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「カッコ良過ぎる41歳」の秘訣

「紙一重ですけど」というコメントに痺れました。

動画を見ていただくとわかりますが、かなり強い当たりです。遊撃手・安達選手と二塁手・大城選手の動きが見事でした。阪神だったら抜けていたかもしれません(少なくともゲッツーにはならなかった可能性が高い)。

昔、アントニオ猪木さんが「難しいことを簡単そうにサラッとやる。これがプロだよな」と話していたのをどこかで読みました。まさにオリックスの二遊間です。ピンチの場面で登場し、しっかり切り抜けた能見選手も同じ。しかも「どうだ!」という感じではなく、仲間への感謝と謙虚さを忘れない。これも一見簡単そうで難しいことですよね。

41歳コーチ兼任。若い選手への「背中で見せるお手本」という意味も含め、本当に素晴らしい仕事をしています。

↑の記事を読んでいて、ふとあるエピソードを思い出しました。

2012年、阪神に在籍していた能見選手は巨人の杉内選手と最多奪三振のタイトルを争っていました。そして最終登板の日、彼は初回に三振を2つ奪ってトップに並びます(このときも珍しくガッツポーズをしていたようです)。

そして和田監督から「もう1イニングいいよ」と言われたのに、あっさり降板。同僚のメッセンジャー選手にも最多奪三振の可能性があり、なるべく早くマウンドを譲りたかったとのことでした。

非常に感銘を受けましたね。いろいろな意味でカッコ良過ぎると。

結局こういう「損して得とれ」を計算なしにサラッとできる人間性が、今日まで続くキャリア及びファンや関係者からのリスペクトに繋がっているのでしょう。引退後もきっと指導者として長く活躍されるはず。

能見選手、いつか著書を出して欲しいです。どなたかがインタビューして書いてくれるのも大歓迎。誰よりも先に購入しますし、POPを作って大々的に売り出しますよ。もっと多くの人に「能見篤史」という男の価値を知って欲しいから。

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