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「東の新栄堂、西の芳林堂」といわれた街

西武池袋本店、2025年1月から段階的にリニューアルオープンするとのこと。

ヨドバシカメラの出店に伴い、百貨店の売り場面積は半減。特に衣料品や家具のそれが著しく縮小する。一方で高級ブランド品や化粧品、食料品などを扱うエリアはむしろ広がるようです。

いくつかの記事をチェックしましたが、別館に入っている三省堂書店・池袋本店に関するものは見当たりませんでした。ひとまず現状維持ということでしょう。

池袋の本屋といえば、かつては「東の新栄堂、西の芳林堂」が有名でした。私も学生時代、予備校の近くにあった芳林堂書店にお世話になりました。階段を上るたびに新たな発見があり、ワクワクしたのを覚えています。

新栄堂書店はあずま通りに健在ですが、芳林堂書店の池袋本店はもうありません。いまは「東のジュンク堂&三省堂、西の旭屋」でしょうか? あと、くまざわ書店が東のサンシャインシティ、西のルミネいずれにも入っています。

在庫の量では、ジュンク堂書店・池袋本店が最強でしょう。ただ広過ぎて上のフロアまで行くのがしんどい、という面もなくはない。そういう時は、ほぼワンフロアで全ジャンルを網羅しているお店の方が助かる。低層階であれば、なおありがたい。

これは私だけかもしれませんが、切実な心境で探しているシチュエーションだと上の階まで足を運ぶのは苦になりません。でもパッと手に取ってパッと帰りたい時もある。文庫本を一冊買うためだけにエスカレーターに乗るのはなあ、とか。

ケースバイケースで使い分けられるのが理想です。ユニークな棚を作っている独立系書店を楽しめるし、マンガや雑誌を気軽に買える本屋もある。そんなエリアに住みたい。

池袋は百貨店や家電量販店が充実しているけど、何気に本屋の街でもあります。お越しの際はぜひ。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!