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「便利屋」だって「エキスパート」になれる

開幕3連勝。好スタートを切りました。

去年よりも打線が繋がりますし、守備力の向上も明らか。特にショートでレギュラーを掴んだ小幡選手と開幕戦でスーパープレイを見せた板山選手。彼らの存在が大きいかと。

毎年のように優勝争いをしていた頃のタイガースには、鳥谷敬という盤石のショートがいました。野球は相手をゼロに抑えれば負けないスポーツです。「いかに点を獲るか?」の前に「いかに点を獲られないか?」を考える。長い目で見たら、それが暗黒時代と無縁なチームを作る近道かと。

ところで鳥谷さんが最近こんな本を出しています。

「カッコイイほうを選べ」に軽さを感じ、購入には至りませんでした。でも↑で紹介されている「感情を揺さぶられるような事態に直面しても、怒りの感情を表に出すことなく、淡々と自分の役割をこなすほうが『かっこいい』」には賛同します。まさに私が職場で心掛けていることだから。

ここぞという時以外は積極的に意見を言うタイプではなく、愚痴もあまりこぼさない。黙々と任務をやり遂げることで訴える。時間が余ったら他のジャンルの品出しや誰かがやらないといけない雑務を引き受ける。もしそういうポジションで働く人を鳥谷さんが「かっこいい」と考えてくれているのならありがたい。

ただし当たり前ですが、私は自分を「かっこいい」なんて思っていません。「俺がこういう感じで動くことが現状の店にとってベストだろう」という判断に従っているだけ。便利屋みたいなものです。8番に入り、ヒットだけではなくバントや進塁打、盗塁、さらには内野守備の要まで求められる小幡選手のように。

それでも会社側から「エキスパート」「重鎮」と過分なお言葉をいただきました。便利屋も突き詰めれば、なくてはならない存在に近づけるのかもしれません。

小幡&板山両選手を見習い、己の道を歩んでいきます。

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