っております。 ♢♢♢ 【最も読まれた記事📕】♢♢♢ 【本屋好きにオススメ】 本屋巡りの記録 〜東海 編〜 ♢♢♢ 〜四国 編〜 ♢♢♢ 〜沖縄 編〜 ♢♢♢ 〜関西 編〜 ♢♢♢ 〜まとめ 編〜 ♢♢♢ 【本当は一番読んでほしい】エ

名古屋のブックカフェ・本が読める場所巡りをしてきた話

いつもと違う雰囲気の中で本を読みたいあなたへ。 自宅では読書に集中することができないあなたへ。 オシャレで素敵な「本を読める場所」を探しているあなたへ。 名古屋は味仙と味噌しか無いわけじゃない! 夏休みにいかが? 名古屋の「本が読める場所」! まずは愛知県は名古屋市、千種区の今池にある、「読書珈琲リチル」さん。初めての訪問であった。 「読書珈琲」という名前から「ブックカフェ」を想像してしまうが、HPにもインスタにも、ブックカフェであるとは明記されていない。 インス

【読書感想】ChatGPT先生に自分の文章の感想を教えてもらった

教員であるわたしには、「ビジネスメール」の経験がほとんど無い。 黒板の前に立ち「チョーク&トーク」の16年間。 外部の大人とメールでやりとりをした経験は、この16年間で5回にも満たないだろう。 なにせ外部との通信手段の主力は、いまだに固定電話と連絡帳のツートップである。昭和から変わらない。なんというガラパゴス。 なので、数年に1回あるかないかの「外部の大人とメールでやりとりするイベント」は、わたしにとっては大大大仕事のひとつなのだ。恐怖。 今後どこかでわたしとメール

内面が美しい(物理)と医者に言われたわたしが、容姿について思うこと

「とてもキレイですよ」 わたしの胃と腸の写真を手にした、ジャン・レノに似せた無愛想な医師がそう言った。 確かに素人が見てもめちゃくちゃキレイだった。 うっとりとした。 思い出の桜並木でも見ているかのようだった。 そう。先日わたしの体内にて、胃カメラと大腸カメラの撮影会が同時開催されたのだ。 「とてもキレイですよ」 人生で容姿を褒められたことが無い私にとってこれは衝撃の一言だった。 胃や腸の壁ってのは、肛門で折り返して皮膚と地続きであるわけだから、これはもうギリギリ

私にそっくりな見た目をした人が、出版関係者の方の中に一人いるらしい。

「自分にそっくりな人は世界に3人いる」という有名な言葉がある。 「THE・量産型あんこ型ロボ」である筆者ことわたしの場合、3人どころの騒ぎではない。本ッッ当にわたしは、わたしの知らないわたしによく似たわたしではないだれかに間違えられることが多い。 去年の夏に鹿児島の繁華街を歩いていたら、着物をお召しの素敵な御姉様に「(お住まいが)おとなりの方…?」と声を掛けられた。違う。あなたのとなりには住んでいない。西郷とも縁は無い。 今年受け持っているクラスに、わたしに顔も体形もそ

薄汚いはずのおっさんが星野源さんと共に撮影に臨み、キレイだと褒められた話

朝早くに起きて、MacBookに向かう。 手元には、コメダで買ったお気に入りのグラス。 ドリンク片手にカタカタ ッターンッ!と文字を打つ充実した朝。 粉末を水に溶かして、作り置きしたドリンク。 だらりと舌に絡みつく質感。ぶどうとりんごの中間のようなフレーバー。ゆっくりと、蝉の声をききながら、下剤を喉の奥に流し込む。 下剤。 そう、この透明な液は「下剤」。 「フラペチーノ」でも「マキアート」でもない。「モビップレップ」という名の下剤である。 2リットルの下剤。これを長い

一年生に「すきな ほんは なんですか」と聞かれて返答に困った話

生活科の授業の中に、「学校の先生にインタビューをする」という単元がある。前日に一年生担任から、明日の休み時間にインタビューをお願いしますという連絡があり、私は楽しみに待っていた。 三人の一年生児童が、私のもとにやってきた。 一人目の問い。「すきな いろは なんですか」 (それを聞いてどうするんだろう…)と思いながらも、きちんと6歳児の目を見て、「みどりいろです」と、誠実に答える。 質問に答えてもらった一年生の目は、きらきら、うるうるしていた。みどりいろが好きという答えが

2024年上半期 本屋巡りの記録

2024年も半分が過ぎた。上半期の時点で、実に多くの本屋さんに訪れた。振り返ってみようと思う。 1月 Herabooks、七坪書店、花のき村、絵本屋きんだあらんど、文学フリマ京都8、アリバイブックス、恵文社一乗寺店2024の始まりはHerabooksさんから。息子の宝物『仮面ライダー昆虫記』に出合えた。 開店までの様子をSNSで追いかけていた、安城の七坪書店さんにも行くことができた。 その足で、絵本が中心の花のき村さんへも寄った。 京都に行った際に、絵本屋きんだあらん

なんやかんやあってジェーン・スーさんに「いいことあるよ!」と言われた話

なんやかんやあると、私はたいがい本屋に行く。 何気なく外国文学のコーナーを覗いていた。文庫化されたばかりの「百年の孤独」(ガルシア・マルケス)を探していたのだ。 するとそこには「ジェーン・スー」。 ん??外国文学にジェーン・スー!? これは、あれだ!例のあれだ!!彼の有名な「ジェーン・スー、ブックオフで外国文学の棚に置かれがち問題」だ! ネットや伝記の中だけに存在する神話の類かと思っていた。いざ実際に目の前にすると、興奮してしまった。きっと私は今、四つ葉のクローバーを

【#05 起立 気をつけ 今から本屋を始めます】四角い本に格納された先生たち

2024.6.7(金)  本から何かの学びがあるとき、本はその人にとっての「先生」になる。あっ、「本からは学びがあるべきだ」なんて言ってませんよ、そんな堅苦しい読書ばかりでは、人生やってられません。でも、そういう面もあるでしょ、って はなし。好きなときに、好きな内容(教科)を、好きなだけ学べる先生。それすなわち、本。かくいう、それを売る私も「教員」。  本棚に無数に並ぶ、四角い本に格納された先生たち。この先生たちは「姿勢を正せ」「板書を写せ」なんてウルサイことは言ってこな

【#04 起立 気をつけ 今から本屋を始めます】本屋になったら給食食べられないのは寂しいかも

2024.6.6(木)  数ヶ月前に悲しい事故が起きて以来、うずらの卵が給食に登場するたびに放送が入る。 「ピンポンパンポン──今日の給食にはうずらの卵が入っています。よく噛んで食べましょう───」  事故が起きたばかりの頃は、朝一番に 「うずらの卵が入っているからよく噛んで食べて」と確認した。食べる直前にも 「うずらの卵が入っているからよく噛んで食べて」と伝えた。さらに、食事中にはスピーカーからも 「うずらの卵が入っているからよく噛んで食べて」というアナウンスが流れ、ご