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問題は「アナログ」ではなく

「20年前の感覚」かどうかは私にはわかりません。頭の古い人間ゆえ、最先端の位置を把握していないのです。

あと「クラウドに全面的に頼るのはなあ」という危惧もなくはない。現金とキャッシュレス決済の関係性みたいなものです。保険を掛ける意味でアナログと併用するのはアリかな、と。

ただ私の職場でもUSBの使用は認められていません。ましてやお客様の個人情報が保存されたものを持ち歩くなんてあり得ない。

以前働いていた書店では、毎年のように「情報セキュリティ」に関する講習会がありました。客注用紙の扱い方に始まり、データの持ち出し禁止や電話を受けた際の番号の確認の仕方など。

書店員は本のお問い合わせを受けると、レジ横に設置されたパソコンを使って検索を掛けます。ただ繁忙期などでなかなか対応できないケースもあります。そういう際、ごく稀にですが店員が見ていない間に勝手にパソコンをいじる方がいらっしゃいます(概ね若い人です)。店内にちゃんとお客様専用の検索機があるにもかかわらず。

当然ダメです。すべては個人情報保護のため。ご理解いただけると助かります。

あと少し違うけど、子どもに自分名義のクレジットカードを渡してレジに並ばせる親御さんを時々見掛けます。けっこうあるんですよ。「このカード、絶対あなたのじゃないよね?」「現金で払ってポイント付けるならまだしも引き落とし?」と首を捻ることが。

どんなに長蛇の列ができていても、私は確認するようにしています。スルーしたらその子のためになりませんから。

結局教えるべき人が教えていない。そもそも教えるべき立場の人間が何が正しいかをわかっていない。そこに原因があるのでは?

今回みたいなケースを他人事として嗤うのではなく、自分や自分の周囲のあれこれを見直す機会にしたいです。

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